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ガガガ版のされ竜。スニーカーより全然読みやすかった。ひとつひとつのシーンが前よりクリアに思い描ける。スニーカーは最初の3ページがわかりにくくて、何回も読み直した記憶がある笑
でも誰かが言ってたけど、たまに文章が変。
10まで読みおわって1を読むとなんだか新鮮だね。グロい描写におえってなってた自分が懐かしい。もう慣れました笑 やっぱりされ竜好き! どこまでもやりきれないガユスが好き!
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作者男ってのが最大の驚き
バトルの醍醐味は共闘ですよね
7巻あたりの異様な鬱展開に正直ついてけなかったけど
今読み直したら新しい気持ちで受け取ることが出来るかもだよね
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毎日眠くて電車の中で読めずしばらく中断していたけど、最近もう一回読みはじめた。結構面白かった。ただ、この作者のエピゴーネンが新人賞に殺到しているのを想像すると、審査員のヒトたちにお悔やみの一つも言いたくなってくる。
なにしろとても特徴的な文章だ。冷徹で知的でシニカルで、他の作家はたぶん書かないような文章だ。真似たがる人が続出しそうだと予感した。特に戦闘シーンでは科学用語と体言止めが多用される。私はなんとなく、自衛隊とか警察とかがよく使う「ヒトロクマルマル、不審船に威嚇射撃」みたいな記録口調をイメージした。動的な描写には優れている一方で、特徴的なだけに終盤には見飽きてきたり、目に見えるものだけを説明すればいいのか、という疑問も残ったりした。
しかしこの作品のいいところは、そんな文章の間から垣間見えるキャラクターの人間臭さだと思う。ラノベ(というにはヘビーだけど)らしく、キャラクターはみんなぶっとんでいて現実味はないが、そんな中にも共感できる心の動きがある。感傷的すぎず、機械的過ぎず、そのさじ加減をこの作者はよく分かっていると思う。だとしたらその力量は並大抵ではないよなぁ。うかつに真似をすると、中身のうすっぺらい言葉遊びだけが出来上がりそうだ。よい子は真似しないように。
……その割に評価が★3つと低めなのは、やや誤謬が多いと思ったから。角川スニーカー文庫からの移籍にもかなり込み入った事情があるようだし、私自身単純な日本語の文法のミス、誤字脱字は元々さほど気にしない方なのだが、私の読んだ版では肝心の科学用語にも誤りか説明不足と思われる箇所をみつけてしまった。そういうものを扱う以上は、ちゃんとしてほしいかな。一人称と三人称が混ざるのも好みではない。
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人を選ぶ暗黒ライトノベル。
戦闘時の描写が圧倒的。理系でない自分の頭にはキツすぎますが、それくらいが調度良い。
しかしながら自分は、鬱々とした気分の時でないと読みきることができません。
でも癖になるのは何故なんだ・・・!!
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長編シリーズ一作め。今みると懐かしいです(角川文庫時代からのファンです)かなり癖のある文章だし、グロや鬱展開に耐性がないと読めないかも。ただ、ハマる人にはたまらない文章。戦闘シーンの駆け引きにゾクゾクします。あとこの方、伏線の張り方と回収がすこぶる上手いので、文字書きの卵さまにもお薦めしたい。
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まぁもちろん、ラノベなのでね。軽いのアタリマエ。でも、にしても、本当に中身がないなー。
アマゾンの紹介にあおられすぎたか?
「最後のライトノベルの概念を変えた“暗黒ライトノベルの始祖にして最終作”の名を欲しいままにする「されど罪人は竜と踊る」シリーズ第1巻が、大幅加筆され完全真説版となって、ここに新生!! 」とまでいわれちゃーねー。
そもそもラノベってなんだろう?と、定義を紐解くと、諸説あるものの基本、中高生向けに書かれた娯楽小説で文庫本の体裁(安い)。また、表紙などに萌え系のビジュアルが用いられるなど、ビジュアルとの連携が念頭にある作品が多いようです。実際、このガガガ文庫のラノベ原作募集要項には、ビジュアライズを念頭においた作品が募集されていました。
ついでにあたしが思うに、もうひとつ、おっきな特徴がありそうな。
ラノベルール:感覚優先。
すなわち中2病じゃないけど、無駄に過剰な漢字を利用した一見絢爛豪華な爵位だとか家名だとか職種、この作品においては主人公が剣士なので、ものっそいゴージャスな名前の装備や技名が出てきます。ただし悲しいくらいにそこに深みはないです。
構築された世界観をつなぐために仮想のツールを創り上げ、それを綺羅星のような言葉で造りこむのが必然で順番なんだろうけどこの世界は、まず感覚でビジュアルありき。で、その見てくれを整えるためにのみ、言葉で盛り盛りにしている感じ。うーん、学芸会の張りぼてみたいな感じだろうか。
そこに有機的な必然性はなく、ただ目くらましのようにきらきらさせたいだけだから感覚的な単語が並び、それぞれはほぼ疎結合。へたすりゃサイロみたいに並んでいるだけ。
だから、時間的な流れから生じる結合はありうるものの、個々の事象同士の周辺事情が他に影響を及ぼし、それが化学反応を起こすような段階的な結合はそこには見られない。
・・・でも、そう書きながら、じゃ、他の作品はどうだろう?と考えると、割りにこの世界観、ラノベだけじゃないのかも。何もないような日常の積み上げにドラマが生まれる、誰にでも起こりうる事象を文章表現だけで美しく仕立てる、そんな職人技ではなくて、あんがい大雑把に設定同士がぶつかって、事件が起こるみたいな。
いわく、主人公には謎めいた死を遂げた大事な人がいて、妙にそこだけ繊細だったりとか。
いわく、主人公の周りには明るいながらも陰のある知人・友人・同僚などがいて、そこから事件が起こったりだとか。
ね、これみても、ラノベじゃなくてもよく見る設定でしょ?H野作品とかO田作品、I坂作品にだって、たくさんたくさん。ま、彼らの作品とラノベとの大幅な違いは、主人公がもっと深みがある点。つまりは人生経験が尊ばれ、必ずしも若くなくてもいい点だろう。あ、これもだ。
ラノベルール:主人公は傷つきやすい少年少女
そうか~。
なんとなく自分なりにラノベ分析が出来て一安心。
・��・あれ、趣旨変わったぞ。
えっとー。
作品の感想?
・・・若いねこれ。
・・・あれ?
いやだってこれ、ブックサイトで勧められたんだもん。しかも2巻を。だからいいんだもん1巻はその準備運動で。かるーくながそうぜ。
・・・てなわけで、2巻へGO!
その方によれば2巻は、
「この作品の2巻を読んで
(5巻はもっと凄いらしいのですが…)
熱を出して寝こみました
後にも先にも本を読んで
そんな風になったことは
この作品以外ではありません」
やっほい。楽しみ。しっかり読むもーん!
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※1巻のみ
話に聞いてた通りのクドさと、意味は分からないがもの凄い厨二スメルが混じった“濃ゆい”文章。だが不思議と読みづらさは感じずスラスラ読める。ファンタジーだけどある程度の文明水準がある世界観や、主人公二人組の小気味いい毒舌の応酬も物語のアクセントになり、思ってた以上には読みやすい作品だった。
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やっぱりなんだかんだで離れられないラノベ。厨二時代の遺物だというのに……
言葉遊びが好きなら好きそうな一作。たまにグロい。
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08/26/2014 読了。
図書館から。
以前から知っていて。
ラノベ上の初暗黒?残忍?作品、だみたいなことは
なんとなく情報としてありましたが、
そこまで~っという感じでした。
それよか咒式の構築の化学の方が
文系の自分にはきつかった…。
さっぱり入ってこず、技の凄さが図れない…。
人物の掛け合いとかは好みだったんですけど、
余裕のある時に借りて読もうと思いました。
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ライトノベル界の舞城王太郎か。やんちゃを装いつつ、根っこの部分ではナイーブなまでに愚直なところも含めて。
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浅井ラボの暗黒ライトノベル、ガガガ版の第一巻。
冴えない凡才の不幸体質ガユスがある龍を討伐してしまったが為に国家を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまうというライトノベルには良くある(?)展開。
しかし、内容がとにかく濃い!暗黒ライトノベルの始祖にして最終作とは帯の売り文句だが、恐らく此れほど鬱々としながらも、其れでいて読み応えのある本作を超えることの出来る作品は現れないと思うので、言いえて妙な一文だ。
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魔法が化学で解明され、化学で超常現象を引き起こす力「咒式」。その咒式を咒力として使う攻性咒式士の不幸にして不運なガユス、美貌の戦闘狂ギギナ。2人は依頼を受けて竜を倒したことで、大きな陰謀には巻き込まれていく。
咒式=魔法なので、別に理系じゃない、化学式、元素そういうのが分からなくても、そういうものなんだとスルー能力が必要かもしれない。ガチガチの戦闘シーンでも理系な文書があるが、魔法の呪文と同じ扱いだと思えばそこまで雰囲気をぶっ壊してる感じはしなかった。
逆にモルディーンとの会話は政治、外交、その中につねに策略と駆け引きがあり、回りくどく無駄に長く感じられ読みにくかった。ガユスとギギナなのやり取りが小気味よくスイスイ読めるだけあって、残念だった。
主人公のガユスと相棒のギギナ、恋人のジヴーニャ、登場人物は個性的でそれぞれの人物描写は丁寧に書かれていて良かった。だが、ガユスの過去に暗い何かあるという場面が度々出るのはガユスの軽い性格を台無ししていると思った。
丹念に書くのはけっこうだが、やり過ぎは読者を呆れさせる。読む人を選ぶ作品かな?と思う。
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戦闘シーンはとにかく残酷。
読み進めても絶望しかない。
それでもページを捲ってしまう不思議な作品。
咒式の発動原理が文系の私には難しすぎるのでちょこちょこ調べたりしながら読んでいます。