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宇宙ステーション滞在中に、スペースシャトルが大気圏で燃え尽きた為に地球に戻れなくなった宇宙飛行士たちの実話
宇宙飛行士ってのが、どんだけスゴイエリートなのか、スペースシャトルが5台中2台が大破してるとか、宇宙ステーションにつくには3日かかるけど、地球に戻るのは3時間だとか、宇宙ステーションとスペースシャトルのドッキングは秒速8kmでの速度で行われてるとか、知らないことがいっぱいで楽しめた。
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スペースシャトル「コロンビア」爆発事故により、
宇宙ステーションに滞在中の 3 人は帰還の術を失う。
3 人のクルーとその家族の話を中心にはしているが、
米露の宇宙開発・宇宙ステーションの歴史も綴られ興味をそそられた。
宇宙へ行く、宇宙から帰る、改めてその困難さを知る。
非常に読み応えのあるノンフィクションであった。
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スペースシャトル・コロンビアの事故のために、国際宇宙ステーションに取り残されたエクスペディション6の3人の宇宙飛行士の姿を描いたノンフィクション。
3人の宇宙飛行士の生い立ちから打ち上げに至るまでの経緯、コロンビア号の事故の影響、救援の物資輸送、宇宙での生活、そして帰還までの様々な困難に対応している様子を描いています。とにかく地球での生活では何でもない行動が、無重力の条件下では難しい行動になってしまう。
過去の宇宙開発の失敗事例や、いろいろなエピソードを紹介しており、宇宙開発史を知る上でもとても良い読み物になっていると思います。スペースシャトルの船外活動のニュースを聞いた時、宇宙服を装着して命綱を着けて外に出るくらいの認識しかありませんでしたが、その準備には減圧して体を慣らすなど、丸々半日掛かる位の入念なチェックが必要になるそうです。もし命綱が切れた場合、その後に起こる死へ至るプロセスは、読んでいるだけでも凄い恐怖を感じるものです。
アニメや漫画に描かれる宇宙とは違う現実の宇宙を知りたい人には、お勧めの本だと思います。
気になったのは、「絶対帰還」というタイトルです。これは内容がちょっと判りにくい。
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■咳と頭痛が酷くて寝込んでいた週末の間に読了。(笑
■なるほどなー。こういう淡々とした表現でも心の内側、奥底までをズバっと表現する方法もあるのか。フィクションだと思って読んでいたらノンフィクションだったことに後から気付いた。ソ連~ロシアとアメリカの間にこんな駆け引きがあったとは。
■事実は小説よりも奇なり。
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スペースシャトル爆発後、有人宇宙ステーションに長期滞在している宇宙飛行士を無事に帰還させるまでのノンフィクションである。内容は淡々と記録的につづられる。唯一、宇宙軌道からロシアの宇宙船で帰還するあたりは迫力があり読んでいてワクワクさせられた。
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タイトルから危機感迫るドキュメンタリーを期待したがそうでもなく、かといってデータが詰まった科学読みものでもなかった。一言で言って内容が薄い。
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アポロ11号の衝撃があまりに大きく、その後の宇宙開発で日本人宇宙飛行士の誕生や、国際宇宙ステーション建設というニュースを聞いても、所詮は大気圏外の無重力圏と言うだけで、一般の人工衛星よりずっと地球に近い低軌道地点に行って帰ったってほどのものだし、あれを宇宙とは言えんだろうとの思いがある。とは言え、今後これぞ宇宙飛行と認める火星ほかの惑星に人類が到達するには、無重力状態が及ぼす人体への影響をしっかりと検証する必要性には納得だ。NASAの協力が得られなかったことで、飛行士や家族の心理描写が多すぎかな。
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借物
書題の「。」が酷い
下記リンクは作中のドン・ペティット飛行士がコーヒー飲む動画
やや冗長散漫な記述だがアメリカ的SF情熱が好感度大
ロシア宇宙開発等も興味深い
http://www.youtube.com/watch?v=pk7LcugO3zg&translated=1
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これも、本の雑誌ベストから。確か、椎名編集長の鶴の一声的に決まったと記憶するんだけど、やっぱそういうの、必ずしも名作たり得ませんわな。極論すれば、個人の選ぶベストワンと変わらん訳だし。という訳で、本作に関しては、選者と自分の趣味が見事に噛み合わず、退屈な読書時間でした。良かった点としては、『宇宙兄弟』の世界観が、だいぶ現実のものとして感じられるようになったことくらい。
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<宇宙には人の感情を増幅する力が存在する、良い感情も悪い感情も増幅される。自分の内面を見つめる時間がたっぷりあるからか、孤独だからか?>
2003年2月、スペースシャトル<コロンビア>が大気圏再突入後に空中分解し、搭乗していた宇宙飛行士7名全員が亡くなった。NASA(米航空宇宙局)は事故の原因が究明されるまでシャトルの打ち上げを当面見合わせることにした。
しかしこのとき有人宇宙施設(国際ステーション)には三名の宇宙飛行士が滞在していた。宇宙に取り残された彼らを地球に帰還させるにはどうすればよいのか。
有人宇宙施設(国際宇宙ステーション)とは、地上から400キロ上空に建設され、一週約90分で地球を周回し、地球や天体の観測、科学実験などなどを行っている宇宙施設。アメリカ、ロシア、カナダ、日本、欧米諸国、ブラジルなど16カ国が参加している。
題名の「絶対生還」から、三名の宇宙飛行しを帰還させる科学者たちの問題解決をテーマにした話かと思ったが、それに限らず宇宙開発と宇宙飛行士全般のドキュメンタリーだった。
人間の宇宙進出の歴史や、宇宙飛行士たちの半生や宇宙ステーションでの日々や精神状態、それを待ったり支えたりする家族のこと、宇宙開発に反対する世論を書き、それでも宇宙を目指すのはなぜか、そのために何をしたのか。
冷戦時代はソ連とアメリカが宇宙開発競争を繰り広げていたが、冷戦終結後は協力姿勢となった。
1972年、ブレジネフとニクソン大統領により、アメリカロシアの宇宙協力が合意される。
1993年、アメリカとロシアで国際宇宙ステーション建設共同計画が行われる。このときの大統領はブッシュとエリツィン。
両国の協力体制は、アメリカが資金を出し、ロシアが低コストの技術を提供するというもの。
宇宙ステーションでは、アメリカ2人ロシア1人⇒アメリカ1人ロシア2人⇒アメリカ2人…と交代するというシステム。
アメリカとロシアの違いが書かれていたんだがなかなか興味深い。「無重力ではインクが下に下がらないのでペンが使えない。この時アメリカは大金をかけて逆さでも使えるペンを作る。ロシアは荷物に鉛筆を入れる」ということ。アメリカ宇宙飛行士はみな個人で自由な思想と独立した精神を持っている。ロシア宇宙飛行士は権力の命令には不合理でも疑いなく従い個人の生活に価値を置かない。自分はいつか宇宙で死ぬと確信しているので宿命論者になっている。
話の半分は宇宙に取り残された三名の宇宙飛行士の宇宙での日々になる。
宇宙飛行士たちは出発前には遺言書を書くという。そして地球に戻ろうとした七人の仲間が死んだという知らせも聞いた。しかし宇宙に取り残されたとしても彼らが願うのは「もっと宇宙にいたい」という気持ちだった。
だがある時「ここにいたいが、そろそろ精神的肉体的に限界なのか?」と思い知ることになる。
宇宙の無重力でおこる体調や精神不調でも「重力が聞かないので内蔵がふわふわしている感じ、あたまがぼーーっとしている」など、普段地球で暮らしすための身体が全く違うところに行ったら身体の中まで不安定になるのかと、基本的なことがひっくりかえるんだと改めて思い知った。
しかしそんな宇宙に長期滞在すると今度は宇宙慣れして、地球に帰ると地球酔いしてしまうとか、生物は結局慣れるものなんだなあと。
それにしても、無重力というのは重力から解放されて自由なイメージだったが、内臓が体内で落ち着かないとか、地球に戻ったら地球酔いするとか転職、乗り物酔いの酷い私には想像するだけで気持ちが悪くなり、残念ながら宇宙とは私がまったく行けない場所であった。。
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現代宇宙開発に携わる者として絶対に忘れてはいけない2003年の二つの事故。
ひとつはH2A/F6の打ち上げ失敗、そしてもうひとつが、スペースシャトル・コロンビア号(STS-107)の空中分解。
この本は、コロンビア号事故の為にシャトルの無期限延期が決まり、宇宙ステーションから帰還する術を失った3人の宇宙飛行士の物語。
シャトルが使えなくなった今、果たしてどのようにして地上400kmの宇宙ステーションから地球へ帰還するのか?
伏線として米露の宇宙開発競争の時代背景を紹介してあって、なかなか読み応えがある一冊です。
何よりも、まず最初にアポロ11が出てくるところが流石だ。ステーションの話なのに。
演出効果を狙ったアメリカ風の独特の言い回しや比喩は、若干やりすぎかな?という感じもするけれど、そういうものだと思って読めば結構面白い。
用語解説や挿絵も豊富、人間模様の描写も詳しく書かれていたりするので、宇宙開発に疎い人でも興味深く読めるかも。
ただし、この本は時系列がめちゃくちゃ。
1969年からの宇宙開発の歴史が頭に入ってないと、たぶん混乱しちゃいます。
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前半というかほとんどがグダグダの本だけど、ソユーズでの帰還シーンが面白い。朝から電車乗り過ごすところだった。あぶない。