紙の本
言葉が感覚器官に変わる時
2009/09/26 23:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この文字は黒くて見やすい。字体は誰が書いても一緒で味気ないが読みやすい。だからこそ、内容に集中できる。ところでその時の足の裏の感覚は少ししびれている。
さて、この普段意識していないことを、他の誰かに言われて、実際にそうだとしたら、足がしびれて、皮膚が脳にしびれを伝える前に、言葉が脳に伝えてしまう。これが「言葉が感覚器官に変わる」瞬間だ。単発に終われば、それは日常のありふれた風景だが、意識して続けると、脳が言葉を一つの感覚器官として受け入れてしまう状態になる。
先に意識できることは会話として思考にのるが、意識していないことは、思考より先に感じてしまう。特に自分の外のものは、客観的に感じることができるが、自分の中で起こっていることは錯覚さえしてしまう。鏡は鏡自身を映し出せないように。自分が思う自分とは想像の産物でしかない。それを書き換えるのが難しいか否かは別として、洗いなおすことはできそうだ。
なぜ洗う脳と書くのかが、見えた気がする。これも想像の中なのかもしれないが。
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たぶん著者が最も言いたい事は、カルト的な輪廻・因果のロジックについてだろう。
・善い行いをすれば、善いことがある。
・悪いことすれば、報いがある
・今が良くないのは、前世で悪いコトをしたからだ。
・今善行を詰めば、来世で楽できる。
・悪いヤツを叩くのは善い事である。
これが、マインドコントロールを伴い、今の社会生活の脅威となりえる危険な要因となるから、
ダメだ、という事なのだ。
古来、宗教的人道的な抑止として輪廻応報的な言説は一般的に認知されてきたのかも知れないが、
ここを逆手に取って、今、自爆テロをして苦しめば来世で楽に暮らせる、などの理由でしばしば外国でも社会攻撃があったりする訳で、
著者の警告について僕もまったく同意するのである。
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すごい経歴が並んでいるが、オウム事件での脱洗脳で有名になった人である
スピリチュアルがなぜいけないのかということや、カルトの成立の典型例とか洗脳の手法などが書いてある
スピリチュアル批判の部分とカルト成立は面白かったが、
洗脳の手法の部分は、本当にこんなことできるのか自分の貧弱な知識では良く分らなかった
スピリチュアル批判の部分はなかなか良くまとまっていると思う
しかし多分この本を読もうと思った人間でスピリチュアルにはまっている人はいないだろうw
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正直、申し訳ないが、苫米地さんって
何やっている人なのか分からない。
「宗教」が儲かる事はTVで見たかな・・・
休眠中の法人売買する理由とか
初版2008だから、私が読むのおそすぎたかもね
名指しで江原さんを出しているところに
ビックリした・・
だけど その通りだと思う・・・
何も間違っていない
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スピリチュアルを叩きつつ、その危険な思想と行きつく先を解説している。確かにな。脳内の反応と宗教とを結びつけるのは最も簡単だと思うが誰もやってないな。いろんな意味で危険だからだろうか?
後半の変性意識とかラポールとかになってくるとよくわからない。洗脳そのものよりも著者に興味がある。華やか過ぎる経歴の末になんでこんなに胡散臭くなれるのだろうか。そんなことを気にしている時点で自分は常人であり、彼には追い付けないということか。
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苫米地博士の「スピリチュアル」を読んでから、これを読むと更に理解が深まります。後半のテクニックは簡単そうで、実はとてもレアなテクです。
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初心者にはお勧めできる。
簡単で、分かりやすく、抵抗感無く読める。
ただ、著者の著書をいくらか読んでいる人にとっては、おなじみの内容が書いてあるだけで真新しさはない。
洗脳護身術を読んだ読者であれば、本書はさほど驚くべき内容ではない。
だが、参考にはなる部分はあるので読む価値はある。
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世の中の洗脳の仕組みを解説してあってとても為になる本でした!!
情報だけを鵜呑みにせず自分でも深掘りして探究して行く事が大事ですね。
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カルトの洗脳の仕組みと解除の方法について書かれた本。
解除の方法は胡散臭い感じがしたが、洗脳される仕組みは参考になる部分が多い。
題材はカルトだが、世間体を過度に気にするような人にもおススメ。なんだかよく分からない空気を気にしてしまう人は、自分が気にする仕組みを理解できるだけでもストレスが軽くなると思う。
<アンダーライン>
★リアリティのすり替え
★変性意識を利用する
★何かを認識するには、必ず記憶がかかわってくるため、知らないものは認識できません。自分の体験と記憶を通して、それを解釈して見ています。
★洗脳は強制的にかけさせられた「色眼鏡」
★★★★★臨場感
★★★★★人間が一番強い臨場感を持つのは、生死にかかわる時です。それに真っ先に繋がるのが「恐怖」という情動なのです。
★★★★★ラポールは臨場空間の支配者に向けられやすい