投稿元:
レビューを見る
とても面白かった♪
映画で話題になるまで、「納棺師」っていう職業を知りませんでした。
なりゆき?で納棺師という仕事に就いた主人公。
自分自身でもなかなか受け入れられず、
妻にも仕事の内容を言うことができない。
夫の仕事の内容を知った妻もやはり受け入れられず、
夫に仕事をやめて欲しいと懇願し、「けがらわしい!」という言葉を残して、家を出て行く。
正直、この「けがらわしい!」っていう表現には、疑問を感じた。
どこぞの世界?には、そういう職業差別みたいなものがあるのかもしれないが、
人の最期である葬儀に関わる仕事をしている人に対して、
なんでこんな言葉を発せられるのかなって・・・
妊娠していたことが分かり、妻は再び夫の元を訪ねるのですが、
2人の知り合いだった人が亡くなり、妻は夫の働く姿を初めて目にします。
さまざまな死と向き合っていく中で、この職業に対しての意識が変わっていく主人公と、夫の働く姿を見て、美しいと思った妻。
人って変われるんだなって思えた。
なにか世の中のルールのようなものが、人の心に鍵をかけていて、
ふとしたことで、その鍵が開かれる。。
自分が日頃、恥ずかしいって思っていることがあったりする。
でも、そのことを「恥ずかしいと思うこと」自体が、実は恥ずかしいことなのかもしれない。
話は変わって、
物語の中で「石文(いしぶみ)」っていう話が出てきます。
人間がまだ、文字や言葉を知らなかった大昔に、
自分の気持ちに似た石を探して、お互いに贈り合った。
もらった相手は、その石をぎゅって握り締めて、
形や感触や重さから相手の心を読み解く。。。
送り手は、見えない気持ちを見える形にして相手に渡す。
受け手は、見える形から見えない気持ちを感じ取る。
いいお話だなって♪
映画の方も観たくなりました。
投稿元:
レビューを見る
映画「おくりびと」のノベライズ本。
納棺師という仕事があること、葬儀屋さんと納棺師が別々なこと、この映画、この本で始めて知りました。
もっと早く納棺師のことを知っていれば、父をもっと良くおくりだせたかもしれない・・・
少しせつなくなりました。
投稿元:
レビューを見る
鳥は二対で飛ぶ。のようなフレーズに感動した。
祖父が亡くなって祖母と同居する事に不安も
あったけど、この言葉を読んで、考え方が変わった。
そんな1冊です。
投稿元:
レビューを見る
映画で観たそのままを文字で読んだ感じ(ノベライズなので、当然なのですが。)でしたが、改めていいストーリーだなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
話題の映画だった、程度しか分かりません。
どんな話だったのか、と思って読んでみたのですが
もの自体は薄くてすぐに終了しました。
人の最後の旅立ちを手伝う。
それはとてもすごい仕事であると思いますが
そんな綺麗な言葉では語れないものがありました。
が…仕事に貴賎はない、とかいいつつ
現実ってこうですよね。
辞めろというなら、その仕事がなくなればどうなるのか
どれほどのものなのか、分かってから言うべきだと
思うものでした。
投稿元:
レビューを見る
読んでいて結末が想像できて、読んでいたら
やっぱり予想どうりの結末だったけど楽しくてあっという間に
読みあげてしましました。読んでいない人には、おすすめできる本です。
投稿元:
レビューを見る
所作とでも呼びたくなるような、納棺の様子が美しい!
力つきた鮭の死体が川を流れていくシーンがある。さすがに鮭は見かけないけど、道端でカエルが、スーパーでは魚や肉が・・・そうとは意識しなくても、死とは身近にありふれているのだと思った。一生に何度か遭遇する特別な人との別れ、いずれは自分にも訪れるもの・・・だけが死ではないのだなぁということも思った。
しかし、日常に無数とある死を意識してたら、人は苦しすぎて生きていけない。クリスマスに3人がチキンにかぶりつくシュールなシーンが救いだった。人間がある意味鈍感に作られていることに、感謝。
投稿元:
レビューを見る
今話題の作品おくりびと
こちらの本はあっという間に2日で読み終えました
予想通りの展開でしたが
心に残る一冊でした
投稿元:
レビューを見る
チェロで生きて行こうと決めてた大悟が突然の楽団解散で職を失う。高価なチェロを売払い、実家のある山形へ引っ越し、職探しをするうち、それとは知らず納棺の職に就くことになる。読み進めるうちに涙腺が刺激をうけてしまう、やさしい愛を感じるお薦めの1冊。
投稿元:
レビューを見る
[内容]
アカデミー賞受賞作品である映画『おくりびと』の文章化。
「納棺士」のみつめる「生」と「死」をユーモアを交えつつ、感動的に伝える物語です。
[おすすめの理由]
「納棺士」という死に携わる仕事に対する偏見や差別...人権という観点から読むこともできますが、何よりも大切な家族との最期の別れ、その一つ一つのやさしさに心が温まります。
投稿元:
レビューを見る
『おくりびと』を読むきっかけになったのは、映画をみたことです。それに映画での舞台が山形で、私がよく知っている場所だったからなおさら感情移入すことができました。読み終わったあと、とてもほっこりした気持ちになれました。優しい話だったと思います。また読みたいと思いました。映画もまた見たいです。
投稿元:
レビューを見る
東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、故郷の山形に戻ってくる。
“旅のお手伝い”という求人広告で見つけたNKエージェントの面接に出かけ、その場で採用になるが、それは“旅立ち”をお手伝いする“納棺師”という仕事だった。新人納棺師として働き始める大悟だったが、美香には冠婚葬祭関係の仕事に就いたとしか告げられずにいた。
誰もがいつかは迎える死と、その日が来るまで笑って泣いて生きる人々の姿を、夢や仕事への誇りは、誰の心にも深く残るに違いない。
この話は、映画化され、さらに舞台化もされる。納棺師という仕事に着目するなんて驚いた。あまり大勢の人がやらないような仕事だからこそ、こんなに注目を浴びるほどの話になったのではないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
主人公はオーケストラのチェロ奏者だった。
だが、所属していた東京のオーケストラが解散し
職を失ってしまう。
主人公が次に就いた仕事は納棺士だった。
納棺士へ偏見や人の死・・・
いろいろなことを感じる本でした。
投稿元:
レビューを見る
すごい短編なのに時間がかかってしまいました。
最後のお父さんの石のくだり、とても良かったです
納棺師なんてお仕事についてる人が近くにはいないし、私の病院でも毎日誰かが他界してるけど直接その場に居合わせたことないし、誰かの死って私にはとても遠い存在。
納棺師の仕事が汚らわしいものだとは全然思わないけど、もししてる人を実際に見たらよくできるな、と思っちゃうんだろな。
なんかおじいちゃんが納棺された時を思い出した。
帽子かぶって、杖持って。
ちゃんと旅立てるようにしてあげてた。
そのまま今にも歩き出しそうな気がして、そのときが一番泣いたかも。
私はまだ見てないけど、これは映画で見た方がいいのかも。
投稿元:
レビューを見る
「こりゃ誤植だ。旅のお手伝いじゃなくて“安らかな旅立ちのお手伝い”だから、うちは」小林大悟が求人広告を手にNKエージェントを訪れると、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられた。NKは「納棺」―遺体を棺に納める仕事を、大悟は妻の美香に打ち明けられなかった。戸惑いながらも働きはじめた大悟は、佐々木の納棺師としての真摯な姿勢を目の当たりにする。さまざまな境遇の死や別れと向き合ううちに、この職業への矜持が大悟の心に芽生えていくのだが…。人の生と死をユーモアと感動で描き、笑って泣いたあとには大きな愛が胸に届く物語。
さまざまな仕事があるのは当たり前ですよね。
しかし、誰もやらない仕事でも誰かがやらなければならないし、どんな仕事だからって、えらい、えらくない。
誇れる仕事、そうでない仕事というのはないとおもうんですよね。
どんな仕事をしてたり、どんな生き方をしてても精一杯やってれば、それは立派だと思うんですよね。
仕事についてもそうですが、とっても考えさせられるし、死者と家族。
そして、人と人との出会い。
いろんなことを感じることが出来るような気がします。。。