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映画のノベライズ。
実はまだ映画を見ていないので、
この作品を読んで、映画見たい!という気持ちが大きくなりました。
映像自体も見ていないので、比べるものは何もないのですが
映画から小説化、となると、ストーリーがあっさりしてしまっている気がします。
もっと細かい情景描写や心情の動きを期待していたので、
きっと私には映像のほうがいいのかな~と。
ただ、作品自体がつまらない訳ではなく、寧ろ、とても興味深い作品。
死と見つめる作品であるのに、全然暗くならないのは
話のテンポが良かったり、登場人物のキャラクターがしっかりと確立していたり、
そして、主人公の納棺師の心のこもった、手厚いおもてなしがあるからだろう。
旅立つ人を見送ること、命を繋いでいくこと、を
今よりももっと身近に感じることが出来ます。
英題の「Departures」というのも、しっくりきます。
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この世の汚れや苦しみを
一切洗い清め
来世への功徳を願う
納棺師の仕事は
ご遺体を棺に納めること
故人を大切に思う気持ち
さよならの儀式をおこなう
別れの儀式は
その人とともに生きた時を
大切な意味のある
記憶として
思い出として
見送る人の心に残す
別れは
今を生きる人の
旅立ちの儀式でもある
納棺師として
そして個人として
死と向き合う
悲しさと切なさだけでなく
生きることと
死ということに奥深さを感じた
泣けた
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納棺師のお話。奥さんからの仕事への理解を得られずに、肩身の狭い思いをする。ラストが良かった。字も大きくて読みやすく、初心者にもいいかも。
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映画のノベライズ本。てっきり原作の小説がある作品だと思っていたので、少し驚きました。
この作品で「納棺士」という仕事について知りました。葬儀関連の仕事に携わる人は、その仕事内容があまり知られていないこともあって、多分に誤解を受けやすかったり、敬遠されがちなところがありますが、この作品は、主人公を読者と同じく何も知らないという視点に置いたので、読みながら、すんなり納棺の仕事について理解することができました。
死とは忌み嫌われているものですが、生きている限り誰もが避けられないものですし、身内が亡くなると、そんなことは言っていられなくなります。
大切な人を喪った家族が絶望し、取り乱す中で、きちんと死者に身支度をして送り出してあげる納棺士は、それまでの忌むべき存在から、感謝されるべき存在へと変わっていくのです。
主人公がその仕事の意義とやりがいを感じ始め、妻の反対を受けても自分の仕事に自覚と誇りを持って行く様子が、静かに描かれていました。
さっそく映画も観てみたくなりました。
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あっさり2時間で読了。笑いあり涙ありで読みやすかったです。この作者、イキガミとひな子の著者なんですね。ふ~ん
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仕事後の2時間弱で読破。
昔看護婦をしていたので遺体の処置も何度もやったがあんまり深く考えてなかった。
ハッキリ言うと患者が亡くなるという事は看護婦からしたら重い仕事が減るという事なので、どの仕事も仕事であり、ホッとした思いであることは否めない。
でも納棺師であれば「安らかな旅立ちのお手伝い」がちゃんとできるんだろうなと思う。
その点看護婦よりも崇高な感覚の仕事だと思う。
物語は亡くなった人の人生が色々で、ってことがテーマなのかと思っていたが、納棺師という業務を嫌々ながらこなして行く事によって妻をはじめ周りの人との関わりや両親への想いなどが錯綜していく物語でした。
映画の方はまだ見てないんだけど、このままのストーリーだったら見てみたいなと思います。
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最後は電車降り損ないそうなくらい引き込まれた(笑)映像はきれいだと聞いたけどそれが目にうかぶかんじでした。
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仕事に貴賎は無い。
自分が、どんな気持ちで望むのか!?
その仕事に価値をつけるのは、自分自身です!!
私も、誇りを持って、自分の仕事をやり遂げたいと思います。
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納棺士っていう人たちが本当にいるのかは知らないけれど、
この小説のような人たちだったら素敵だなと思った。
人生の最後を送り出す。
これは昔から神聖なことで、
今のように死を避けているばかりではなく、
向かい合うことが大切なのだなと感じた。
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I watched this movie with one of my very best friends and, knowing that this movie would be a tearjerker, we prepared ourselves with two boxes of tissues. Throughout the movie we were sobbing so much that we ended up going through both boxes! By the end of the movie, after all that crying we actually felt emotionally refreshed since it's not often that one cries that hard.
Reading this book made me relive that movie again. I loved it so much! The beauty of life and death really shines in a story like this.
I'm only giving this book a 4-star rating though. It's one of those rare occasions that I like the movie better than the book.
Planning on reading the sequel next!
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2011年5月頃読了。
ノベライズ作品というものを初めて読んだ。
映画は観ていないが、小説の出来はなかなかのもの。
個人的には職業の貴賤などないと思う。
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安らかな旅立ちのお手伝い、納棺師のお話。人の死を扱う仕事は本当に尊くて大切な仕事であると感じた。物語を読むと、現代ではまだ差別されがちな職業かも、と感じるが理解が深まればいいなと思った。
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読んだ。
古本屋で購入。映画は見てない。
映画の評価が高いのも納得の内容。半身浴のおともに二日で
一気読み。最後はちょっと感動した。
慶事弔事も、それを仕事にする人もいる。会に熱中して
気付かないこともあるかもしれないけど。
気持ちよくつつがなく儀式が進められるのは、こういう方々が
いるからなんだ。
これも読んだ次の日にテレビでやってた。。
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物語の内容は感動的だけど、小説の表現はいまいち。でも映画は見たくなったな。
死と向き合うことで、生をより強く思う、ありふれたテーマかも知れないが、涙をさそうストーリーでした。
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これを読んでいる時、ちょうどおばあちゃんが亡くなりました。
偶然なのか、私が呼び寄せてしまったのか。。
これまで、誰かが亡くなることはただただ哀しく、辛いことだと思っていました。
大切な人との別れの辛さ、そこにしか感情が傾いていませんでした。
しかし、この本と出会い、実際に大切な人を亡くす経験を通して180度考えが変わった気がします。
個人的には、『死は門だ』という言葉が、とても印象に残っています。
きっと、人間には卒業が必要なんですね。
死が訪れるから、生きていることがリアルで生々しく感じられるのかも。
それと、肉体は燃え尽きても、精神はそう簡単には消えないものなのかも。
うん。考えることが色々。
さらっと読めます^^