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登録はしてませんが、このシリーズはずっと読んでます。 主人公のフロスト警部がおもしろい。お下品で、ザツで、セクハラ三昧なんだけどなんか憎めないんだなぁ。今回は長編も長編、上下巻ですが、おもしろい。フロスト警部はイギリスではドラマ化されてますが、わたしとしてはアル・パチーノなんだけど☆長いので下巻はもちょっとあとで。内容はとにかく事件盛りだくさん!そしていつ寝るんだってくらい働く!そこもおもしろい。下巻も楽しみ☆
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久しぶりのフロスト警部。翻訳が素晴らしいということに気がついた。
相変わらず次々と事件が起きる。そして恵まれない社会の底辺に近い人々が多く出てくるが湿っぽくならず生き生きと描かれている。
こんなに長いのに細々した印象がなく楽しく読める。面白い。
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「いいか、若造、おれのことをよく知らないようだから、教えてやろう。おれはジャック・フロストという者だ。いちおうお巡りをしてるけど、あまりいいお巡りじゃないし、それほど優秀なお巡りでもない。それでもお巡りとしてやっていくには、ときには多少は横着で強引なこともせざるを得なくなってくる。容疑者を確実に刑務所(ムショ)送りにしてやるために、嘘のひとつやふたつ、つかなくっちゃならないときもある。だから、今回のことでも、おまえのようなくそ小生意気なふやけた若造をぶち込んでやるためにどうしても必要だってことになりゃ、嘘なんていくらでもついてやる。その程度のことじゃ、おれの胸はこれっぽっちも痛まない。そりゃ、そうだろう? どうせおまえが犯人なんだから」
2023/1/22読了
毎度の事件、事件の波状攻撃。一つのトラブルが解決する前に、次のトラブルが起るのが珍しくないのは、医療現場も同じこと。昔はただただ笑っていたけど、いや、今でも笑うけど、フロスト警部の苦労が他人事とは思えなくなってきていることに気付かされた。