投稿元:
レビューを見る
急にポアンカレ予想について知りたくなり、2冊購入しました。簡単そうなこちらから読破。
うーん、ペレルマン(本書ではペレリマンになっていました)が出てくるまでは電車乗り過ごすほど引き込まれたのですが、最後がなんだか尻すぼみ感が。テレビ番組をまとめただけあって、概要を知るには最適な本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
「ポアンカレ予想」という世紀の難問に挑んだ数学者たちの100年におよぶ数々の戦い。
それはまさに人生をかけた死闘でした。
難問を解決したペレルマン博士の天才ぶりもさることながら、100年の間難問に挑んでは散っていった数学者達があってこその解決だったんだね?。
素晴らしい本です!数学嫌いなな人でも面白く読めちゃう!わかりやすいし、面白い!数学のイメージが変わるよ!!
投稿元:
レビューを見る
ポアンカレ予想を解いたベレルマンの、人と周辺について、書簡などを引用して説明している。
ポアンカレ予想を知らない方が、最初に読むのによい本。
なぜ、フィールズ賞を受賞しないかは、「ポアンカレ予想」
証明はどういうものか「ポアンカレ予想を解いた数学者」
を参照するとよいかもしれない。
最初に本書を読み、「ポアンカレ予想」「ポアンカレ予想を解いた数学者」の順に読んでいくと、
人と内容の両方がおぼろげながらでも理解できるかもしれない。
本書では、ポアンカレ予想がロープをかけたときに、表面から離れないように、回収できるかどうかと同じ問題だということを知りました。
また、特異点問題が最終的な証明に役立ったこともしりました。
制御問題で、特異点問題を解いたことがあるので、すごく親近感が沸きました。
投稿元:
レビューを見る
ポアンカレ予想とその証明。
謎とその解明に力を注がずにはおられない人々がたくさん居る。数学の思考や解法が示されるが、技術論というより数学者たちの哲学のように思える。
彼らは、大きな謎が解けて喜ぶのではなく、それを足がかりにして、また次の深淵をのぞき続けるのだろうと思う。
面白いというより、興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
数学の世界ってこんなのなんだー、って思った。
その世界に生きる人を通して不思議な世界を垣間見た感じ。
こんな考え方、こんな見方があるんだなーって、おもしろかった(^▽^)
投稿元:
レビューを見る
難しい数学の話ではなく、ポアンカレ予想とは何か、どのようなアプローチがなされてきたかを示してくれるので、物語を読んでいる感覚。ペレリマン自身よりも、難問に立ち向かって解けなかった数学者の生き方が印象的。というかペレリマンは取材を一切受けてないので、謎のままです。
投稿元:
レビューを見る
ポアンカレ予想を証明した、数学者ペレリマン氏の特集。
NHKスペシャルで放送されたものが書籍化されたものです。
数学と言うより、一人の数学者のドキュメンタリー。
投稿元:
レビューを見る
宇宙空間の「中」にいる人類が、宇宙の外側から見ないと分からないはずの「宇宙の形がどうなっているか」を予測できるなんて、ロマンがありますね!
投稿元:
レビューを見る
歴史的難題「ポアンカレ予想」を証明したペレリマンの話。フィールズ賞を辞退し、数学界から去った、読むほどに謎が深まる話。純粋に数学に興味がある人には拍子抜けかも。サイモンシン『フェルマーの最終定理』のほうがオススメ。
投稿元:
レビューを見る
数学における最大の難問のひとつポワンカレ予想を証明し、一躍時の人となったものの、栄誉を拒み姿をくらませた天才数学者ペレリマンの実像に迫る、という数学ドキュメンタリー。数学という普通一般人が敬遠しがちな学問分野を扱う上では仕方のないことかもしれないが、周辺情報を盛り込みすぎて(その上それらについての解説は浅く、むしろ消化不良になる)、一番重要であろうペレリマンがこの予想と格闘する数年間の描写がかなり手薄になっていたことはいささか残念だった。とはいうものの、この本全体を通して語られる「問題と対峙する上で、ひとりでストイックに問題のことだけを追及するのか、自分の研究時間を犠牲にしてでも外部と交流をもち、自身の研究分野の底上げ及び発展を目指すか」という二つの態度の紹介は興味深かった(ちなみにペレリマンは前者のやりかた)。また、さまざまな数学者へのインタビューも普通に人生訓として読め、ためになる。
投稿元:
レビューを見る
ペレリマン博士は、きっと、リーマン予想に挑んでいるに違いない!彼の家の周辺では、アメリカ国家安全保障局の諜報員がうろついていることだろう・・・
投稿元:
レビューを見る
フランスの数学者アンリ・ポアンカレが、1904年に発表した論文の中で提起した難問。通称「ポアンカレ予想」。その後、その証明に多くの数学者が挑み、敗れ去っていった。
そして発表から100年を経た21世紀初頭、ロシアの数学者グリゴリ・ペレリマンがついにその証明に成功、数学界のノーベル賞と呼ばれる「フィールズ賞」を受賞する。しかしその後のペレリマンの行動が数学界のみならず世界を騒然とさせる事になる。
何とペレリマンはフィールズ賞の受賞を拒否。またこの問題の証明にかけられていた懸賞金100万ドルも受け取らなかったのだ。
世界が衝撃をうける中、ペレリマンは世捨て人として人前から姿を消してしまう。やがてある噂が数学界に流れ始めた。
「ペレリマン博士は数学の世界を離れ、サンクトペテルブルグの森で趣味のキノコ狩りを楽しんでいる」
一体ペレリマンとは何者なのか。ポアンカレ予想とは何だったのか。それを検証したNHKのドキュメンタリーを書籍化したのが本書である。スタッフは数学の世界を右往左往しながら数学者の本質に迫っていく。
この番組を制作したスタッフは皆数学の素人であるらしい。彼らは本書中で何度もポアンカレ予想については完全には理解できないという旨の事を書いている。だがそれが逆に効果をあげている。
そう、それでも彼らを突き動かしたのは、数学という世界の面白さである。難問に挑み一生をなげうった学者たちの情熱に触れるたび、数学の何がそこまでさせるのかという興味がわいてくる。
ポアンカレ予想とは、すごく簡単に表現すると≪単連結な三次元閉多様体は、三次元球面と同相と言えるか≫というものだ。
既にこれは日本語だろうかと頭が痛くなってくるが、これは宇宙の構造にまで関係してくるとても面白い命題なのだ。本書でも現役の数学者が登場してわかりやすく問題の中身を説明してくれる。これでポアンカレ予想の表面だけにでもとりあえず触れられる。
この問題が100年にわたり数学者たちを悩ませることになる。証明の一歩手前まで進みながらもたどり着けなかった者、あまりの難問に中途で諦めた者。生き様はそれぞれだが、彼らに共通しているのは数学で世の中を解き明かすことへの情熱である。
ポアンカレ予想の証明に一生を捧げたギリシャ出身の数学者、パパキリアコプーロスが同僚に告げた言葉が印象的だ。
『若い頃にギリシャに恋人がいたが、両親に反対されて諦めた。アメリカに来て以来、この有名で偉大な問題に自分を捧げなければならないと感じ、それが生活の中心になっている』『これが解けたら、祖国に帰って自分に合う女性を探せるかもしれない。そのためにもポアンカレ予想を早く証明しなければ』
結局彼はポアンカレ予想の前に敗北した一人として一生を終えてしまうのだが、この言葉に数学者の人間的な一面を垣間見た気がする。ストイックに難問に取り組む彼も、胸の内に強い感情を閉じ込めていたのだ。同僚の数学者は言う。「彼がもし違う人生を選んでいたら、きっと女性を幸せにしていたことでしょう」この言葉に僕は泣きそうになった。
ポアンカレが書き残した言葉が数学の本質を表しているかも知れない。
「Mais cette question nous entrainerait trop loin(しかしこの問題は、我々を遥か遠くの世界へと連れて行くことになるだろう)」
数学者たちは数学を通してもっと遠くの世界を目指している。
本書を読み進めていくうちに感じるのはフィールズ賞というものの存在の大きさである。四年に一度だけ与えられ、過去70年の間に44人にしか授与されていないフィールズ賞。それが数学界で果たしてきた役割の大きさは良し悪しを含めて描かれている。
そんなフィールズ賞の栄誉に背を向けたペレリマン。スタッフたちがある人物を通して彼とコンタクトをとろうとするラストはものすごい緊迫感だ。果たしてスタッフたちはペレリマンに会う事ができるのだろうか。
数学者たちの姿を通して数学の世界の面白さと魅力を取材した本書。トポロジーなど数学の勉強も少しできます。「ミレニアム懸賞問題」なんてのも興味深い。
数学は高校時代以来、という方でも読みやすいだろう。そして数学の世界の奥深さに飛び込もう。
本書は2008年の6月に出版されたが、僕の手元にあるのは2008年11月に発行された第5刷。売れているのだ。こんな本が売れている事が僕は嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
ポアンカレ予想の解決とそのなぞについてNHKスペシャルでやっていたものを本にしたもの。
ポアンカレ予想の単純に見せかけた複雑な模様をインタビュー形式を交えながら。
数学者ってこんな人がいるんだ、というのを感じられた。
投稿元:
レビューを見る
なぜ解けたかはこの本を読んでもイマイチわからないなあ。タイトルがダメだけど内容はさらっと読めて概要はわかった。
投稿元:
レビューを見る
まずは頭ならしに、Nスペのこの特集を読んでみた。初心者にもわかりやすく書かれているね。ペレルマンは今どうしているのだろうか。