投稿元:
レビューを見る
少女小説にかかる考察みたいな本。少女小説の歴史がわかるとともにオススメ本も紹介されている。少女小説と呼ばれるものを読んで育ったので興味深い。
2009/8/8
投稿元:
レビューを見る
ぱらっと見たら氷室冴子論のようなものがあったので。
若草物語のような翻訳小説から、戦前の少女雑誌、それから現在のコバルト文庫にホワイトハートに至るまで、女の子向け小説を軸に展開される少女論です。大勢の人が寄稿している本なので、なるほどと思ったりそうでもなかったり。
「少女」というのは近代の発明だというのは、それまで深く考えたこともありませんでした。明治以後の良妻賢母教育によってできた一種のモラトリアムな時期だと。娘時代とお嫁さんのすきまにできた数年なんですね。
いつまでもここにいるうん十歳の少女も最近じゃ多いけどね。と、自戒をこめて。
投稿元:
レビューを見る
卒論用に先輩から進めてもらった本。<少女>の成り立ちから、少女小説とは何かに始まり、現代小説やら果ては少女マンガ、BLに至るまで解説されています。カタログのようなもの? 少女文学に興味はあったけど、BLにも繋がるのか…と思って以外だった。もっと色々勉強しなくては。
投稿元:
レビューを見る
明治期から現代までの変遷を、とくに深く掘り下げることなくさらりと解説、紹介している。読み始めの概説としては非常に読みやすく、とても機能的だ。
投稿元:
レビューを見る
執筆者が圧倒的お茶の水で、おお…といった気持ち。(編者である菅聡子さんがそちらのご出身だからだろうけど)
図書館の企画で『花物語』を推していた教授もここの出身だし、そういう傾向の授業なのかしら