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ぼくはこれから、道化のように、哀しみを隠して笑おう。
ときに幽霊のように渇望し、ときに愚者として決断し、
墜ちた天使のように穢れにまみれても、月と花を胸に抱いて、
聖地へ向かう巡礼者のように歩き続けよう。
そうして、神に臨む作家になろう。
忘れません。
ずっと、心にいました。
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す、素晴らしかったです…今年もこの作品のように素晴らしい1年で
ありますように、ですよ。
大きくネタバレ入れるので続きで。画集の短編の感想含みます。
ネタバレってほどでないので書いておきたいのは、以前遠子先輩の語った
「いろんな登場人物の気持ちになって、物語を読み返してみるのよ。
すると、新しい物語が生まれるのよ。」
この言葉がこの作品のテーマであること。
何度読んでも楽しめる作品です。
実は、「水妖」の時点では流人君が麻貴先輩の相手では、
と予想していました。半分当たって半分ハズレ。
流人君が幸せなのを匂わせる描写にはかなり嬉しかったですね。
彼や美羽ちゃんは「ヤンデレ」とか言われてましたが
理由もなくヤンデレになるわけではないことが
とても大切に描かれてましたね。
そして2人とも「愛する」相手を得たことでヤンデレを脱皮しましたし。
あと、遠子先輩の出生の秘密も下巻読み始めた時点ですぐ
想像がつきましたね。
彼女も今まで辛かった分、これからとてもとても幸せになれそうで嬉しい。
三角関係については、上巻読んだ時点でこれも予想つきました…
うっかり上巻読む前にななせちゃんが可哀相、的な
感想を読んでしまったしなぁ;
ななせちゃんは自分はそんなに可哀相とは思いませんでした。
ちゃんと終章で彼女も幸せになるのでは?て可能性を見ましたし。
いや彼女のことだ終章の時点で幸せかも。
ただ、心葉君がやはり「井上ミウ」として作家になった理由を
画集の「いつか、君に会う日まで」(下巻読破後読みました)
で知ってもう感動。
井上心葉は1人だけのための作家だったから…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
あの人に頼るだけでなく対等のパートナーに…
カップルとしても最高に理想の2人です。
そんなこんなで下巻最後のページも泣けそうでした…
はじめから読んでないと最後のページでは
涙できない。素晴らしいです。
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無事、本編終了。
一面的な物事にも想像力の光を当てれば、そこから様々な物語が浮かび上がってくるということ。
自分の力で立って、自分の道を選んで、一人で歩く決意。
遠子が心葉に伝えたことは、とても大切なものだったのだなぁと。ようやく格好良くなったねぇ、主人公。
「自分で選ばせる」という方法で誰かの成長を促す、ってなかなかできないのよね。
認めよう。良いシリーズだった。
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ジッド『狭き門』。
心葉は成長した!流人は死ね!ツンデレななせが可哀想。
全体的に暗さが目に付くこのシリーズも、最後はハッピーエンドで良かった!
美羽が好きだったんだけど、どうなるんだろ?短編見るしかないですね!
シリーズ通しておすすめできます!
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上巻に引き続き、モチーフはジッドの『狭き門』。
親友だった叶子さんと結衣さんのすれ違いが悲しかった。
まさか、あんな真実が待ってるなんて。
でも、6年後のハッピーエンドにはつい頬が緩みます。
この作品が幸せな結末を迎えることができてよかった。
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文学少女シリーズ第8作目
今作も前作に続きジッドの『狭き門』が題材です
最後までとても楽しみに読み進められました
心葉も遠子先輩も幸せな結末を迎えることができてよかったです
自分個人の感想としてはななせがかわいそうでした
ななせ好きとしてはこれは…
シリーズ通してオススメできる作品です
短編集と外伝も楽しみです
ぼくはこれから、道化のように、哀しみを隠して笑おう。
ときに幽霊のように渇望し、ときに愚者として決断し、
墜ちた天使のように穢れにまみれても、月と花を胸に抱いて、
聖地へ向かう巡礼者のように歩き続けよう。
そうして、神に臨む作家になろう。
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いやーこれは面白い
シリーズ終わっちゃったけど、短編集と外伝がまだ生きてる!
ぜひ、読んでもらいたい作品
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やはり最終巻ともなるとだいだいたいにおいて早く読み終えたい衝動と終わってしまう淋しさがあるわけです。
不可解かつわかりやすい本でありさらに切ない。
胸がじわじわと締め付けられるような展開と最後までわからない内容で、そして終わりにはは優しい香りに包まれあったかい気持ちになる。
完結と同時に「このライトノベルがすごい!2009」で作品部門・キャラクター女性部門・イラストレーター部門3冠を達成!!納得の結果であった。
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涙がホロリ。そんな話でした。遠子の長年の思いが叶った瞬間だったと思います。ただ私ごとですが、できればななせちゃんには心葉くんとハッピーエンドになって欲しかったような...
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泣きました。
いやー素晴らしいラストでしたね。
内容が良いだけに、なんだか勿体無いですね。
ライトノベル以外の小説を書いてみて欲しいです。
それにしても、素晴らしいラストでした。
みんなそれぞれ大人になったね、という印象です。
このラスト読むためだけにでも
今まで読んできてよかった、と思えました。
それくらい私はこの終わり方が好きでした。
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文学少女シリーズの8作目で最終巻。
シリーズの集大成にして大団円なこの巻。
中盤以降予想外の展開続きでページをめくる毎ハラハラしっぱなしでした。
前巻はヘタレにヘタレてた心葉ではあったけれど、これまでに遠子先輩と過ごしてきた時間があったからこそ至ることのできた選択と結末。そしてこれからの未来。
これ以上のないラストシーンは無いってくらいのラストは必見です。
シリーズとしては完結ですが、これから短編も出るらしいのでそちらも楽しみです。
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ジッドの『秘められた日記』からの引用がキャラクター達の心情と重なり、特に感動した。話は綺麗にまとまったが、ななせェ……
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我慢して読みましたが、酷いシリーズでした。むりやり話を名作になぞらえたことにして、読んだこともない名著を解った気にさせる本ですね。持ち上げる読者もどうかと思います。お払い箱直行でした。
まずキャラの扱いについて。もともとメインよりサブヒロインが好きだったりするタイプですが、ここまで酷いメインヒロイン・主人公、サブヒロイン冷遇なんて見たこと無い。客観的に見てただヒロイン風吹かしただけのメインに、かなり危ないことまでされてもブレずに主人公一筋なサブがあっさり切り捨てられます。ちゃんと同意を出して付き合ったくせに自分勝手な理由で振られ、しまいには「あなたと出会えてよかったわ」などと言わされる。なんか心配にさえなりました。
ストーリーについても、酷いという言葉しかありません。登場人物を一部少年少女に変えただけの、ただのチープな昼ドラです。普通はシリーズ通せば愛着も沸いてくるものですが、なんか巻のたびに人格をグチャグチャいじって動かされているかんじがして醒めまくりでした。
そもそもたとえ名作といえど粗筋だけなら平凡であるものです。それをいかに描き上げるかに価値があると思います。本当にこの本はひどい。ほかに言葉が出ない。あとは無言で畳んで置きましょう。
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遂に終わってしまった・・・
終わった余韻で心がいっぱい。しばらくはこの余韻に浸りたい。
最後にようやく男らしさを見せた心葉君ですが、別れ、そして別れで・・・
ずっとミステリー風味な作品だったけど、最後に胸いっぱいの切ない恋物語としてキレイに終わった。
このシリーズは私をラノベの世界に連れてきてくれた作品でもある。この作品は一生心に残るだろう。
そんなラストのどさくさにまぎれて心葉の妹・舞花が凄い。他の妹がメインキャラに出てくるようなラノベに負けないレベルのブラコンに見える・・・なんてうらy
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文学少女本編の最終話。
話は遠子自身の話へと。
私は、この結末が大好きです。
最後のエピローグはもしかすると蛇足であったかもしれないですが
これほど甘いものもないでしょう。