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紙の本
中国という隣人をリアルに認識するために必読の書
2008/08/02 23:45
21人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もうさすがに中国人と日本人が一衣帯水相思相愛の関係にあるなんてウブな思い込みをしている人たちは日本にはほとんどいなくなったろう。なんといっても2004年のサッカーワールドカップの、あの中国人の目を覆いたくなるような反日ブーイングの嵐が、それまでいわゆる日中の外交関係者が築き上げてきた「虚構」を木端微塵に打ち砕いてくれたのだった。これは、ある意味で中国人の「自滅」であり「オウンゴール」でもあった。だって、中国人にしてみれば、できるだけ日本人に中国に対する好意を抱かせ続け、日本から絞るだけ絞りとって、最後には日本を撃破し打ち砕き組み敷いて衛星国化するというのが長期戦略であったのだろうからである。あの中国人の自殺行為で、多くの日本人は目が覚めてしまった。いくら日本人が中国に対し友好の手を差し伸べても、中国人側には日本人と友好関係を結ぼうなんて意識はさらさらなく、むしろ「親の敵」「民族の仇」として敵をみなぎらせていることが多くの日本人に知られてしまったのである。その内容の多くは鳥居民さんが書いた名著『反日で生きのびる中国』に書いてある通りなのだが、この本をわざわざ読むがかったるいという向きには本書は格好の「要点整理」になるであろう。日本人は今まで中国に3,000,000,000,000円もの援助を行い、北京空港や地下鉄など今の中国になくてはならないインフラ整備の役に立っているのだが、中国政府はこうした施設のほとんどどこにも日本の援助のことは示していない。「やって当たり前」のような態度をとっているのである。日本という巨大なる経済大国が如何に哀れなる貧乏国中国に大盤振る舞いの「施し」をくれてやったかがわからないようにしてあるのである。それだけでない。中国人は歴史は政治の手段と割り切っていて、相手を攻撃するならはじめから史実なんか捻じ曲げて構わないと考えている国である。だから南京での戦闘の被害者が、科学的に見ればせいぜいが2万人から4万人程度なのに5万、10万、15万と膨れ上がって、ついに30万人になってしまうのである。こんな連中と「友好関係」なんか結べるわけがない。せいぜい騙されてむしられることのないよう、念には念を入れて警戒を怠らず、注意深く、仕方なく、やむやむ「お付き合いする」というのが、これからの日本人の正しい動作となろう。そのために本書は格好の基本テキストとなろう。
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