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元マル暴刑事・佐伯が活躍するシリーズ第二弾。
警察手帳も取り上げられ、『環境犯罪研究所』なる、いささか怪しい団体に「出向」になった佐伯が、今回はマレーシアを舞台に、環境を破壊しようとする暴力団と闘う。
相変わらず、テンポもよく、元マル暴刑事VS暴力団と言う構図ながら、佐伯が使う武器は「佐伯流活法」と言う武術のみ。
警察物のイメージが強い今野敏だが、古武術についても、かなり深い知識があり、第一弾でも書いたが、いささか現実離れしているものの、描写が巧みで、十分楽しめる。
しかも、原文は1992年と15年以上前に描かれた作品なのに、全く古さを感じないところが、また凄いっ!!
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格闘シーンの勢いだけで読み切った感がある。またその描写が細かい!つか、細か過ぎ!!
18年前の作品を、再刊行したものだが、昔からこのスタイルだったのかと感心した。警察、古武術、日本史と得意分野でまとめている。続編と通して読みたい。
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マレーシアで日本企業が開発する鉱山に、放射能汚染問題が発生。反対の住民運動を妨害するため日本のヤクザが海外進出。
大化の改新以来の暗殺者の家系を受け継ぐ元マル暴刑事による超法規(?)的なヤクザ狩りの続編。
1992年の作品で、原題の「聖王獣拳伝2」は既読でしたが、ほとんど記憶に残っておりませんでした。
(2011/3/7)
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ヤクザ者がコテンパンにやられる痛快な話。
暴対法で暴力が海外に輸出されているというのは問題だね。
2012/06/16図書館から借用; 06/17読了
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潜入捜査シリーズ 第2弾
警視庁から環境犯罪研究所へ出向しているマル暴刑事・佐伯涼。
今回はマレーシアが戦場。
暴力団新法から逃れるために会社を作り、海外でゴルフ場建設や鉱山開発によってシノギを得るヤクザ。
そのヤクザと地元の住民とのトラブルを解決するために派遣された佐伯。
相手は泊屋組の狂犬・新市。
地元住民を2人も刺し殺し、脅しをかける新市に佐伯の怒りは爆発。
「佐伯流活法」で鮮やかな格闘シーンが楽しめます。
続編が気になります。