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友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた臨床犯罪学者の火村英生は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。
通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。
俗世との接触を絶って隠遁する作家。
謎のIT長者をはじめ、次々と集まり来る人々。
奇怪な殺人事件。
精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。
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なんかのランキングで一位だったんだが、正直肩すかし
雰囲気はあるんだけど、ミステリとして根幹のトリック的なところがどうにも
そして気にならない話の続き
ふーんという結末
正直書くことが無い、だから読書禄をすぐに書かなかったり
駄作とまでは言いたくないが…
今年一番買った時の期待から外れだった一冊
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作家アリスの孤島編。
ミステリも現在だなぁ、とか思う。
経済用語が絡んだミステリは読んだことがなかったので新鮮。
孤島で鴉で科学で経済。
摩耶ちっくでもありました。
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2007年の本格ミステリベスト1の小説です。
……が、個人的な感想は『凄く普通…』という感じでした。
鴉が妙にたくさん生息する孤島が舞台という事で、もう少しおどろおどろしい雰囲気を想像していたところ、
なんだか妙にほのぼのとしたムードでストーリーが進んで行き、ちょっと拍子抜け。
殺人事件が発生してからも、特に緊張感が出るわけでもなく、やっぱり拍子抜け。
つまらないわけではないのですが、なんて言うのでしょう?
どきどきわくわく感がないというか…ミステリの王道を突き進んでる割に、先の展開があまり気にならないのです。
あまりに気にならなすぎて、この程度の厚さの本を読むのに1ヶ月くらいかけてしまいました。
買う時の期待が大きすぎたかな?と、ちょっと後悔。
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間違った島に連れてこられてしまった火村とアリス。
そこに集まったのは海老原瞬を慕う人々と二人の子供。
島に訪れたIT界の風雲児と殺人。隠された死体の謎。
そして集まった人間たちの間の秘密とは?
2009年2月24日初読
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火村英生の長編。一度読んだことを忘れて、読み始めて思い出した。
島に集まった団体の趣旨の妄想的なまでの崇高さと殺人の動機とのギャップが印象に残っている。
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まあ、普通かな。良くも悪くも、安心して読める感じ。ここのところ、他のミステリで騙されまくっていたから、アリスにも火村にも裏切られない安心感がある。
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内容(「BOOK」データベースより)
臨床犯罪社会学者の火村英生は、友人の作家・有栖川有栖と休暇に出かける。だが、彼らがたどり着いたのは、目的地とは違う場所だった。鴉が群れ飛ぶ絶海の孤島、通称・烏島―。そこには、世間と隔絶された生活を送る作家、謎の医師、奇妙な起業家など、不可解な目的を持った人々が集まっていた。訝る火村たちの前で、殺人事件が発生する。事件の背後に隠された彼らの「秘密」とは何なのか!?「本格ミステリベスト10」堂々の第1位に輝いた傑作ミステリ。
え!? 1位…?
火村准教授シリーズ長編未読のものだったのでものすごく楽しみにして読んだんですが、中身は正直うすっぺらかったな!ポオの大鴉のモチーフと孤島の舞台設定がもったいない…。だって「動機は●●じゃない」ってあれだけ否定してじゃあなんなんだってひっぱって最後に明かされたモノってどれだけ??結局●●じゃないかーい。「秘密」が壮大ならばトリック・ロジックがあまりにしょぼいのは相殺されるかと期待しましたがダメでした。はぁぁ。落としどころのなさにしばし落ち込む。
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作家アリスシリーズ初の孤島もの。
孤島でなくてもよかったのではと思うが、舞台として孤島という密室にしなければ話が進行しなかったのだろうから仕方がない。孤島ものならではのスリル感を求めると肩透かし。
殺人の謎解きよりも、何故そこに集ったのかという謎がメインなので、「孤島もの」とあまり考えないで読んだ方がよい。
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孤島モノ!ということで過度な期待をして読んだら、作者自身も述べているとおり華々しいものではなかった。題材は面白いんだけど。
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有栖川有栖は私の好きな作家のひとりでもあるのですが。うーん、面白かったには面白かったのですが、犯人が被害者を殺す理由の伏線が少し弱いし、いきなりそんな結末?という感じで、ちょっと物足りなかったかも…。火村先生のクールさや絶海の孤島っていう設定は好きですけどね。
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読みやすい文章。謎解きが明解で、推理小説を滅多に読まない私の頭にもすっと入ってきた。ただ、犯人の動機が拍子抜けだったな。
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火村・アリスシリーズの初の孤島物。
『俺は曲がったことが嫌いだ』
火村先生カッコイイ☆
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作家シリーズ長編。
孤島ものと言うには(著者も言うように)華々しくは無いが、烏舞う謎多き烏島はどこか沢山の目から見張られているような、暗示されて居るような、どこか不思議な感覚がした。
そんな雰囲気の島の中で子供達の存在が際立って癒しに感じます。
アリスや火村センセと戯れてる場面では思わず口に笑みを零しながら和みました。
この作がいまいち食指が動かなかったのは、多分土台にある物が好きでは無かったのが原因だとは思います。
謎やトリックなどもインパクトは有るんだろうが、苦手な私にはやや単調に感じた。
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作家有栖シリーズの孤島もの…だったんだけど、孤島は初だったんだ。ちょっと意外でした。
著者自身が書いてる通り、華々しい孤島ものではなかったです。
謎解きも殺人事件より島に人が集まってる理由のほうが押されてる感じだし。
でも普通に楽しめました。シリーズファン分のポイント+1で★4つ、かな。