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「伊豆の踊り子」が中学時代は面白くなかったが、
大人になったら面白くなった、とあるが、同感!
本の内容は変わらないが、自分が変わってる。
人はすぐに変わる。
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■目的
価値観の違いを楽しむ。
■本の内容・特徴
違う考え方同士の意見のキャッチボール。リレー形式の異種コミュニケーション。
■感想
個々の価値観を認め合って尊重しているからこそ、自分の意見も堂々と言える。そして違う価値観の中に学ぶべきものを発見する。
私が理想とする、そんな大人のコミュニケーションがお二人の間でおこなわれていました。感情的に違う価値観を攻撃するのではなく、こういう冷静な意見の交換というのは発見が多く生産的だし、刺激的で楽しいものです。
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養老孟司と角田光代のリレーエッセイ。年代、性別の違う二人のやり取りが小気味いい。養老さんの少年のような遊び心や角田さんの鋭い感性があちこちに溢れてる。「仕事」は何のためにある?それは世の中にとって必要だから存在している。本当に仕事をするためには世間を知ること。その世間を作ってるのは人だから人を知ることが必要」いたってシンプルな考えだと思う。また子供のころにもっていた「うひゃぁ」な気持ちや無性に「好き」という気持ちについての思いも、二人とも似ているのだなぁと思った。一つのことに夢中になれたり、何かに感動して言葉を失ったり、好きなことをとことん追求したり、やっぱりそれが一番の原動力なんだなぁ〜あとがきの一文がいい!『考えることは頭だけじゃなく、足で動き手で触れ感性を研ぎ澄ませること。今まで考えなかったことについて考える、ということは、扉を開くことに似ている。他人の異なる言葉を聴き、異なる考えに触れないと、自分の部屋から外に出る機会失う。考えることは頭だけじゃなく、足で動き手で触れ感性を研ぎ澄ませること。』
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角田さんの
身近だけど鋭く独特な視点
論理的で物事の本質をつく
養老さんの持論
ふたりの書簡による
エッセイ
思考のヒントがいっぱい
人は「知る」ことで変わることができる
急に世界が開けたと感じた時
昨日までの普通が、今日は運命と感じた時
そんな時、世界が変わったような気がする
でもそれは
世界を見ている自分が変わったから
「知る」ことで自分が変わったから
意識して変わりたいなら学ぶこと
学ぶことは「知る」ことで
「変わる」ことができる
仕事
それは世間に無くてはならないこと
好きも嫌いもないやるしかない
好きなことしかやりたくないなら
自分にあった仕事を探すより
仕事を好きになればいい
人は変われるのだから
角田さんは言っている・・・
知るのを選ぶのが
自由であり幸福であると
どこかでおもってるけど
きっとそうじゃない
知らないことも選べる
でも、それのほうが
難しいのかもしれない
・・・・・そうなのかもしれない
考えることっておもしろい
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[ 内容 ]
解剖学者VS直木賞作家。
「壁」や「檻」…ヒトが直面するテーマに自論を投げ合った珠玉のリレーエッセイ。
産経新聞紙上で大好評だった全94編を完全収録。
[ 目次 ]
美味しいって何だろう
頭だけで「生きて」いるから
「得たい」に終わりはない
過去を「知る」ことよりも
「最悪」「幸福」は過去にある
人間が左右できないもの
「知らない」を選べる自由
「知る」とは自分が変わること
本で気づく「私」の変化
自分探し…の本人は?〔ほか〕
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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『お金儲けはクレバーでないとできないが、人生はワイズでないと生きられない。』
脳科学者であり「バカの壁」でも有名な養老孟司と、琴線に触れる心理描写で直木賞作家となった角田光代の対談本。まずタイトルが秀逸。そして一通毎のインデックスも。これが編集の所業だとしたら、稀に見るいい仕事振りだと思う。対談本だからVSってつけとてっていう、短絡的な愚行には目をつぶるとして。
本書の良いところは、そこらの対談本にあるような、圧倒的な一方通行観がない点である。それぞれが要所々々で相手の主張を認め、その上で話を展開させている。反論する場合も然り。どちらともが引き立て役であり、どちらともがプレゼンテンターになっている。だから、読者にとっては、読み心地が良く、議論もダイレクトに心に届く。
角田さんが後書きにも書かれているが、通常の会話の流れでは取りこぼしてしまうような、読む、書くというゆっくりとした時間の中でしかわからないことは、多くある。どちらが大事なのかとか、そういう議論が不毛であることは間違いないが、どちらも大切にしたいと思ってもバチは当たらないだろう。
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印象に残った一文。「仕事というものは、社会の側にある。」ついつい仕事とは自分の側についてくると考えがちだが、社会の側にあるものをたまたま自分がやっている、と考えたほうが気が楽になりますね。物足りないと思う人もいると思いますが、僕はこれくらいでいいかな。
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タイトル通りに、理系人の養老孟司と、心で動く角田光代。
特に角田光代の書くことに、ふむふむとうなずくこと多し。
普段読まないタイプの本だったので、脳も心もちょっと運動した感じ。
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対談ではなく、往復書簡(エッセイ)ですけれども。
二人のお話は交差しているようでしてないようで。
決して、「先生のいうとおり」とか「私もそう思っていました」みたいなことはお互いに言わないのですが、それがかえって清々しい感じでした。
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養老さんのアナロジーをの駆使っぷりがよくわかる本です。アナロジーを知りたい人が読むと良いかもしれないくらいです。
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解剖学者「養老孟司」と作家「角田 光代」のリレー式エッセイ集。
個人的な出来事から、社会問題、男女間の感覚の話など、あっちこっちに話が飛びながら進んでいくが、二人の観察眼には時々唸ってしまう。
これがほんとの「個性的」ってやつですな(笑
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おもっていたより、硬くない良著。考え続けてみえるものが、それぞれの視点から語られる。なんか、すごくいいとおもう。
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気になる二人の文通的エッセイ。
一つのテーマ、言葉を拾いあって繋がりを作っていく。
物事が繋がって行く様が、私は好きだ。
人は変わる。一番安価に変えられるのは自分。想像力を育て、自分にしがみつかずに生きる。
それには一文もいらないんだから。
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養老先生と角田光代さん。二人の新聞での交互エッセイ本。
モノの本質が『サラリ』と書かれていて何度か読み返したくなる1冊。
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70歳になるような年齢の方でもこんな考え方をする人がいると思うと希望が持てた。男女/文系理系で相手をまとめるところが少し食傷気味だったが、概して人に勧めたいエッセイ集だと思った。