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基本、風呂敷のたたまれてない話はすっきりしなくて嫌なんですけども…これもそうなんですけど、モダンタイムスを先に読んでいたおかげで完全消化不良は避けられた感じです。詩織ちゃんは元気です。
ものの考え方や文学の読み方なんかを教えてくれる本ではあるのですが、一般大衆なので上っ面の表現しかすくい取れません。根性入れて書いてる感じはするんですけども。伊坂氏、この少し後一年くらい職務放棄して「モダンタイムス」で戻ってきたらしいですが…。それにしても社会的にナイスタイミングで文庫化ですな。
それにしてもマクガイバーいいよねマクガイバー。「地図は便利だ」最高ですよ。
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初めからずっとなにかよくないことが起きそうなそんなぞわぞわした不安感がつきまとっていましたが、まさかその通りになるとは…。なんかとても怖かったです。結局何が誰が正しいのかがわからなくて、じゃあ何をどうすればいいのかもわからなくて。
それはそれとしてさすが伊坂さん、会話やユーモアや伏線が本当に素晴らしかったです。
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ついにこういう作品を書いてきたか・・・というのが第一印象。
あまり意外ではなかったかな。
伊坂さんはこれまでの作品でも、現実社会の抱える問題や
人間が持つあまり綺麗ではない部分が散りばめられていたように思います。
そしてついにそこを中心核に持ってきたような。
ただ怖いです。
これは現実に起こりうるフィクションではないか。
私たちは考えることを放棄していないだろうか。
兄の言葉がとても深く心に残りました。
「考えろ、考えろ」
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伊坂ファンの中でも好き嫌いが分かれそう。
初期のファンは確実に苦手だと思う。
「グラスホッパー」ほど救いがないわけではないけど。
小難しい話が続くので少し読み進めるのはしんどいかな。
ただ、タイトルの意味が少し分かりづらかった。
他のタイトルはイメージしやすいものが多いからかな。
題材が政治だとかファシズムということもあって。
政局が不安定な今だからこそ読むべきなのかな。
日本の未来を嘆いているだけではなく。
何か行動することが大事なのかなとも思った。
千葉さんが出てきた時点で先が読めたけど。
「安藤さん」と「アンダーソン」のくだりは好き。
最近の若者は選挙に行かないとか政治に興味がないとか。
オッサン達に説教されるのは辟易するけど。
若い世代はこういう作品を読んで考えるほうが。
政治や将来について考えるようになるんじゃないかな。
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考えずに流されっぱなしの私には非常に心が痛くなる本でした。考えろ考えろ・・・まあいっか、の繰り返しです。いかんなあ・・・。
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政治混乱期に読むと一層面白いです。(不謹慎ですが)
積読にするはずだったのに、
手にとって眼が離せなくなってしまった。
伊坂は面白すぎる。
あー弟夫婦はテロリストの出資者となってしまうのか。モダンタイムスはいや如何に。
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重いテーマだけど、読み易い。
日本国憲法第9条の問題と国民投票、国民の政治に対する意識の低さがシビアに描かれていて、現代の日本の政治情勢を見せ付けられているが如し、その反面、非現実的な超能力と言うネタを取り入れ、現実的と非現実的を融合させているのはご愛嬌か。
巧いけど、オチが下手。ラストで肩透かしを食らった気分。
それなら徹底的に社会派で通せば良いものを、中途半端な要素を中途半端に取り入れているから中途半端にしか終わらないし、読了後もスッキリせず中途半端な感想しか残らない。
余韻を残して終わらせる事と、中途半端に終わらせる事は違う。
相変わらず女性の描写が下手なのが残念。
多分この先も下手なんでしょうが………ただ、この人に兄弟を描かせたら巧い。
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ラッシュライフやグラスホッパーが好きな自分には物足りなかった。余韻を残すのと、中途半端で終わるのは違うと思う。
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相変わらずの伊坂トーク。
村上龍の「愛と幻想のファシズム」を思い出すが、切り口がまったく違う。作者の性格や時代の違いを感じる。どちらも好き。
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政治絡むと読みづらいかなーと思ったんだけど、全然そんなことなかった!一気だった!でもなんとなくこれ、「つづく」っぽいよね??あ、続き出るのか……。
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2008年9月 13/109
2010年10月 03/82
モダンタイムスが読みたくなったので、再読。
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ある日突然気が付いた自分の持つ能力
腹話術 自分の考える事を他人の口から言わせることが出来る
これが話のメインかと思ったが・・・・
兄と弟の繋がりに引き込まれていった
不思議な感覚になるのは伊坂マジック?
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読んでなかった伊坂作品が文庫になったということで、
さっそく読んでみました。
自分が念じたことを相手に口にさせることができる、その能力に気づいた安藤。
その能力を携えて、一人の男に近づいて行った。
う〜ん・・・
重かった。
伊坂作品ということで、軽さを求めとったけかもしれんけど、
個人的にはう〜ん・・・な作品でした。
でも、自分の考えを持たないことや、日常に流されることの恐ろしさを感じた。
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内に秘める怖さが文章を通じて出てきます。
途中なぜだか気持が悪くなるくらいの怖さがありました。
モダンタイムスはどのような作品なのか興味。
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2度目の伊坂作品です。最近テレビでは大野くん、生田くん主演のドラマにはまって観ていたので、この作品もそんな感じなのかと思いきや、ファシズム、国民投票、衆議院解散などを目にするとは思いませんでした。最初読み始めたときは、思想的なものを感じてちょっと怖いなと思いました。しかも、実際最近の情勢とかなり似ているので、いつ出版されたんだと奥付を確認してしまいました。この作品には続編の『モダンタイムス』というのがあるらしいのでそこもチェックしてみようと思います。