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中田匡紀氏の著。
参考になるケーススタディがかなり、たくさん掲載されています。
それをここに書くと長くなってしまうので、きちんと読まれたい方は
アマゾンなどで購入をお願いします。
これ部下育成に読ませてもいい本です。自覚するかどうかは微妙ですが。
60ページ:祝杯を挙げる仲間がいますか?
ノルマが達成できなくて、悩んでいた頃、業績達成パーティーに
なかば強引に誘われました。バツが悪く隅にいた私に「これからも
頑張っていきましょう」とビールを注がれました時、チームの一員として
認められたようで、何か力が湧いてくる気がしました。
その後半年間夢中で結果を残して、次の業績パーティーで感極まって
挨拶をしたことを今でも思い出します。
仕事は自分ひとりでやっているのではない、喜びを分かち合える仲間が
やりがいを感じさせてくれるのかもしれません。
64ページ:憧れの人はいますか?
簡単ではないでしょうが、人生の目標となるようなひとを見つければ、
その存在は日々の仕事に働きがいを与えてくれる。
そのひとに追いつき追い越す活躍をすることが恩返しのような気がする。
(そんな人になれているだろうか?)
90ページ:やりたい仕事に就くために。
自分で思う以上に組織はあなたのことをよく見て評価しています。
野球で草むしりを一生懸命やっている姿勢が買われてレギュラーとの練習に
合流できたなどはビジネスの世界でも同じだと思います。
逆にいえば、例え業績をあげていたとしても、日々の業務の姿勢がよくなければ
信用して任せられないかもしれません。
(意外と浪花節です。会社ってやつは)
96ページ:サラリーマンタイプとビジネスマンタイプ。
サラリーマンは会社に給与をもらいにくるのが目的の人。
ビジネスマンは会社に仕事をしにくるのが目的の人。
サラリーマンは給料は労働時間の対価という意識をもつ。
ビジネスマンは生産結果の対価という意識をもつ。
サラリーマンは朝はぎりぎりに来た方が得と考える。
ビジネスマンは朝は早く来た方が有利と考える。
サラリーマンは仕事を与えるといやがる。
ビジネスマンは自ら進んで仕事に取り組む。
サラリーマンは大きなプロジェクトのメンバーに選ばれると貧乏クジを引いたと感じる。
ビジネスマンは大きなプロジェクトを意気に感じて取り組む。
(やりたい仕事が回ってきて、高い報酬を得られるようになるのは、さてどちらでしょう。)
106ページ:素直さを持っていますか?
素直さは成長の糧。頑固さは成長の敵。耳が痛い話ほど受入れた方がメリットは大きい。
132ページ:役割を理解して仕事してますか?
チームにおける枠割分担を理解していない人は案外多いもの。
例えば、資料をつくることが役割として与えられるとしましょう。作成し、誤字脱字のまま上司
へ提出す��方はいませんか。上司の役割は誤字脱字のチェックではなく、内容の確認です。
そこを理解しておらず、「それも上司の仕事のうちでしょ?」というあなたは知らず知らずの
うちに評判を落としてしまいますよ。与えられた役目をきっちり果たしているのか、よく考えて
みることが大切ではないでしょうか?
(たまにお見かけします)
170ページ:前倒し主義で仕事をしていますか?
いつもギリギリにならないと資料がでてこない若手のAくん。本人は売れっ子作家と一緒で
締め切りにおわれるのはできる男の宿命だよな、なんて言っちゃったりしてませんか?
追い込みで仕事は間に合わせるものの内容不十分、確認不十分で精度が低くなったりします。
ビジネスの世界では競馬のように「先行逃げ切り型」「追い込み型」の双方名馬がいるわけではなく、
先行逃げ切り型は圧勝なのです。いつも余裕があるから品質も高いのです。
(頼むから中間報告だけでもしておくれ!)
by mshibuya