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なかなかよかった。
映画を観ていたので、文字にするとどんなもんかな~~って思ったけど
残念ながら映画の勝ち。
でも、主人公いブルーノの豊かな感性を読み取るには
原作のほうがいいかな。
サイアクの姉、とか
(このサイアクの姉と)武器を置いて話し合うことがあってもいい、とか
独特の表現が笑える。
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終盤まで、主人公の無知と無神経さにモヤモヤした。9歳(小4くらい)で、なおかつこのような社会状況なら、もう少し周囲の事を知ろうとするだろうし、理解できると思う。しかし、最後の展開でそんなことは全て吹き飛んだ…。あとがきの「フェンス」というものは、凝り固まった社会的観念で勝手に人と人を分けることかなと思う。
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DVDに引き続き原作を読む。
映画と比べると、一人語りの分、ブルーノは生き生きとした活発な少年で、心の動きがよくわかり好感が持てる。
でも、映画はいろいろな角度からとらえている分、ドラマチックでより物語がわかりやすい。
実際はあり得ない設定なのだけれど、ふたりが全く同じ誕生日でそっくりになっていくところ、ドイツ人とアシュケナーゼの少年が、そこが原作の一番の魅力かも。
そして、映画で一番違和感があったのが、実際のアウシュビッツと比べ、ブルーノの家の向こうに収容所があったこと。
原作ではすぐ目の前に延々と続くフェンスがあって…アウシュビッツの雰囲気が伝わる。
映画だもん、きれいにしたいよね。
原作のエピローグのあり方も胸に染みた。
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読書感想文用。ナチスの話は好きだ。
敢えて現実と相違させている点は評価する、が、絶望が足りない。光と闇のコントラストが、足りないのだ。
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あっというまに読めました。考えさせられます。映画を観てるのでイメージもつきやすかった。悲しい昔のお話。
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主人公ブルーノのあまりにも何も知らない幼さというか天真爛漫さというかそんな性格にあきれそうになるけれど、そのあまりの無知さゆえ、友達との約束を律儀に守り、フェンスを超え、一緒に友達の父親を探す場面はいじらしくもある。そして、最後は心にガツンと衝撃をくらう。決して残酷な描写ではないけれど、それが逆にずっと心に残る。
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110226by青少年図書:パジャマは囚人服:ユダヤvsヒットラー総督
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第2次世界大戦中に行われたナチスによるユダヤ人大量虐殺を背景にした小説。フェンスのこちら側と向こう側の二人の少年が出会い、そして友情が結ばれ、そしてやがて別れが訪れる。こちら側の少年のあまりの幼さが腹立たしくもあり、悲しくもあった。
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とても衝撃を受けました。何不自由なくベルリンで暮らしていた少年が家族と共に突然の引越し。読者は何も知らないその少年の視点から世界を見るので、徐々にその引越し先がどこなのか、彼のお父さんは何をしている人なのか、がわかってくる。予備知識ゼロで読めたことがとてもラッキーだったと思います。最初からの不穏な気配で、もしかして・・・という予感はあったのですが、あぁ、やっぱり、となった時の彼の幼さが、以下ネタばれです戦前戦中の日本の子どもたちを連想させ、自分たちを優秀な民族だと思いこまされていた恐ろしさ・気持ち悪さがどっと押し寄せてきました。シラミの湧いた頭を刈ってしまったことが、驚きの結末につながるとは!面白い、という言い方はそぐわないお話だと思いますが、実に上手い、興味深い小説でした。
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強制収容所の少年シュムエルとゲシュタポの息子ブルーノの鉄条網を隔てた友情。ある日ブルーノはフェンスの向こうに入ってしまった。その後どうなるか…わかるよね…??
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読書感想文の指定図書現実では ありえない 話ですがその場所が大切なのではなく何かの象徴として その場所が使われたのでしょう
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映画を見てから、この本を手に取った。映画を見た夜、悪夢を見た。冗談ではない。現実ではないのだけど、現実なのだ、この話の舞台は。子供の無邪気さの前には人のどんな悪意も形無しだ。どんな論理も不要なのだ。だからこそ、こんなことはあってはならないのだ、二度と。
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電車の中で泣きました(T ^ T)
切ない…
この物語はフィクションだけど、これとよく似た事が過去に有ったかもしれない。私達が知らないだけで。だからきっと辛いからと言って逃げては駄目なんだと思います。過去を繰り返さない為にもちゃんと向き合わなければならないのだと思います。
誰もみていない所で木が倒れても木が倒れた事実は消えないから
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第二次世界大戦中の世の中、身分も立場も違う少年二人の心暖まる物語。かと思いきやラストが…!
まったく予想がつきませんでした…
作者はこのラストにすることで何を伝えたかったのでしょうか。なるほど読書感想文の課題にぴったりの本だ(´Д`)
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ベルリンの、ほとんど足を踏み入れたことのない部屋まである大きな家に住んでいたブルーノは、父親の仕事の都合でいきなり家族で引っ越しすることとなった。
新しい家は、たった2階建で、友達も誰もいない。そして、部屋の窓から見えたのはフェンスと、縞模様のパジャマを着た薄汚れた人々。
ある日、その決して近づいてはいけないと言われていたフェンスで、ひとりの少年と出会った。彼はフェンスの中。
ソートーさまが家に来たりと、父親はかなりの役職の司令官。舞台は第二次大戦中のホロコースト。
フェンスの中にいるのはユダヤ人。そう、ここは収容所。でもブルーノにはそれが何を意味するかのわからない。無邪気に、その少年と毎日語らう。
誰かがちゃんと話していればこんなことにはならなかったかもしれない。
救いがない、悲しい物語です。