紙の本
道化の素顔を拝見
2018/01/20 22:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻ではメフィストのダビデが主役級の登場。今までは世界を裏から操るメフィストの中核でありながらも、道化の部分ばかりが目立つダビデですが、今回はまさしく人をそそのかし狂わせるメフィストとしての面と、過去が描かれてます。
ジェニファー・レインと美由紀さんの決着も。
投稿元:
レビューを見る
スマトラ島地震で記憶を失ったインドネシア人女性の記憶回復にカウンセラーとして訪れた岬美由紀が、その女性富豪の莫大な隠し財産を巡って暗躍するメフィスト・コンサルティング、ダビデと対決。。。から始まって、メフィスト・コンサルティング傘下、マインド・シークコーポレーションのジェニファー・レインが、過去の失敗を帳消しにしようと、ノン・クオリアと手を組んで。。。
なんかもう、話があっち(ダビデの過去や)へいったり、こっち(ジェニファー・レインの過去とか)へいったりしているので、お話の本筋(これも良く見えません)に没入できませんで、そうなると心理戦も、ハイテク機器も、少し高みの見物になってしまいます。すると、没入できていれば面白かったお話も、あきれた「とんでもネタ」の様相を呈してきているような、、、そろそろ「マンネリ」ということでしょうかね。
(2008/10/23)
投稿元:
レビューを見る
スマトラでの大地震。
ものすごい財産を持った女性が、そのショックでPTSDに。
4年ものあいだ、面倒をみてきた弟が
岬美由紀に、カウンセリングを依頼。
ところが、弟の欲深さを知った美由紀は・・・。
その弟は、メフィストコンサルティングのダビデに依頼してしまう・・・。
日本に戻った美由紀は、嵯峨の患者の「ボタン恐怖症」の女性。順子を
交互にみることになり。
その女性の症状のきっかけは、無差別殺人を目撃したことだったため、
執拗にマスコミが追いかけてくる。
軽井沢へ療養がてら美由紀は、連れ出し、そこでマスコミの対応をすることで
順子は、自分の責任を果たしたいという思いからも開放されることになる。
ところが、美由紀のいるところに事件あり。
順子に近付いてきた男性。
学生の部活の顧問の知り合いだったと声をかけてきたが・・・
実は、ジェニファーの手下。
それを知った美由紀は、やはりおとなしくは出来ないと、
順子のためにも、無差別殺人を犯した犯人を捜すことを始めてしまう。。。
しかし、この新シリーズ、
最後の最後で、ダビデだの、ジェニファーだのが、
美由紀と直接対決をついにすることになるんだね。
なんか現実感がなくて、不思議な感じなんだけど・・
「物語」として読むには、小説なんだから、別にいいのかなー
現実感がなくても。
この世界観は独特なので。。
投稿元:
レビューを見る
千里眼Startを読んで、この作品を読みました。
スケールがデッかくなってて、途中話がつながらない。。
なんだ、ノンク=オリアって?
Webで背景調べながらの読書になりましたが、読みやすいです。
投稿元:
レビューを見る
美由紀とダビデが図らずしも同じ精神病を治療するのですが、治療法がまったく違うのがなんだかおかしかったです。
ダビデの日常や過去もかいまみえて隠れダビデファンとしては嬉しい一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
千里眼シリーズ。ダビデとジェニファーと美由紀の絡みというファンには、それだけでワクワクするものがある設定。上巻はこんなものかなという感じだったが、下巻に期待したい。
投稿元:
レビューを見る
まだ上巻しか読んでいないのでなんとも言えないが、前回読んだ「シンガポールフライヤー」は岬美由紀が暴れまくって、いいぞ!いいぞ!!って手に汗握る展開だったので、本作はジミーーな、くらーーい印象が。
過去の作品に出てきた登場人物がオールスターズ的にたくさん出てきて、そろそろいろいろな団体が決着をつける時なのね と感じた。
そしてちょっとグロい回想シーンも多くて気分が沈んだ。
下巻では美由紀がまた派手にやらかしてくれるといいな。
投稿元:
レビューを見る
下巻も終了。
一気に読めました。
読みやすく、楽しい娯楽大作になっています。
これは3部作の3作目らしいので、最低でもその前の2作品を読んだ後に読まれることをお勧めします。
投稿元:
レビューを見る
前作での裁判を反省して、臨床心理士として平穏な日々を送っていた美由紀の前に、ジェニファーレインが捨て身で美由紀抹殺に乗り出す。計画は杜撰で、警察に逮捕されるジェニファー。しかし彼女はノンクオリアと手を結んでいた! メフィスト対ノンクオリア。美由紀はどちらにつくのか・・・
投稿元:
レビューを見る
やっとダビデの素性が明らかになる話。一番ダビデが好きなので出てくるだけでうれしくなります。一見すると非情な行動に見えるけれど森だけでなく木にもしっかり目を向けているダビデ。ジェニファーがノンクオリアとつるんでいるけれどダビデが粛清に来てしまうかな。。
投稿元:
レビューを見る
松岡圭祐による千里眼新シリーズ第9弾の上巻。
本作では久しぶりにダビデが本領を発揮し、世の中を大きく動かす様がまざまざと描かれる。それはインドネシア大津波で精神を病んだ女性を正気に戻して欲しいという弟の依頼を叶えるためにアフリカで核爆発を起こさせるほどの実力を持っている。そのアフリカでも、ボタン恐怖症に陥った娘を治して欲しいという独裁者の依頼を受け、一週間でそれを解決して見せる。その手法は冷酷でもあり、人の命と引き換えに利益を得るメフィストコンサルティングの大黒柱として揺るぎない地位を得ていることを改めて読者に実感させる。
その対比のように、同じ特別顧問であってもジェニファー・レインは雑で詰めの甘い人物として描かれ、美由紀の手によってその存在が白日の元にさらされる。
メフィストコンサルティングにノン・クオリアが絡み、物語の先が気になる。相変わらずのテンポの良さでページを繰る手を休ませない。美由紀とダビデがこののちどのように絡んでくるのかも興味を引く要素の一つだ。
投稿元:
レビューを見る
スマトラ島地震のショックで記憶を失ったインドネシア人女性。その莫大な財産を独占しようとする弟が片っ端からあたった記憶快復療法の可能性は2つに絞られた。不可能を可能にするメフィスト・コンサルティング・グループのダビデなる男、そして千里眼の異名をとる岬美由紀。今、ここに因縁の2人の運命が交差する。歴史を意のままに操るダビデの隠された日常と生い立ちが初めて明かされる。