紙の本
雑魚キャラ達の復権
2008/12/06 22:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
既刊「刀語」において、雑魚キャラ、咬ませ犬と呼ばれ散々な扱いを受けた真庭忍軍の物語。時代的には、虚刀流初代の鑢一根が活躍していた頃。戦国乱世を生き残るための改革として、頭領を十二人とすることが真庭鳳凰により提案された。そこで、里のご意見番である真庭狂犬が、その候補となる忍びを検めて行くというようなお話。パンドラVol.1Bに掲載の初代真庭蝙蝠の物語に加えて、初代真庭喰鮫、初代真庭蝶々、初代真庭白鷺の物語が書き下ろされている。それぞれの忍びが、与えられた状況でどのように動くのかを通じて、それぞれのキャラクターを描いている。この時代では、異常な能力を持っている者はいたが、全てが全て人外という訳ではなく、以後の歴史で異常性が高められていったものと思われる。刀語に登場したそれぞれの名前を継ぐ人物との違いを見てみるのも面白いかもしれない。
この作品では、真庭忍軍の忍び達は基本的に格好良く描かれており、七花に瞬殺された忍び達も少しは報われた思いをしているだろう。しかし、アニメ化されるのはあくまで刀語であり、そこでは雑魚キャラとして扱われるかと思うと、やはり哀れではある。
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刀語に合わせて読もう!
2013/08/16 22:29
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投稿者:真庭玄武 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西尾維新のシリーズ 「刀語」 に登場する真庭忍軍にスポットライトを当てた作品です。
異端の忍軍 真庭忍軍は戦国乱世を生き延びるために頭領の数を12に増やします。
初代・真庭蝙蝠
初代・真庭白鷺
初代・真庭蝶々
初代・真庭白鷺
この4人が真庭忍軍十二頭領に選ばれる過程を真庭の里を見守る観察者・真庭狂犬と共に見ていく... というようなストーリーです。
12人全員をえがくわけではありませんが、真庭忍軍の創成をのぞくことができます。
刀語と合わせて読めば、面白さは何倍にもなるでしょう!
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「まにわに」こと真庭忍軍の昔のお話。刀語のスピンオフ作品です。正直言うとそれほど期待してなかったんですけれど、読み始めたら面白い!短編4つとも楽しく読めました。
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刀語の真庭任軍。さらには作中に登場したキャラクターたちでなく
そのキャラクターたちが代々襲名してゆくこととなった初代の忍者のスピンアウト作品。
いい感じに狂っている。
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本編(刀物語)を知らないが楽しめた不思議
内容が薄いのか、別物として楽しめるクオリティなのかは不明。
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刀語に登場した、真庭忍軍を主役にそえたお話。世代は七花達が出会った彼等より上。
真庭忍軍可愛すぎる…!
個性的すぎて「こいつら忍者って言うより…」って思っちゃいますが。
ってか七花時代よりも、まともな人間が多い気がする…気のせいかな;
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忍者さんみんなかっこいいです。
白鷺さんと蝙蝠さんが好きです。
4人の短編集。
ぜひ12人全員のお話が読みたいものです。
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・よくもまあ、これだけの短編ネタを思いつくなぁと素直に感心。
最初はミステリ仕立てで、残酷な話だったり、爽やかな話だったり、刀語のようなゲーム戦の話だったりとバラエティに富んでいる。キャラクターがぶれず、個性的なキャラが作れるのはさすがといったところ。
・語り部、狂犬ちゃん!
狂犬ちゃんは、昔(本作)の方が老婆っぽく、達観している、というか里の観察者っぽい。良くも悪くも「とがめ」みたい。刀語のときのほうが感情的で未熟者という印象。
以下、各話感想。
・蝙蝠ガタリ。
うん、おもしろかった。密室殺人事件(笑)。ミステリというのが忍者の中の忍者である彼に合っていたんだと思う。ああ、ということは、これらの話はキャラから導かれる話なわけで、西尾維新はキャラありきの作家なんだなぁ。先にキャラがあるわけで、当然だけど。一番安心して読めた、読み心地の良い話だった。
・喰鮫ガタリ。
西尾維新らしいといえばらしい。あまり良くない意味で。特に感想というコメントもなく、ただ真庭おもしろ集団じゃなくて真庭忍軍の変人個性的変人ぶりをアピールおよび強調するためのエピソードかも、と勘繰ったり。
・蝶々ガタリ。
刀語とのつながりがまぶしいエピソード。蝶々自身がこの話のメインながらもおいしいところは一根さんに取られ気味。たいした活躍はせず、もう終わりかよという印象。ちょっと早急かも。
・白鷺ガタリ。
各話で奇人変人変人いわれてた本人登場(笑)。この中で最後の話にふさわしい話だった。狙ってるな。刀語での「奇策」のようなゲーム展開。それ自体も本家と同じで、良くもなく悪くもなくといった感じ。ただ最後の白鷺ちゃんの笑顔は面食らって戸惑った。素直じゃないなぁ(笑)。狂犬ちゃんの人間らしさがにじみ出ていた作品。
総評、最近の西尾維新らしい安定した作品。もちろん、あまり好ましくない意味で。普通レベルで佳作かな。
続編はミステリ希望で恋愛を予想。……三巻目はだれないか?
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刀語を読んでからなら ハマること間違いなし!!
狂犬の語りかけ方も好きです。
真庭忍者には十二頭領が居るから、あと2冊ぜひ出版して欲しいです( ̄m ̄* )ムフッ♪
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真庭の初代たち。
なんてかっこいいんだろう。
喰鮫さんには本気で戦慄したけれど。
おもしろかったです。
竹さんの絵もきれい。
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お…っもしろい!!
もう盲目的にといっていいくらい大好きな作者様なので楽しみにしながらひらいたので・す・が!!
いい意味で期待を裏切る予想以上の面白さ。
15分前後で読めてしまう短編形式もいいです。
刀語ではやられ約だった真庭の面々も、こういう過去があったんだなぁと面白さ一際です。
さりげないリンクもまた面白し。
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<内容>
真庭忍者12頭領初代の話。刀語番外編。
<感想>
ふっつ〜ん。
読みにくい本を前後に読んでるせいで読みやすさが際だちましたがww
これは維新の特長ですから。
正直、刀語読んでから大分経つので忘れてるのが多かったりして楽しめてないですね。
刀語読んで直ぐなら読むべきかと思いますが、正直時間経った後なら読む必要なし。
別にシナリオ。。。つまり物語性があるわけではないですから。
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この国が戦国で、この世が乱世であった頃―――。
不穏な気配ただよう歴史の暗がりで、静かに命の火花を散らす者達がいた。
その名も、真庭忍軍。
“しのび”である彼らが、この時代を生き抜くために選ぶ新たな道とは―――!?
無欲の無頼派―――真庭蝙蝠。
慈愛の夢想家―――真庭喰鮫。
不屈の求道人―――真庭蝶々。
異端の実力者―――真庭白鷺。
人外にして埒外の異能集団・真庭忍軍の伝説はここから始まる!
これぞ豪華絢爛戦国図屏風、真庭忍軍ただいま見参!
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想像していたよりも面白かったです。
刀語自体も結構好きだったんですけどこれはまたいい。
個性的なキャラで見せる感じの短編ですねー。よく纏まっていてよみやすい。
機会があれば続きも読んでみたいですw
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刀語に登場する暗殺専門のしのび集団・真庭忍軍――通称まにわに。
本編ではかませ犬としてその名を轟かせまくっている彼ら十二頭領の、その初代の活躍(?)を描く、スピンオフ的な作品集。