投稿元:
レビューを見る
「新訳 君主論」を読む前に、当時の時代背景などを知っておきたいと思って購入しました。かなり良かったです♪
君主論の内容に関する記述は最後にサラリと要約されているだけですが、君主論の導入本としては最高の作品だと思います☆
投稿元:
レビューを見る
漫画で読むシリーズの、君主論。
君主論について非常に興味が深まる内容であった。マンゴのため非常に読みやすく入り口としては優れた本なのではないかと感じる。
投稿元:
レビューを見る
君主論とは何なのかが非常にわかりやすく漫画で描かれていた。
この本を読む限り、マキャベリの君主論はなぜ悪書と言われるのかがピンと来なかったので、より詳しく書かれた本を読んでみようと思った。
リーダーは部下に恐怖を与えても人から「奪う」という行為を働かなければ人は離れないという事には非常に納得した。
投稿元:
レビューを見る
2022/10/29
戦乱の世を生きていくためには君主は恐れられつつ、恨まれないようにせよ。冷徹に手段を選ばず結果を出しながら、臣下の手柄、もの、妻を奪わない。弱みを見せれば大国に攻められ、内部でクーデターが起きる世界では、結果を出していればみんなついてくる。
★厳正に苛烈に統制をして恐れられよという教訓は法家に近い。
また君主は侮られてはいけず、判断力に欠けているところを見せてはいけない。みずから判断できる、選択肢の中から選べる、選択肢の中からも選べないものがいて、選択肢の中から選べれば十分でそのために優秀な部下を見極めて採用すべき。意見を言いやすい環境を作り、たとえ居心地が良くとも追従者を重用してはいけない。力のあるものは厚遇し、そうでないものは小出しに報酬を与えるべき。使いづらい人材も使ってこそ。
部下は着々と地を進むものであり、リーダーは大局から未来を見通す必要がある。
幸運の女神は女性であり、果敢に運命に挑戦するものを好む
★自身が君主の判断力が劣っているという評価を下したからこそでてきた話
マキャベリは16世紀のルネッサンス期のフィレンチェの官僚だった。メディチ家追放後の共和制時代に活躍し、自国軍の編成でピザの再領有を実現した。しかし、フランスに対する神聖同盟の結成後、フランスと親密であったフィレンチェに神聖同盟がメディチ家に兵を与え送り込まれた。共和制は崩壊して、マキャベリは失脚した。
ローマ教皇の息子でロマーニャ地方に国を興して、フィレンチェの脅威となったチェザーレボルティア。マキャベリはフィレンチェの使節としてチェザーレと交流を持ち、手本とするようになった。チェザーレは旧領主が反乱を起こすと、強硬手段で治安を回復し恨みを買っていた腹心を処罰し、旧領主と和睦したあとに彼らを粛清してロマーニャ地方を掌握した。
投稿元:
レビューを見る
内容の半分くらいは「君主論」成立の背景となる小国乱立のボルジア家が権勢を振るっていた時代のイタリアの歴史の解説。「君主論」自体は再度政治の世界に返り咲こうとして執筆されたものということで、内容自体は後半だけで収まっている。