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太陽エネルギーだけで回る社会、これこそが究極のエコだと思う。そして何より江戸の人はそれを無理していないって言うのが良い。杉浦さんの口から語られる江戸はいつも生き生きしていて彼女の言うように「江戸に帰ろうよ」と私も言いたくなってしまう。
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やっぱり江戸時代はおもしろい!!
昼間っから酒を飲むかかぁとかww
羨ましいじゃねーか!!(笑)
江戸って本当に稀有な存在だったんだね…!!
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300近く太平の世を続けた江戸はそれだけで注目に値すると思っていたけれど
この本で庶民の生活をのぞき見すると
あらためて江戸の学ぶことの多さに興奮してくる
受給と供給が地産地消の内需消費によって無駄なく行われていた
物価も収入も無駄に変化することもなく安定していたことも大きいようだ
インフレも200年で二倍と言うことらしく
それも最後の方で経済的破綻を起こしたわけだから
それまで安定した生活に裏打ちされて精神的成長をすることができたのだろう
問題だったのは武士と言う官僚と宗教家などの
非生産者の多さが負担となっていたのだと思う
明治以来庶民に学校などで教え込んだ歴史観が政治的な面だけに片寄って
歪められたものであったことを思い知らされた気がする
その意図的間違えが現在の社会に大きく影響してきたようだ
スウェーデンも二度の大戦に巻き込まれずに逃げきれたことで
「人の振り見て我振り直す」を実践し
戦後、精神的文化に大きな飛躍を遂げることができたのを見ても
活気ある平和を成し遂げることが心の成長につながるようだ
身障者や老後の世話なども隔離することなく長屋や町内の地域一体となって
大家族の様に暮らしている
官僚的な机上の整理で一律に分け隔てすることなく
その場その場に合わせて臨機応変に体験を重ねて学んでいく
仕事依存症の人は仕事を趣味にしてしまうようだけれど
江戸の庶民は自分の責任で趣味を仕事にしていたからこそ
競うことのない粋で快活な社会を楽しんで続けられたのだろう
しかし商人が財力で実験を握ることになって
人々と政治を追い詰めてしまったのだろう
ステータスとか便利とか利益とか物欲とかの結果を顧みずに
手間をかけるプロセス自体を楽しむ
それには子意見が重要になるので年寄りの知恵が物を言うようになる
「連」が「知のファクトリー」となり細分化されずに
どこまでも未知で奥の深い闇鍋のような集いを楽しむ勇気を創りだすようだ
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杉浦日向子と9人それぞれの対談集。会話形式なので難しい文章が苦手という人もサクサク読めると思う。
江戸の料理、仕事、男女の話題と豊富だが、東西での風習の違いが読んでいて一番面白かった。江戸では庶民の安い酒は水で薄めて売るけど関西では薄めないとか、遊女の東西の違いも読んでいて「へー」となった。
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江戸では、花魁が上位で、客が下位で、上方では、客が、上位とは、知らなかった。江戸では、花魁から、アザだらけにされるとか、すごい。三下り半は、武家。江戸の商人では、女が主導権を握ったそうで、女が、三下り半を書かせてたそうで。
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自己主張強い北斎と源内
歌麿は蔦屋ベッタリ、丸抱え。新技術に挑んだ
広重、春画下手、風景画は稿料安い
酒は1合48文、蕎麦の3倍
鰻は蕎麦の10倍
安酒は水増し、八文から
外食産業は文化文政から(1804~30)
蕎麦にネギを入れるのは田舎者
※陳皮、大根おろし、七味を入れた
遊女、江戸は粋、女王様
鰻、素人は調理できないから江戸前四天王
200~300文、大工日当は400~600文