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今更ながら、主人公の書物狩人があり得ないくらいに超人過ぎて
ちょっと漫画ちっくかも。
世界史の教科書を手元に置きながら読みたい感じ。
結構そのへんの知識があると読みやすいかと。
一度くらい彼が度肝を抜かれるところが見たいなあ。
個人的にはレーナとの絡みをまた読みたい。
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読み終わってから、これは二巻なのだと知りました。失敗した!貴重な本を巡る物語……というのは良いけれど、もっと所謂「奇書」を期待していたので少し残念。ル・シャスールという人物は魅力的だったけれど、物語全体にもう少し惹き付けるものが欲しかった。
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幻の本、謎の本、真実と虚構の混ぜ具合が絶妙です。詩人、北京原人、王族、ナチス、どれも最後に明かされる書物狩人のひっくり返すやり方が絶妙
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[ 内容 ]
合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて世には出せない危うい本を手に入れる、書物狩人。
スペイン内戦に斃れたロルカの詩集、各国情報部が狙うポズナンの書物、国家機密を匂わす満鉄の時刻表。
書物狩人だけが、稀覯本に隠された物語を読み解ける!
すべての愛書家に捧ぐ、必読の書。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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後書の赤城氏の体験談が本当に素敵。そしてこの「書物迷宮」という題名からして好み。
謎解きと本に対する愛情薀蓄の割合が心地よい。
シリーズモノだったとは最後まで判らなかった…前を読まねば。いや、読んでなくとも支障は全くないのですが、彼の冒険譚(というのは本人の性格がちょっと違うけれども)もっと読みたいのです。
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書物狩人シリーズ 二作目。
今回も歴史の裏が暴かれる感じの
お話しが多数入っておりました。
この本読むと本当に見えてるコトだけを
信じちゃいけないんだな・・・と思ってしまう。
何だかんだ言うて優しいル・シャスールが
大好きですww
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シリーズ2作目は、背景に戦争がある話でした。
相変わらず、個性的な容姿で無礼な態度のナカライ助教授ですが、今作では、その中に優しさや思いやりを感じさせる場面もいくつか登場してきました。でもル・シャスールとしての腕は、やはり超一流です。彼の本に対する想いが半端ではないことも、ますます伝わってきました。
古書にも歴史にも詳しくはないけど、それらに本がからむウンチクは読んでいて楽しいです。
今回、水浸しになった古書の修復という記述があって、興味しんしんで読んでいました。手先が器用だと言われる日本人にピッタリの職業だと思いました。
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存在が明らかになると国の存続すら危うくなるという書籍類。それを専門に収集する銀髪の東洋人ル・シャスール。歴史の証人となる書物のあるところに書物猟人ル・シャスールが現れ、書物にまつわる謎解きをする。
話のテンポは遅いが、まあまあ。
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どんな手段でも本を入手する書物狩人のシリーズ二作目。
短編4篇。最初二編が持って回った感じの文章で、苦手。
続編も出ているみたいやけど、読むか迷う。
でも「九割まで事実を用いて組み立てた上に、一割の虚構を混ぜ込んである」とあとがきにあり、すごい知識量とリサーチ力、かつ構成力だと思う。
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前作に引き続き、面白く読ませてもらいました。続編も読みたいです。
あとがきの古本屋さんのエピソードが良かったです(笑)
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国家の情勢に影響を与えたり、今までの歴史認識を変えてしまう程の世に出せないとんでもない書物を颯爽たる手際で手に入れてしまう書物狩人の半井優一。ロルカの未発表の詩集、失われた北京原人の謎にせまる満鉄時刻表、東欧の一国の未来を左右するCIAも狙う書物、ナチスドイツが残した細菌兵器の製造方が記された資料、どれもこれも綿密な調査と準備、そして冷静な行動で手に入れてしまう。最後には、小気味のいい結末を残して。
主人公の30歳前後なのに銀髪の書物狩人(ラ・シャスール)が、非常にかっこいい。書籍のことは勿論、世界情勢や歴史にも詳しい。作者の知識がそれだけ凄いのだろう。4篇は、どれも唸らせられる話ばかりだ。
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どんな取引も、ル・シャスールが優雅かつ冷静沈着に(そして基本感じ悪く)、交渉相手を翻弄して意中の書物を手に入れていくのが気持ちいい。
待ってました!という安定感。
ペダンティックなシリーズなので、世界史に詳しい方にはより楽しめると思う。
わたしは歴史には疎いものの、文書修復に関わる仕事をしているので、修復が物語の鍵になったラストの短編は興奮した。作者の方の博学さがすごい。