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自分の行動には責任を持ちましょう!
2008/11/29 11:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
10歳のとき、命を助けられてからずっと伯爵家の長男・ティレルに恋していたリジー。決して叶わぬ恋と分かっていても、ティレルを忘れることはできませんでした。そんなある日の伯爵邸での仮面舞踏会の夜、彼女は懸命に着飾りました。そんな彼女に舞踏室で海賊の扮装をしたティレルが声をかけます。驚くリジーにティレルは迫り、「深夜12時に、西の庭で待っている」と言って誘います。信じられない誘いに舞い上がるリジーでしたが、誤ってドレスを汚してしまった姉アンナと衣装を交換するように頼まれ、そのまま帰宅することに。まさか姉がティレルとの約束の場所に向かうなど思いもよらず・・・。
昼メロのような展開と思いつつも最後まで一気に読んでしまいました。
リジーは幼い頃にティレルに助けられてから一途に彼を思ってきました。伯爵家の長男である彼と結ばれることなんてないだろうと分かっていても、思いを断ち切ることができませんでした。そんなリジーが姉の裏切りにも耐え忍び、姉とティレルの息子を育てる姿は切ないものがあります。もっと姉をなじってもよさそうなのに・・・。「寛大すぎるよリジー」と思わず呟きそうになりました。
ティレルはリジーを愛する気持ちと、伯爵家の長男としての義務感とで板ばさみになります。婚約者がいるにもかかわらずリジーを愛人として側に置こうとすることはいただけませんが、離したくないというティレルの気持ちにキュンとしてしまいました。
なんだかんだ言っても私的には嫌いじゃないようです、この展開。
ただ登場人物たちは、事を起こして後で後悔・・・ということを繰り返していて、ちょっとそこはうんざり・・・と思わなくもないですが。もうちょっと先を考えようよ、とツッコミを入れたいぐらいです。
物語後半は、二人の切ない気持ちでちょっと涙してしまいました。
そして個人的にティレルの婚約者ブランシュが愛する人に巡り逢えたのか、その後が気になります。
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