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うーん。残された家族・恋人・犯人。それ、確かに気になると思う。
でもなぁ。でもなぁ。と思いながら最後まで読んだ。
最後まで読む面白さはあるんだけど、でもずーっと「でもなあ」と思いながら読んでた。
借りた身体、その身体の主の人生に空白の一日が出来る事への、なんだろう、責任感?
翌年の一日は、前年の一日の穴埋めで時間が費える。命日のたびに戻ってくる意味がどんどん違ってこない?って。
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通り魔に殺害された主人公が、命日になると年に1日だけ知らない人の体を借りて生き返えることができるという話
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彼女の命日に誰かの体によみがえってくる、ファンタジックな世界。でも、もしかしてこういうことって実際あったりして!?山手線で寝るのはやめようと思った。
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通り魔殺人により殺された主人公が、
命日に限り他人の身体を借りて蘇る。
借りた身体の持ち主たちは、
年齢もバラバラで何の接点もない。
それぞれ訳ありな事情を持っているが、
どれも私の気持ちには響かなかった。
犯人を探すわけでもなく、
残された家族の様子見のための蘇り?
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通り魔に殺された主人公が自分の命日に他人の身体を借りて1日だけ戻ってくる話。
最初は自分が死んだ後、家族や婚約者がどうしているかを確認する。しかし、借りていた身体が妊婦でさらに不正出血してしまったことで翌年蘇った時に無事出産できたか気になってしまう。母子ともに無事だったものの、空白の1日に悩まされ躁鬱になってしまったことがわかり、生きている1日がどんなに重いか、を実感する。
ということが主題らしい。
あんまり感じることもなく、ただ物語として普通に読めるという感じ。
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発想は面白い。 借りた人自身では出来ないことをやりつつ、自分の事件も解決!ならもっと良かったのに。後半に向かうほど役にはたっているようだが 最初の妊婦さんだけ何かモヤっと。 事件の方は家族の本心が覗けただけで、たいした成果無し。で、逮捕されました。よかったね。って、
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サスペンスを普段読まないため、話に入っていけるか不安でしたが、読みやすい文体でかつ主人公のみの視点での文章だったので、とてもサクサク読めました。
とても文章は丁寧できちんとしており、物語の根幹にかかわる蘇りという大きな謎に対して直ぐに自分も不思議感を味わうことが出来ました。
最初は殺された主人公が蘇りによって謎解きをするのかという期待があったので、サスペンスという物語の流れとはこうなのかなという気持ちで読んでいたのですが、殺された主人公は残された周りの人々が今どうしているのか、ということが気になるようで、自分のいなくなった世界の話を、主人公の視点を通して話が進んでいきます。
個人的にそういった視点は面白かったのですが、(ここから物語の展開のネタバレになります)、主人公が蘇りに慣れていくにつれ、蘇りの憑依先の人(蘇りは憑依という形で成されます)の立場や人間関係が気になるようになり、それも確かにとても人間的な感覚であり納得できる考えなのですが、行動がどんどん本筋(だと思っていた主人公の殺人)からずれ、さらに主人公の周りの残された人々の話からもずれてしまっていくのがもどかしく思えました。
その後主人公の取った蘇りの際の行動に無関係に(全く無関係とまでは言えないのですが)、犯人が捕まったので話は終わりを迎えます。
話の広げ方はとても速かったため、主人公の人柄を理解させる心理描写だったり、時代を知らせる風景描写だったり、物語の前提条件をうまく知らしめられるような、それらの文章の展開のうまさに感心しました。ただ、話の進行や話の畳み方もまた同様で、あっという間に(うまく納得できないまま)終わってしまったので、余韻を味えるようなところがもっと欲しかったなと思いました。
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面白かった。みなさんの読んだ感想色々とあるけど、私は面白かった。
新津きよみさんは初めて読んだけど他の作品も読んでみたい。
「彼女の遺言」もあるのね。読まないと!