紙の本
週末起業家が語る、ビジネスに生かす読書術
2009/02/01 22:43
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「週末起業」の提唱者、藤井孝一氏の読書術ガイドである。この人、毎週1冊のビジネス書を取り上げ、要約を4回にわたって配信するメルマガ「ビジネス選書&サマリー」を執筆している経営コンサルタントである。本書によると、毎日1冊のペースで本を読むほどの読書家で、しかも読書記録を丹念に付けているということだ。それがメルマガに発展した。
著者も指摘するとおり、経営者には読書家が多い。業界の付き合いや様々なパーティなどで幅広い人間関係を持っている人が少なくないと思うが、経営者とは元来孤独なものだ。いざとなったら会社の将来に関する決断を一人で行わなければならないこともある。企業の方向性を模索するうえで、書を読み、思索を深めることが必要なこともあるのだろう。そのための読書なのだと思う。
経営者を目指すところまではいけないにしても、ビジネスパーソンなら見習って多くの本を読みたいものだ。しかも、単に読むだけではなく、それを自分の成長に、ビジネスにどのように生かしていくのかという具体的なやり方を本書では提案してくれる。たとえば、藤井氏の場合、読む本には徹底的に書き込みを行う。赤、黒、青の三色ペンで優先順位をつけ、下線や気づいたことを書き込んでいく。わたしも赤ペンを持って本を読む人間であるが、彼の場合、さらには見返しや表紙の裏も使って図を描いたりして、徹底的に余白を利用しているそうだ。これは見習いたい方法だ。
また、読書記録を付けて書評を書き、それを人にプレゼントしたり、ブログで公開したり、オンライン書店の書評に投稿することを勧める。書くことによって本への理解が深まり、思考する癖がつくからだ。さらには、同志を募って読書会や勉強会の主催をするところまでいければ完璧だ。
ところで、本書を取り上げるまでもなく、最近はビジネス書や自己啓発書がブームだ。ただ、私には一つの疑問がある。読書の楽しみって、仕事に生かすためのものか? 読書は、ビジネスで成功して、より多くの金を稼ぐために行うものなのだろうか?これは、何でもかんでも経済効率に結び付ける世知辛い考え方ではないのだろうか。資本主義の行き詰った現代の社会を象徴している、と言っては大袈裟だろうか。
もちろん、読書の目的は一つだけではない。いろいろな読み方があってもいいと思う。現に、藤井氏も「ビジネス書のソムリエ」めざすほどにビジネス書を渉猟する一方で、歴史小説もお好きなようだ。
私にとって読書の楽しみとは、いつ役に立つのか分からない、いや、役に立たないかもしれないけれど、自分の知識を深めていくこと、そして著者と格闘して思索すること、そういったことである。それを教養と呼ぶのだろう。経済活動だけではない人間の生き方、役立たずで豊かな知的生活を保証してくれるもの、それも読書である。
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■■目的と期待■■
○どう選ぶか?どう詠むか?どう残すか?
これらをなるべく具体的に。
■■結果・感想■■
○非常に具体的に書かれている。例や写真などで実際著者がやっている様子がつかめて良い。
○著者は年間約300冊の本を読み、そのレポートをメールマガジンで配信するという活動を8年間続けているらしい。
こういったアウトプットのやり方、社会的アプローチもあるんだなぁと感心した。
■■要約■■
著者は日々大量の本を読み、それらを記録として残し、他者とシェア(=共有)することによってビジネスを成功させてきたらしく。
その蓄積を本書で紹介してくれている。
とにかく著者はシェアに重点をおいている。ゆえ、読書家至上主義的な考えがところどころに見えて面白い。
例えば、「成功している人間のほとんどは読書好き」「読書をする人間のまわりには良質な情報があつまってくる」など。
なのである程度は読書をしてきた人が読むべき本だと感じた。
「普段はほとんど読書しません」なんて人が読んだら、ちょっとついていけない気がした。
しかし選書の方法、読書術、読書レポートの作り方などは、非常に具体的で分かりやすく、簡潔に書いてあるので面白い。
完全に著者のやり方の押し付けではあるのだが、抽象的なことばかりで「結局は自分でベストな方法を探し出して」などという無責任な本ではないので、
そういった類な代物が嫌いな人にはもってこいである。
■■チェック項■■
○本を買う際にチェックするポイント(P41~)
→タイトル :どんな分野かの目安程度に。良いタイトルはどんなクソな内容の本にもつけられるので注意。
→帯のコピー
→著者 :自分が得ようとしている知識の分野で第一人者と呼ばれる人がだしてる本なら手に取るべき。でも「監修だけだった」なんてこともあるので注意。
→出版社 :取り扱う書籍のカラーが大きくことなる。
→表紙のデザイン :タイトルと違ってお金がかかる分、出版社側的にも力を入れている一押し本の可能性が高い。
→体裁
○オンライン書店のランキングはあてにならない。(P50)
→更新が一時間おきなので、出版社などが一定時間集中して「買い注文」をいれれば、瞬間風力的にランクインする。
これで「アマゾンでベストテン入り!」なんていって売る。
○5分の立ち読みで良書を選ぶテクニック(P52)
→「はじめに」 :その本のエッセンス・対象読者はだれか?・著者の狙い・理論整然と書かれているか?などをチェック。
→「目次」 :本全体を俯瞰する。各章のタイトル・見出しを読むだけで、本の論旨・構成・おおまかな内容が分かる。
→「はじめに」の狙いと合致しているか?もチェック
→「ブラウジング」 :目次で気になった章の数ページをパラパラ読んでみる。その際、1章・2章に���者のいいたいことが凝縮されている場合が多いため要チェック。
→章ごとの「まとめ」 :ある場合は読んでおくと、その章が把握できる。
→「あとがき」 :著者の本音が出やすい。本文の出来具合を見抜くヒントが隠されている場合がある。
○オンライン書店のランキングほどあてにならないものはない。(P50)
→一時間おきの更新のため、出版社が一定時間集中的に「買い注文」をいれれば、瞬間風速的にランクインすることが可能。
それで「アマゾンでランキングベスト10入り」などとする。
○買う本が決まってない場合は書店で。決まってる場合はオンライン書店を活用。(P72)
○読書を3倍に活かす読書テクニック(P82~)
■読む前の準備
→時間と場所の確保
→3色ボールペンと付箋の準備
→カバーとチラシは邪魔なだけなので捨てる。
→本をおって手になじませる。
→読む目的を再確認。
→目次を眺めて全体像を把握。
■読む
→3色ボールペンの活用。著者は「青→黒→赤」の順で重要度アップ。
→重要箇所の文頭にラインを引く。文章に引くと大変なので文頭上をなぞるように。(P93)
→重要箇所や印象に残った箇所に「!」「?」などの記号を記す。目印になる。
→裏表紙や余白などをどんどん活用しメモる。
→ポイントになるフレーズやキーワードをカギ括弧でくくる。
→複数のキーワードの関係性を明らかにする。(P104)
→対立関係:「⇔」
→同義:「=」
→並列関係は番号で:「(1)→(2)→(3)」「①→②→③」「a→b→c」など。
○通勤時間は読書に最適(P113)
*背筋を伸ばしたときのほうが集中力は増す。だから電車では空席があっても立っている。
逆に座ると、読書していたつもりでいつのまにか寝ているなどがある。
○一日一冊!効率的に読む技術(P118~)
→無駄なページは読まない。それには無駄なページの見極めが必要。*あきらかにページ数をかせぐために書かれたようなページがあるときもある。
→事例やコラムは読み飛ばす。あとで読んだほうが理解がすすむと判断したら後戻りして読めばよい。
○読書記録の具体的なつけ方。(P125~)
→タイトル・著者名・出版社・ISBN番号・発売日・ジャンル
→次の4つの項目でコメント:①概要・②気づき・③学び・④宣言
○読書にも「コスト意識」をもつ。(P129)
*著者は自分の時給と読書にあてる時間とを比較し、意識を高めたらしい。
→読書をお金に変える(=ビジネスにつなげる)努力・工夫をしてみる。
○本の中身を仕事に活かす読書術(P134~)
→読んだらひとつでもいいからやる。
→読んだ時間の3倍は考える。
→どんな本からも学ぶ姿勢を持つ。
→ほかの本やメディアにもあたる。
○読書をシェアする。
→読んだら話す。
→本や読書レポートをプレゼントする。
→オンライン書店のレビューを書く。
○著者に直接会いに行く。(P165~)
→アポなしで���然会いには絶対いかないこと。
→手っ取り早いのはセミナーや講演会にいく。
→積極的に質問する。
→できれば名刺を交換する。
→後日連絡させていただく旨を伝えると、連絡しやすくなる。
→著者はメルマガで本を紹介したり、インタビューをしたり、講演会の講師をお願いしたりする。
→あうメリットを作り出し、提示する。
○勉強会を主催する。(P172~)
○「読書レポート」の作り方。(P178~)
→①スペック:読書記録(P125)のこと
→②要約:書籍のエッセンスなどを1500~4000字程度にまとめる。参考になったところ、役立ちそうなところなど。キーワードも盛り込む。
→③書評:基本的に自由に。感じたこと・学んだこと・感想・どう活かすか?・決意表明など。
○「読書レポート」書く上での注意(P193)
→要点を明確に。*表現方法や文法は多少間違えてもOK。
→対象者を明確に。
→文章の構成(=目次)を考える。
■■著者おすすめのサイト・ツール■■
○著書おすすめのメールマガジン&ブログの一覧表(P75)
○SNS「サラリーマン勉強島」:著者の会社が運営するSNSサイト。ブックレビュー機能がある。
○本「歴史群像シリーズ」(学習研究社):歴史小説などを読む際にガイドとして活用。(P146)
○メルマガ「ビジネス新刊書籍ニュース」:東洋経済新報社・日経出版・ダイヤモンド社の新刊情報を教えてくれる。
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書評メルマガを運用する著者が、主としてビジネス書を対象として、その選び方、読み方、読後の処理法を解説した内容。既に読書習慣のある人の場合、最後の読後処理が役に立つ。私自身も読んでも内容を忘れてしまうことも多々あり、残念に感じていた。著者は、読後すぐ、読書記録(本のスペック、数百字のコメント)を書き、特によいと思われる本については更に詳細な読書レポートを記すことを薦めている。読書レポートまではなかなか届かないものの、フォーマットを決めれば読書記録くらいは作れそうなので、実行する予定。
なお、藤井氏の読書記録フォーマットは
スペック)タイトル、著者、出版社、ISBN No.、発売日、ジャンル
コメント)概要、気づき、学び、宣言
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『本は損切りも大事です』が至言!!!私は最近積ん読がひどいんですが、この一言で光明が見えた気がします。
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多くの本を読み
読んだ本に関してのメールマガジンを8年間続けている著者
読書レポートを書くポイントの部分は
参考になりました
茶書の本の読み方が
写真入りではいっていて ほほぅ
と思いました
ささっと読める中身でした
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タイトルの通りビジネス書の選書と読書術に書かれた本である。
この手の本の読書術については他書と同じようなことが書かれているが、この本で見逃すことができないのは、読書後の活用方法だ。
8年もの年月、読書書評をやり続けている藤井氏のノウハウ的書であると思える。
読書におけるいろんなチェックリストが掲載されているので、すぐ活用して読書を実践として使える武器とすることができるのではないでしょうか。
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ビジネス書の効率的な選び方や、
読むことの効果を最大限に生かす方法などが
書かれており、2時間ほどでサラッと読めます。
本の後半に書かれているように
個人的には読書した後のアウトプットに
今後は重点を置くようにしたいと改めて感じました。
また読書を通じて、有効な人脈作りも出来ること
新たな発見です。
これからビジネス書を読もうと思われている方には
参考になることの多い本だと思います。
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メルマガ『ビジネス選書&サマリー』の著者。
ビジネス本を読むことのメリットと、選び方、読み方をまとめた一冊。
■結局本が原点
■ポイントは第一章か第二章を優先して目を通すこと
■図書館でもビジネス選書
■書店は投網、オンラインは一本釣り
■出発からしばらく経った書評は概ね正確
■本の価値は読まなければわからない
■全て本の中、特に文章のそばに書き込む
■読書に費やす時間も投資
■絶対に主催者になる
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【おススメしたい人】
・本を読む時間がない人。
・本を読む習慣がない人。
【すごく大事】
1)脳も筋肉と同じで、鍛えるほど強くなる → だから読書が大事!
2)読書の目的は「活用」 → 読んだらひとつでもやってみる!
3)スキマ読書・ながら読書をする
「忙しくて読書の時間がない」という人は、
「読書だけの時間を確保する必要がある」と勘違いしていることが多い。
(もし「時間がたっぷりある」という人がいたら、その人はビジネス書など読む必要はない人。)
4)読む前に、?「読む目的を明らかにする」?「全体像を把握する」
5)「読んだらシェア」
読んだ内容を周りの人と共有することは、
相手にとっても自分にとっても大きなメリットがある!(P152)
[自分のメリット]
1.理解をさらに深められる
2.読書のモチベーションが上がる
3.相手からも良書を薦められるかも
[相手のメリット]
1.読まなくても本のエッセンスを得られる!!
→ 凝縮された情報を得られる
→ 時間の節約
2.良い本と出会うきっかけになる
6)本をプレゼントする
・おススメ本を紹介するだけでは...
・相手にとって負担になることがある
・相手はわざわざ書店に行って本を買わなきゃいけないので面倒
・本を買ってプレゼントすれば...
・相手に「読まなければ」というプレッシャーを与えずにすむ
・「相手が何を欲しているか」「何を提供すれば喜ぶか」を常に考えるようになる
→ 「ビジネス書のソムリエ」
・要約したレポートもあげれば...
・より相手に心理的負担をかけずにすむ
・短時間で良い情報を得られる
7)勉強会を開く
[メリット]
1.すごく高い学習効果を得られる
2.ファシリテーションの練習ができる
3.人脈ができる
【大事】
・「できる人」が読書家である確率は100%!
・読書で作られた人脈は「宝の山」 → 他の人に発信する
・「一番言いたいこと」は1章〜2章に書いてあることが多い。
・速読は、速く読めるかもしれないが、「早く理解できる」わけではない。
→ 速く読むポイントは、「ムダなページは読まない」こと。
・コスト意識を持つ(「時間を取り戻す」という考え方)
2時間読んで、書いてあることを実践することで1日10分節約できれば、
膨大な時間を取り戻せる。
【気づいたこと】
・読書は「専用の時間」を確保しなくても、いつでも手軽にできるものだとわかった。
→ 本を持ち歩いてみる。
・今までは、読む前に全体を通し読みしてなかった。 → 次からはやる。
・ひとつでも「自分に役立つことはないか」と考える姿勢が大事。
【アクション】
?すぐにやってみる
1)読書レポートのテンプレートを用意する → 作った。(2009/1/25)
2)後輩に本をあげる。
本杉さんに本をあげる。
→子供が産まれて時間がなさそうだったので、時間管理の本を貸した。(2009/1/28)
?新しい習慣にする
1)本を読む前に、
・「はじめに」「目次」「あとがき」をじっくり読む
・各章のページを180度開いて折り目をつける → 始めた。(2009/1/29)
2)本を読むときは、
・あとで抜き出しやすいように印をつけながら読む(「!」、「?」、「☑」、カギ括弧など)
・気になることはその場で書き留めておく(余白orパソコン)
・一番言いたいことが書いてある1章〜2章を読む
3)読書ブログをチェックしてみる
・「俺と100冊の成功本」 http://blog.zikokeihatu.com/
・「マインドマップ的読書感想文」 http://smoothfoxxx.livedoor.biz/
4)googleブック検索を使ってみる http://books.google.com/
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読書がビジネスマンにもたらす力、ビジネスマンの読書の不可欠性、良書の効率的な選び方、読書法、読むだけではダメで読んだ後どうするかが大事。。。などが書かれています。
何冊もこういった類の本を読んできた私には、特に目新しいことは書かれていませんが、「読書法」に関する本を読んだことがない方にとっては、基本が書かれているので、読んで見られてもよいかもしれません。
読んだ後、人に話すことが大事だとは思っていましたが、この本の最後の方に書かれていた「読書記録」の作り方や「読書レポート作成テンプレート」は役に立ちそうで、私も使ってみようかなと思いました。
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○本を選ぶ際、一番大事な事は、まず本選びに入る前に、自分が読書をする目的を明確にしておくことです。すなわち、本を読むことで「自分は何を得たいのか」を明確にしておきます。(p.39)
○蓄積が増えて客観的評価ができるようになることが専門家への第一歩です。専門家の専門家たる所以は、膨大なデータや過去の経験から、客観的な比較ができることだと思います。(p.123)
○読書記録のススメ(p.125)
【スペック】
・タイトル
・著者
・出版社
・ISBN番号
・発売日
・ジャンル
【コメント】
・概要
・気づき
・学び
・宣言
○読書レポートの作り方(p.184)
【スペック】上記のとおり
【要約】書籍のエッセンスを1500〜4000文字にまとめる。コツは、「本を読んでいなくても、ひとつの独立した文章として誰が読んでも意味がわかるようにすること。」問われるのは、簡潔さ。簡潔に書く秘訣は・・・キーワードを盛り込む。回りくどい言い回しはバッサリ切ってしまう。事例は省略する。体系図を作り肉づけする。
【書評】自由に書く。
感想:自分が何を感じたか?何を学んだか?
決意表明:自分の生活にどう活用するか?本書をきっかけにどのような行動を始めるか?
※自分の考えと自分の日常生活との関わりについては必ず書く。これがないと誰が書いても同じになってしまう。
○「書評」作成テンプレート(p.187)
・概要
・主張
・背景と意義
・特徴(類書との相違など)
・読後感
・お薦めしたい対象者
・読む前、読んだ後の印象
・本書のテーマに対する自分の考えの変化
・本書のテーマに関して私が置かれた状況
・その状況に本書をいかに活用するか?
・本書のテーマに関する一般的な認識
・テーマに関する私の考え方
・私の考え方との比較(共通点・相違点とその理由)
・本書のユニークな活用法
○読書レポート作成時に心がけること(p.193)
・要点を明確にする。「要は何が言いたいのか?」を絶えず自問することが大切。
・対象者を明確にする。「自分の文章を誰が読むのか?」を明確にする。
・構成を考える。本でいえば「目次を作る」ということ。
○編集ルール(p.196)
・文字数:3000文字以内
・一行文字数、行数:30文字×45行/1ページ
・構成:スペック500文字、サマリー1500文字、要約750文字
・本文は標準5段構成:1段=3行
・文体:要約部「で・ある」調、コメント部「です・ます」調
・その他:一文を短く(主語+述語)、1人に語りかける表現(あなたを多用)、改行、「」を多用して読みやすくする
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(3.5/5.0)
ビジネス書の読書における、選書、読書術、さらには活用法を紹介した本。特に印象に残った部分としては、読書記録については「概要、気付き、学び、宣言」と定型化して書くことについては、なるほどと思った。また、著者のサイトを見ると、旬の著者を招いてのセミナーを定期的に開いているようなので、定期的にチェックしてみようと思う。
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<目次>
第1章 読書がもたらす大きな力
読書がビジネスの成果を上げる
本はわずかな投資で大きなリターンを得る道具
読書は人脈形成にも役に立つ
成功するためには読書が不可欠
第2章 本の洪水で漂流しない達人選書術
効率的に良書を選ぶ方法
本の洪水から、良書を抜き出すテクニック
ベストセラーランキングの活用法
たった5分の立ち読みで良書を選ぶテクニック
良書に出会える場所は無数にある
第3章 1日1冊読める! 読書術
読む前に気をつけるべきこと
3色ボールペンで読み進める読書
1冊の本を100%活用する能動的読書法
図を使って著者の頭の中を再現する
本を読む時間を作り出す
1日1冊! 効率的に読む技術
読書記録の作成は思い出以上の効果がある
読書にもコスト意識は不可欠
第4章 読むだけじゃもったいない! ビジネス書活用法
本の中身を仕事に活かす読書術
いつでも、どこでも学ぶ姿勢をもち続ける
本の中身を100%理解する読書術
第5章 読書活用の究極のゴール! 読書で人脈を作る
本をもとに小さな社会貢献
本は心のこもった最高の贈り物
書評の執筆で読書力をアップ!
必ず著者に会えるテクニック
学習効果が極めて高い読書会の開催
第6章 10万人を魅了するノウハウ公開! 読書レポートの作り方
読書レポートは一番手軽なアウトプット法
読書レポートの作り方
読書レポート作成時に心がけること
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目的を持って
何を学びたくて読むのか?
本を選ぶのか?
読書術は本田直之さんの
レバレッジリーディングと
大体同じでした。
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「読書のメリット」、「良書と出会う」、「効率的な読み方」
「読んだ内容を活かす」、「本による人脈作り」、「読書レポートの作り方」
本をどこまで活かせるか。といった内容。
これから本をいっぱい読もうとしている人、
ただ漠然と本を読んでしまっているだけの人には丁度いいかもしれない。
お薦めビジネス書 30冊が載っているのも良い。
が、読書慣れしていて、それを活かせている人にとっては、
あまり読む価値はないかもしれない。
本を読むこと自体が目的ではない、
本をどう活かすかということを考え直す一冊。