投稿元:
レビューを見る
0810 東京駅のブックガーデンで購入。
初めは怖いだけだったけど、
読み返してみると味があるなと思った。
投稿元:
レビューを見る
魔王の続編。
監視されている社会のシステムに、主人公たちが気づき、知ろうとする。
「考えろ、そして選択しろ」という言葉を思い出し、グッときた。
何か大きなものと闘っている話がとても好きだ。
投稿元:
レビューを見る
検索で見つかるなんてコワイ。そして奥さんが最後までナゾだった…。あのヒトはなぜあんなに強いのか!
今後近い未来ありそうな話だと思った。08.11読了。
投稿元:
レビューを見る
「魔王」の続編にあたる。
先輩社員の失踪、謎のまま押しつけられた無茶な仕事に隠されていた暗号。
題材に比して、主人公がどうにもこうにも頼りない、というか「一般人」であることが、伊坂作品には多い。今回もそうだ。そして「どうにもならないこともあるよね」という。だけど少しだけしあわせな結末。
時代設定が未来であるので、テクノロジーが発展している様子が面白かった。
あと、『今そこにある納期』に笑ってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
正直な所、「伊坂、どうしちゃったの?」って感じです。不遜な意見かもしれませんが、連載誌の想定読者に合わせてレベルを下げたんじゃないのかと勘ぐりたくなってしまいます。会話の妙は健在ですが、登場人物のキャラ設定があまりにも漫画的で浮いてる上に、いつもの「読後のカタルシス」がありません。結末についても、普段の伊坂作品の結末はもっと前向きだったはずで、今作の後ろ向き的結末には不満たらたらです。
投稿元:
レビューを見る
挿絵付と文章オンリーの2パターンが発売されてましたが、
挿絵嫌いだし、高いしってんで迷わず文章のみを購入。
児童文学じゃないんだから挿絵いるのか?
正直、前作の方が好きだな〜…
もっと書き込めるよねって内容でした。
ところどころ薄いというか、目新しさはあるけれど、
もう一歩進んで欲しいというか。
十分面白かったのだけれど、もう少し完結してほしかった。
完結してなさがこの方の持ち味なのかなぁ?
この作家は全作揃ってますし、好きなんだけれどね。
投稿元:
レビューを見る
さすが、伊坂幸太郎の一言に尽きるなぁ。
因みに、このモダンタイムスは『魔王』の続編だそうですが、
残念ながら、私は読んでないのでそこらへんの繋がり的な面白さはわかりません。
ただ、検索から監視が始まるというシステムが全然ありえるというリアル感がありながら
全然リアルに思えないこの書き口が堪らなくすばらしい。
『魔王』を読んでいたらもっと面白いのかなぁ、やっぱり
投稿元:
レビューを見る
きっかけはインターネットで「検索」したこと。そこから、監視が始まるという、日常における情報とインターネットの怖さが感じられる物語でした。情報が手軽に手に入れられる世の中です。便利になった一方、利用する私たちには、その情報を取捨択一して正しく利用する責任があります。
突拍子のない物語にも感じますが、案外、近い未来はこうあるのかもしれない・・・という思いもあります。
「勇気はあるのか」
投稿元:
レビューを見る
「魔王」の50年後の世界。未来の世界観に入っていくまで時間がかかったけど(3分の1くらいまで・・・)入り込んでからはめっちゃおもしろくて、スピード感溢れる読み応えだった。ありえないけど、ありえなくもない、ギリギリの世界観。わかってたことだけど「魔王」とのリンクもうれしい。もう1回「魔王」読みたくなったなー・・・とかいう前に「ゴールデンスランパー」をもう1回読んじゃった。
投稿元:
レビューを見る
魔王の何十年も先の話。グーグルの求人広告は実際にあったのかなあ?細分化って、これからありうる。自分は何をしているか全く分からずに働くのだ。今(現実)あったこと、魔王の時代にあったこと、モダンタイムスの時代にあったことが、実際あったかのように書かれていて、興味深い。死神の精度の続きが読みたいんだけど。
投稿元:
レビューを見る
検索から、監視が始まる。
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之介は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」
投稿元:
レビューを見る
怖い。普段何のためらいもなく色んなことをネットで検索しているのだけれど、そのネットシステムの向こう側から全てを監視され操作されているかもしれないと思うと例えようの無い恐怖を感じる。「国家」という巨大なシステムがみずからが存続するために全てを動かす。全ては「そのようにできている」のだ。 なんとも言えず怖いぞ。誰が何のために、なんてことは誰にも分からないのだ。それからなんだかいつもの伊坂作品とは違ってちょっと気持悪い描写が多いな。伏線だと思って注意していたところが全く最後まで出てこなかったりな。それから当然かもしれないのだけどやっぱりハルキ的なモノがすっごく感じられるし。そこら辺が☆マイナスの理由だな。けど、何よりもイチバン怖いのは嫉妬深い妻を持つこと、なのかも…
投稿元:
レビューを見る
システム、監視、真実、見せ掛け…。
人間はシステムの一部。この表現は妙にしっくりくる。
情報が多様化している現代に自分達もまた踊らされているんだろうなぁ。
勇気はあるか?
長嶋丈に逢いに行くまではとても面白く読めた。
ラストがいまひとつ。
友人の井坂好太郎のキャラが良い。
つまりは人間も人間の手によって作られたシステムに監視されているってことなのか。
結局、妻の仕事は何だったのだろう?正体は?
気になるとこ。
投稿元:
レビューを見る
読んでいて寒気のする作品であった。ひとつ前に読んだ『ゴールデンスランバー』とよく似ている作品であった。ただ、作品中に不完全燃焼なものが多々残ってしまったような気がする。魔王からの続編にも、じゃんけんの話があって初めて気づいた自分がやや情けなかった。恐怖の象徴であった佳代子の活躍には目を丸くするばかりで、でも一番いきいきとしていた。
投稿元:
レビューを見る
伊坂さん面白いなー。
システム、みんな仕事だからって言うの妙に説得力あるし、
辺見庸が地下鉄サリン事件にたまたま遭遇し、倒れる人々を尻目に、通勤の人たちが平然と会社に向かっていた。日本人は決められた役割に忠実すぎる、みたいな話をしていて(ETV50)、この作品との共通性がちょっと怖かったです