投稿元:
レビューを見る
フロリダのディズニーワールドを舞台にした冒険小説です。
ディズニーワールドの案内役として対話型ホログラムのモデルとなった5人の少年少女が、ファンタジックな事件に巻き込まれる…そんな話。
物凄く詳しくディズニーワールドのことが描かれているので、ディズニー側から依頼して書かれた作品なんですかね?少なくともディズニー側の許可を得て、内部のことをしっかり調査した上で書かれたのだろうと思いますが、夢の国の裏側まで書いちゃっていいの?と読みながらそわそわ。
そして現地の人間の常識がわからないので、ところどころ、“え、どう言うこと!?”と言う場面が。まず最初、ディズニーワールド関連の略称などが全くわかりませんでした。
あとは、核となる、クロスオーバーの設定。
気持ち次第で物に触れられるし、通り抜けもできるのに、どうして設計図とペンは触れないのか。
キャラクターであり、人間でもあることがクロスオーバーの条件だとすれば、人間が生身で演じているキャラクターに限り、逆に現実世界にもクロスオーバーできる。そう考えると、現実世界でのマレフィセントは、パーク内でマレフィセントを演じているキャストと言うことなのか。
結局アマンダとジェズは何者なのか。
結末がなんだかよくわからない。
パーク内のスタッフはどれだけ事態を掌握しているのか。
描かれていない部分がありすぎて消化不良です。あと、イラストがイメージよりも漫画漫画し過ぎていて違和感が(^0^;)
もっとヴィランやキャラクターが登場するのを期待していたんですがね。キャラクターが協力してくれるかと思ったのになあ。
Virtual Magic Kingdomは楽しそうですけど、それって公式のものだし…
小説単体で見たらちょっと…
ディズニー要素だけが面白さでしたね。残念。
キャラクター的にはフィルビーが好きです。