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【連帯保証人】 松井計さん
高校の英語教師・柳沢雄策のもとにクレジット会社から電話がかかってきた。
彼が連帯保証している借入金の支払が滞り、債務者が行方不明になったというのだ。
債務者は村岡柊子といい、雄策が勤める高校の修学旅行や職員旅行を請け負っている旅行会社の社員だった。
雄策は修学旅行の担当教員でもあり、彼女としばしば打ち合わせを重ねる内に男女の中になったのだった。
雄策は柊子が突如消えた事が信じられず、彼女のマンションを尋ねるが、マンションは既にもぬけの殻だった。
考えてみれば雄策は彼女のコトを何も知らなかった。
夫婦仲も冷えてしまっている雄策は彼女が突如消えた事が
納得出来ず、彼が知っている僅かな記憶を頼りに柊子を探す。
そして、彼女の過去を少しずつ解明していくが、
その過去から知られる彼女の姿は雄策の知っている柊子からは想像ものだった。
☆
タイトルに関心を持って借りてきました。初めての作家さんですが、思っていた以上に読み易く面白かったです。最近、本の当たりがいいです。
今日から読み始めまだ途中ですが、あさのあつこさんの【バッテリー】もかなり面白いです。
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高校の英語教師である柳沢雄策のもとに借金返済の督促がきた。浮気相手であった柊子のものだと直感した彼は、彼女の行方を探す旅に出たのだが、行く先々で数々の驚きに出くわすことになる。
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面白くてグイグイ入り込み、あっという間に読み終えた。戸籍のことや、舞台が東京から始まり、愛媛の海の街、大阪の鶴橋と出て来て楽しめた。グレーなラストに物語の深みを感じる。導入部を読んでいるときは回りくどいかなと思ったが、散らかりがちな内容をシンプルに違和感なくまとめられ、とても読みやすかった。