- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |
組織風土改革のためにはトップ自らが説明責任を果たし、旗振り役になるべき
2010/11/15 14:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は人材育成コンサルタント。入社して3年で3割が辞めると言われる。本書は社員の定着率を高めるための法則を説く。
若者が会社を辞めていく理由には「(いるだけ)時間の無駄」、「(周りが)つまらなそう」、「力を発揮する場がない」など様々。誰もが仕事を通じて成長したい、学びたい、貢献したい、と思っているはずなのに、それが満たされずに辞めていく。本人にとっても会社にとっても残念なことである。こうした原因には、制度と運用の問題、教育と組織風土の問題、上司・先輩などとの人間関係の問題などがあると、著者は分析する。本書ではそれらを分析し、解決のための道筋を探ろうとしている。
第4章には離職者が相次ぐ会社12のパターンが挙げられている。少しでも該当するものがあれば即対応が必要だ。大昔から「いまどきの若者は」的な言われ方がされているらしいが、「いまどきの上司」、会社にも問題がある、とするのが本書のテーマだ。部下を指導できない上司。第3章には上司にできること・やると効果のあることが説明されている。第6章は上司向けの教育研修について書かれている。上司の熱意と力量が問われている。
会社をステップアップの踏み台と考える貪欲な社員なら、会社への愛着を求めることはできないだろう。それ以外の社員に愛着を持ち続けてもらうには働きやすい職場・会社にしていく必要がある。労働時間と人事評価の2つが満足なら働きやすいと感じられるそうだ(第5章)。上司自身の成長、会社の成長、部下の成長のため、ひいては日本の成長のためにも参考になる本だと思う。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |