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アンソロジーのW効果
好きな作家さんが増える反面、苦手な分野も必須読みとなる…
自分は実はSF好きだったのだろうか?
ボクのSF
「少年名探偵WHO 透明人間事件」はやみねかおる ◎
「トワイライト・ミュージアム」初野晴 ◎
フェティシズム・ホラー
「シュガー・エンドレス」西澤保彦
「ネイルアート」真梨幸子
都市伝説
「紅い壁」村崎友
「恋煩い」北山猛邦
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(収録作品)少年名探偵WHO―透明人間事件(はやみねかおる)/トワイライト・ミュージアム(初野晴)/シュガー・エンドレス(西澤保彦)/ネイルアート(真梨幸子)/紅い壁(村崎友)/恋煩い(北山猛邦)
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3テーマ×2作品ずつのアンソロジー。テーマはそれぞれ「ぼくのSF」「フェティシズム・ホラー」「都市伝説」となっているが、うち3作品はミステリ仕立て―これは掲載誌「メフィスト」の性格もあるんだろう―になっている。SF2作品はいわゆる“ジュブナイル”という感じ。
料理に白砂糖が多量に加わっていくことで少しずつ変貌していく家族をギャグタッチで描いた「シュガー・エンドレス」、脳死患者と精神のタイムトラベルを組み合わせた「トワイライト・ミュージアム」がいい。
ややラノベ寄りの作品もあって、個人的にはうーん……なところもあったけれど。
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SF・ホラー寄りのミステリアンソロジー。くすりと笑える話あり、ぞくりとさせられる話もありで楽しめました。
お気に入りは都市伝説ネタの二作。特に北山猛邦「恋煩い」は凄いなあ。まさかまさかこういう話だったとは思いませんでした。そしてあの一文がとんでもなく恐ろしいです。筋としてはミステリだけど、ここに描かれてるのはホラーだよなあ……。恋心というのは、一番怖いものなのかもしれません。
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一応本の後ろにVSで書かれているという事は
対決もの? という6人の作者による本。
精神的にぞっとするものもありましたし
設定が怖いだけのものも。
しかし、最後あるから、なのか
北山猛邦さんのが怖かったです。
あの最後の一言…。
偶然を装うつもりでも、確実にあった殺意が。
勘違いって怖いねw で終わらせられません。
目当ての西澤保彦さんは、前に読んだことのある
白砂糖の話でした。
あれはあれで、食べる事が恐ろしいです。
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真梨さんと北山さんが好み。個人的には村崎さんも悪くなかった。久々の西澤さんは相変わらずの黒さ。初野さんは設定が良かったな~。
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6編のアンソロジー。一つのテーマで二人の作家さんが書くという。どれも面白かったけど、真梨幸子「ネイルアート」、北山猛邦「恋煩い」が非常に怖くて面白かった。ホラーですよ、ホラー。北山さんなんかかわいい語り口なのに、衝撃の怖さ。思春期の女って怖い。あとはやっぱ真梨幸子ブームだわ。西澤保彦「シュガー・エンドレス」も最近止めていた白砂糖を大量に買ってしまった私には非常に怖い話。恐るべし、砂糖。