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紙の本
佑鹿の決心からクライマックス前夜へ
2008/12/25 20:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻の終りから決選前夜までが描かれた第6巻。クライマックスが近づいている。雪風は未だ変わらず。これで本シリーズの1/3は凹んだままである。さすがに多少は焦れてくるが、他のメンバーも同様らしく佐由梨や野分からの叱責も激しくなってきた。ただ、今までと大きく異なる変化は見せ始めている。自分のためだった目的を図らずも果たしてしまった雪風が、今後は何のために、誰のために戦うのかが問われている。
知らぬ間に八班の、から章義舎の、に祭り上げられている佑鹿。本人の意思とは裏腹に章義舎の人気者になっており、五十鈴の恋のアタックもあからさまになってきた。野分の密かな想いも見え隠れして、これまた面白いことになっている。自分の想いを自覚しながら我慢している野分や想いを隠し切れずにいながらどこか遠慮している五十鈴に比べて、無自覚ながら佑鹿を独り占めしている雪風には、その凹んだ姿とは別に何だか面白くない、という感じが出ていて良かった。
男の戦嬢、上級ラルワ、三瀧高校が襲撃される理由など、様々な要因により佑鹿が下した決断が次巻(おそらく最終巻なのでは)でどう展開し結末を迎えるのか、そして何より雪風がどのように復活を遂げるのか、クライマックスに向けて読みどころは尽きない。
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