- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
COCOはとびきりかわったコ みんなのレビュー
- エリザベス・マシューズ (作), 佐伯 誠 (訳)
- 税込価格:2,530円(23pt)
- 出版社:明月堂書店
- 発売日:2008/10/01
- 発送可能日:購入できません
絵本
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |
紙の本
俺服。
2008/12/30 18:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Living Yellow - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめて、親のお仕着せの服が厭で、ブランド名を口にしたのはいつのことだろう。
アディタスが先か、リーバイスだったのか。
この国では、自分で服を選ぶ能力はもはや、小学生低学年にも要求されるスキルである。なかなか、「五郎」みたいに力ずくで「北の国・富良野」にでも、連れ去らねば、そんな論理に抗するのは難しい。おそらく、『北の国から』をCM入りで、観ている時点で、そこから逃れる術は、ない。
でも、そんなこといっていたら、サンタはお年玉前に煙突から逃げ出さねばならなくなる。大概の家にはサンタが入る煙突はあるが、出て行く煙突は装備されていないようである。
困った。そんな時。
この絵本を押しつけよう。どんなブランド品よりも安いこの一冊。
ブランドはかっこいい。ブランドが人をつくる。うん。そうだよ。
でも、ブランドを作った人もいるんだよ。
ブランドは買うより、作る方がずっと面白いし、お金だって入ってくる。
勧めないけど、歯にダイヤモンドを入れて。きれいでかっこいい人と恋もできるんだ。
この本に主人公、ココ。ココ・シャネルは、あのシャネルのブランドをつくったん人。 貧乏で、へんてこで。ブランドものなんて買ってもらえなかった。
じゃあ、どうして、シャネルはそこから「シャネル」を作ったんだろう。
この本を読めば、ほんの少し、分かるよ。
じゃあ、明日のお買い物は。いつものじゃすこにしようね。
え、HあんどM?
おまえ、どこでそんなことばを…。
困惑し、立ちすくむ、とある父親の苦悩は深まるばかりであった。
画面の中では今年も北島三郎の歌声、じゃないのか。今年は。
ズンと、深くため息をつく父であった。
一方、夜のネオン街。そこで、同じく彼なりの「俺節」を歌い上げたある父親が、とある物故した「もの書き」の遺した、崩れそうな本の山の中に眠っていた。
当方は。その山を遠くに眺めて、珈琲を飲んでいるところだ。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |