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インタビューを読んでるのかくらいリアル!これは共感できる奥さま・・・というかお母さまかな?は多いと思います。色んな奥さまの色んな悩みの話。やっぱ奥さまは、母は、強いのです。
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主婦の日常にここまでスポットを当てた作品が今まであっただろうか?頑張っていたり悩んでいたりしている全ての奥様に、是非読んで欲しい。
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夏石さんの本はいつもすかっとさわやかなのが多いから
この本もそういうのかしらって気軽に読んだら
いろいろな奥様の短編なんだけど、えっここで終わりって
肩透かしな話ばかりで、なんだかがっかりだった。
いろいろな普通の奥様も内情はこんなどろどろなんだよとか
こんなことで悩んでいるんだよってことが書いてあって
その視点は新しいなって思ったけど、本当にその奥様の
日常を切り取っただけだから、だからこれからどうなるの?
って感じで中途半端で読んで損だった。
人の悩みを聞いちゃったけどその後の結末を教えてもらえない
って感じです。ほんと期待してよんだのでがっくり。
でも途中で投げ出したくなるほど退屈ではなかったので星3つ
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とっても面白いですよ。専業主婦、会社に勤める主婦、子供のいる人いない人、いろいろな登場人物の短編ですが、どれも現実的で自分に近しく感じます。共感しながら楽しく、時に涙しながら読みました。夏石鈴子さんは真っ当で正義感にあふれてて、一本筋の通っているところが大好きです。心が軽くなります!
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奥様の(明るさ)と、(笑顔)は
戦国武将がつける(鎧)と(兜)の様なものだと思った。
ただ逆なのは
奥様、戦闘態勢に入る前は甲冑など、脱ぎ捨てるご様子で。
その怖いこと、怖いこと…
(でも、爽快な事!)
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最近読む本の主人公が自分より年下なことが多くて少し切なかったので
これなら同年代以上のひとが出てくるんだろうなぁと思い
タイトルを見て手にとりました。
そしたら、自分よりだいぶ年上の奥さまの話だったのだけど。
短編集で、色んな状況の、色んな思いを抱えた奥さまが出てくるけれど、
どの奥さまもあまり幸せそうに見えなくてこれが現実なのか…と寂しくなる。
私は幸せな奥さまを目指そう。
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兼業主婦、専業主婦、子どものいない主婦、舅姑と同居の主婦。いろんないろんな環境の主婦たちが今日も笑顔を顔に張り付かせて頑張ってる!ときおりどうしようも無く拭き出そうになる「黒々とした思い」をなんとか笑顔の下に押しかくして。夫や子供に「今日何食べたい?」ときいて「美味しいもの」とか返事されてぶちキレそうになってる奥さま!ぜひご一読を!なんかもやもやがすっきりしますよ。
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どこにでもいそうな「普通の」奥さん(お母さん)達が心に溜め込んでいるドロドロしたもの。表には出さない暗い部分の描写が秀逸でした。
良い「妻」や「母親」でいるために日々何かと闘って、疲れて。
報われていい終わり方をするお話もあったけど、決壊寸前の「先はやっぱりバッドエンドなんだろうか」というお話もあり、そこにリアリティを感じました。
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読むのは3度目か4度目の『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』。私は何度か借りて読んだあげくに、この本を買ってしまったくらいだ。5年前に出たこの本のあとがきには、「続編のタイトルは、今のところ『突撃、にっぽんのきれいな奥様』を予定しています」(p.189)と書いてあるのだが、まだ続編は出ない。心待ちにしているあいだに、夏石鈴子のすでに出ている本を、時々また読んでみたりする。
読んで、話に出てくる人の、声には出さない心のうちのご意見に、そうそうと思い、あるいは、話に出て来る人が口に出した言葉に、う、という気持ちになったり、私も似たようなことを言ったことがあると思い出したりする。こういう言動をする人はイヤだ、というところに共感もする。
『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』とか、『いらっしゃいませ』とか、夏石鈴子の書く話を私は何度も読んでいる。くりかえし読んで、同じところで、あーそうそうと思うときもあるし、こんなことも書いてあったかなと新たな発見をするときもある。
『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』のあとがきには、こんなことが書いてある。このあとがきも、数度目にしているが、こんなん書いてあったっけと今回思った一節。
▼最近のわたしは人間について、よく考えている。特に人間の才能を考える時、とりあえず何があっても外からは普通に見えるというのが、最大の才能ではないかと思います。「この人、大丈夫?」と思わせる人は、あまりいないものです。だいたいの人は、悲しみ苦しみがあっても、それは外に見せないものだ。だから、そんなことを今回、物語にしてみました。(p.188)
私は、あとがきの中でも、この部分の、すぐ前にあるところをくっきりおぼえていた。
夏石鈴子が書くもののおもしろいところはいろいろあるが、登場人物が、文句というか批判というか、アホかおまえ!というような相手に(おおむねは、口に出さずに心のうちで)ぶっつける罵詈がいい。
私はたぶん、そういう罵詈を、登場人物の心をなぞって読みながら、自分がぶっつけたい相手に言ってる気になってるのかもしれへんなと思う。そして、登場人物の観察眼を自分も拝借しながら、罵詈をぶっつけたい相手を観察し、自分自身を省みているような気がする。
たとえば、自分がパワハラをしている、などとは思ってもいないような人物の、しかしそれはどう考えてもハラスメント言動でしょうというものは、ほんとうに処置無しで困る。現実には、私も「なるべく避ける」くらいしかできないことが多い。面と向かって、アホかおまえ!と言えたらいいけれど、そう簡単には言えない。当たって、向こうが砕けてくれたらいいが、こちらが砕ける可能性のほうが高い。何の気なしにハラスメント人間になってる人は、そういう立場の人物だからだ。
そういう苦しく、しんどいときに、夏石鈴子は効く。私はほんとに、いっときはお守りのように『いらっしゃいませ』を読んでいた。
職場であれば、組合とか話せる同僚さんとか、それもすごく大切だけれど、自分自身の心の支えがあると、アホかおまえ!というような相手のいるような場をやりすご��のに、助かることもあるのだ。
(8/27了)
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短編8作品。
普通に見える主婦たちだって、いろいろ思ってるし、いろいろ考えてる。
8人の主婦たち(専業主婦も正社員もパートも)の普通の日常を書いてます。
同感したり、ふーん、そうとらえるかと思ったり。
おもしろく読めました。