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養老先生のお話はしばしば極論だと言われるけれど、言わんとしていることが実に得心できる。思い通りになる世の中で思い通りにいかない虫捕りが子どもを育てる、とか、虫も殺さぬ子が人を殺すなど、虫好きの3人が、子ども達の正しい育て方と、人として生きるべき方向性について語り合った内容。
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言葉とは概念化すること。
感覚と概念。
個体と社会。
あと宇宙。
昆虫採集を通して脳と社会についての軽いトーク。たしかに概念化(四捨五入)された社会における個体の存在はしょぼい。どうやら動物化ならぬ人間の昆虫化が進んでいるような気がする。もう少し個体として個体に対して敏感になろうかと思った。
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筆頭著者は養老先生
対談でなくて 鼎談らしい・・・初めて知りました。鼎談て言葉
話しているので、時々話題や発言が飛んどるなぁ と思うことはあるけど、
ヒステリックに虫を排斥しなくても・・・なんて事を思う
読んでて思わずケタケタ笑いだしてしまったとこもあったけど、笑っている場合などでは無い様な気もする。10年前の続刊?的な位置づけみたい^^
すぐ読めてしまうけど、買って楽しめた本だと思う
http://www.64tai.com/blog/index.php?catid=7
これが虫隊というとこのページだそうで^^
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虫屋は、やっぱり虫中心に物事を考える。めづるものと思うか、敵と思うかだよね。昔の子の方が良かったって言ってしまうのは辞めよう、人だって進化中なんだから。
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『三人寄れば虫の知恵』と内容は似た感じですが…
”キノコは茹でれば何でも食える”
という記述に目が点!
やってみたいですが、ちょっと勇気が出ません。
スズメバチを平気で捕まえるような人が言うセリフじゃないってか(笑)
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ザ・虫サロン。大の虫好き、通称”虫屋”の御大3名が、虫と社会についてのあれこれを、茶をすすりながらのんびり雑談しているかのような一冊。奥本先生が虫食いについて話をふっているのに、残り2名は華麗にスルー。切ない!
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また育児中の敏感な母親が反応するような題を(笑)虫好きな3人の座談会形式。頷く箇所いくつかあり。生き残るかどうかは知らんが、虫捕りや飼育を通して学ぶことって多いよね。虫を通して木や風や土を知るもの
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虫のこと、現代人のこと。「ディテールこそ大事」「真実は単純、事実は複雑」「概念ではなく、感覚と細部が大事」という視点は新鮮。 自分の子供にはもう遅いから、孫ができたら努力してみるか。自分も小さな頃は平気だったけど、だんだん大人になるにつれ苦手になってきたんですよねー。
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印象深い話が多かった。極端だけれども、虫が愛おしくなった。
・絶対音感を失った方が得。
・個性教育なんて言うこと自体が矛盾なんですよ。教育できるのは概念の方であって、個性を磨くには外へ出るしかないんだ。
・現代人という品種はものすごく鍛えに鍛えた、肝試しのすんだ品種。
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自分は虫捕る子ではなかった。本の中に出てくる昆虫の名前はほとんど姿がイメージできなかった。
3人の、「昔は良かった。今の人たちは、、、」みたいな感じはしなくもない。でもそれもわからなくもない。自分の生きた時代とは違う環境を生きてきた人の感覚を垣間見れる。でも生物としては同じ人間だし、特に3人は生物に関わることに携わっているわけだから、こその説得力はあった。
頭でっかちにはならないようにしようと思った。それから自分も地球上に生きる人間という生物であるという謙遜さを持とうと思った。
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自分の子供が虫好きなのでタイトルに惹かれて読んでみた。対談形式で読みやすい。
子供が虫を捕まえるのはいいのだが、死なせてしまうとかわいそうだな、、という気持ちもあったのだが、そういうことも含めて子供にとっては勉強になるのだと感じた。
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好きなことを語るのは楽しい。虫取りが彼らに与えた影響は計り知れない。多分、この趣味も減少の一途であろう。ただコロナ禍を逆手に取ってこうした趣味にどっぷり浸かるのもいいかもしれない。香川照之の[昆虫すごいぜ]も一緒だ。自然が我々を待っている。
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こんなに虫の名前がスラスラ出てくるなんてすごい。私も最近虫が減ったような気がしてたけど、やっぱりそうなんだ。大人になって地べたにしゃがみこんでじーっと見つめるなんてことをしなくなったようにただ自分の観察力が弱くなっただけかなと思っていた。