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日本の議会政治の裏も表も知る男、平野貞夫。
彼の信念が文と行間に滲み出ているが、コンパクトにまとめられた“内側”から見た平成政治史。
政権与党に対する厳しい姿勢、政党政治、議院内閣制のあるべき姿、そして裏話を、Hot Heart, Cool Mindで論じている。
小沢一郎が信頼する理由も納得。
策士といわれても仕方ないような気が…( ̄-  ̄ )
だから、その緻密さと見通しの良さはピカイチ。
歴史観とか信念とか政策とかを批判するのはもちろんだが、随所に「憲法違反」等が出てくるのが、興味深い。
読み進めていくたびに、ボブも無知と無理解で自公連立政権の失政に加担してしまったのではないか、と自省。
著者のHot Heart, Cool Mindの精神を修得したいと思うのであった。
【キーワード5】
小沢一郎、政治改革、連立政権、策略・謀略、説得工作
◇関連
村上正邦・平野貞夫・筆坂秀世、『参議院なんていらない』、幻冬舎新書041
村上正邦・平野貞夫・筆坂秀世、『自民党はなぜ潰れないのか』、幻冬舎新書066
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とうとう日本が追従するアメリカの金融資本主義が破綻した。振り返れば、平成の20年とは、政治改革と日本改造を唱えながらも、私利私欲に走る政治家の足の引っ張り合いの連続だった。結果、アメリカにつけ入られ迎合する政策が続き、そのしわ寄せが国民に押し付けられた。新党が結成されては潰れ、14人もの総理が入れ替わり立ち替わり、今や日本は瀕死の状態だ。いったいわが国の未来はどうなるのか。この先10年を読み解くための、平成20年史。
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小沢一郎の知恵袋と言われた人の本。
民主、小沢寄りの内容。
著者は経済とか道徳とかじゃなく、「政治ゲーム」が好きなんだなぁと実感する。
理念とか信念とか関係なく、政治ゲームの得意な人が政治家になるんだなぁと思った。
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うーん。いいたいことわかるんけどな。
官僚時代からの小沢さんの側近。
彼の言う通りに小沢さんがいいとしても
嫌われるのはなぜなのかな?
そんだけ日本の政治はくさってるか
利権や利害が絡みすぎているか足のひっぱりあいなのか。。
そうでないことを祈る。。
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民主党、小沢氏の側近であることから小沢氏よりの発言が目立ちます。それはそれで当り前といえば当たり前なんですが、表に見える小沢氏と本の中に書かれている小沢氏のギャップがある感じです。
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平成元年から平成20年のバブル崩壊からその後を描いた経済史.
旧大蔵省から現財務省と政治家の結びつきを中心に描かれています.
主張は過去の政権が行った経済政策とその結果に対する関連性の無さは,
財務省の主張が自省の利益に沿うように政治家を誘導しているからということかと思います.
その中で財政収支均衡を錦の御旗にして,IMF等の著名な団体が日本危機論を煽っているが,その発言元は財務省の出向者だという話は参考になる.
ホントか確認をしたいですが.
途中から財務省バッシングの嵐になるのと,定量的な論旨を裏付ける証拠が無いのはアレですが,まあ読んでおいて良いかもしれません.