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金曜ロードショーでのゲド戦記放映を見て、かつ原作既読者の反応がおもしろかったので、原作に手を出してみた。
闇の左手を先に読んでいたので、文章に関しては特に読みづらいとは感じなかったが、文章自体が淡々としていることにあわせ、物語に起伏があるかというと首をひねってしまう展開なので、冒険活劇が好きな方は読みづらかろうと思う。一言でいえば地味である。
求道の物語、なのかな。影の名前は、物語を読むのに慣れている方はすぐにわかると思う。
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世界設定は綿密に練られている。そのアースシーの世界は魅力的だ。反面、キャラクターの描写は最低限に抑えられており、ハリーポッターなど現代風のファンタジーものに慣れている方は物足りなく感じるだろう。ハイファンタジーの傑作であることは間違いない。一度は目を通しておきたい作品である。
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ハイファンタジー。
少年ゲドの成長物語。
自分の影に打ち勝つという、分かりやすい話だが、よくまとまっていて読みやすい。
世界設定が綿密だが説明が多く、またその多くが本筋に必要とはいえない。作者が設定魔で、自己満足しているように思える。
神視点の描写が多く、主人公視点の細かい描写はあまりない。淡々と進む。
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後に大賢人と語られるゲドがまだ若かりし時の、己を知るまでの、己を知るための物語。
ファンタジーは殆ど読まない人間だけど、ル=グウィンの描くアースシーの世界にすっかり魅了されてしまった。
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3巻が一番おもしろかったー!テルーが主役になってきたあたりから、ちょっと展開がしんどくなってきたかな・・・6巻は少し盛り上がりに欠けるというか、期待していたものとは違っていた。相変わらず竜は魅力的過ぎる。児童文学に目覚めるきっかけになってくれた、この作品の力はすごい。ありがとー。
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すごく深い作品で何度も読み返したい作品。
テーマは「責任」
主人公ゲドの驕りと葛藤、そして最後の影との「融合」...
最後はどうなるかとハラハラして読みました。
結局、自分の蒔いた種は、良い物悪い物関係なく刈り取る「責任」があるのです。
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映画(アニメ)を見てから原作を読んだので、内容の複雑さに少し躊躇しました。
映画よりも、原作の方がすばらしいと思いました。
底流を流れている考え方は共通します。
本作品では、魔法に対する考え方を示していると思いました。
映画(アニメ)の方は、なんとか分かりやすくしようとして、
単純化しすぎたのかもしれません。
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ゲドが何回も船を作る話。船旅に出る度に巻頭の地図と見比べるのが楽しかった。ゼルダの風のタクトみたい。
真の名と魔法の関係とか、魔法の地域性とか、その辺の設定は今でこそ目新しくはないけど、当時は画期的だったんだろうな。
ゲドの気持ちがブレ気味なのも人間臭くてよかった。
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宮崎アニメの「ゲド戦記」とは、ストーリーがまだ一致しません…。むだ先のようです。
ハエタカの精神的な成長が、素晴らしかった。オクタの死ショックでした。
2巻以降も借りてこよう。
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思春期の迷いの影と闘う、力をもって生まれしゲド少年の物語。不遇な境遇で生まれ育ったゲド少年は、生来持っていた力に魅了され自分の欲求のために使用する。しかし、それは昏き影を生み出し、ゲド少年につきまとう。若さゆえの過ちだろうか……。いや、そんなことはどうでもよい。ゲド少年は自分の行動によってでた犠牲者を悲しみつつも成長を続けていく。アースシーを取り巻く世界観の緻密さが感じられる。そして困難の末に、人として成長して自分との闘いに勝利する。こういうとカッコいいが、個人的には、ラスト部分の影との戦いに不満が残った。また、視点を引いた俯瞰的な描き方も全体像を描くためには素晴らしいが、もっと主人公よりの視点で共感したい気持ちも残った。
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面白かった。王道ファンタジー。巻頭の地図と見比べて今ここを旅してるのね、と確認しながら物語を読み進めるのが楽しい。
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2012.6.28 読了。暗くたんたんとしたなかに、読み進めてしまう魅力があって、あっという間によんでしまった。
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大賢人ゲドの一生を中心としたファンタジー小説。
子供の頃、国語の教科書に「影との戦い」の一部が
載っていて、絶対に全部読みたいと思っていた。
実際には1回読んでいるけど、やっぱ面白い。
「影との戦い」では少年期のゲドの成長がストーリーの中心。
「魔法があればなんでもできる」と思っていた愚かさ故の過ち。
それを糧として成長するゲドが非常によく描かれている。
ちなみに映画は4作品目と5作品目の間の話らしい?
あまりに評判が悪いので見ていない。
映画を見て残念に思った人は是非、小説を読んで欲しい。
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ジブリのゲド戦記とは別物だった。原作は面白く、難しかった。心理学の要素が組み込まれているようだ。自身の恐れることに逃げずに立ち向かわないと、いちまでもその恐怖から逃れることは出来ない。
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ゲドシリーズ3巻まで読みましたが、
一番良かったのが、第一巻でした。
最後の結末で、衝撃が走り、
そうきたかと涙しました。
光と影の関係を、
深く考えさせられた一冊です。
多分、私がこれだけ衝撃を受けた本は、なかなか現れない気がします。