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やっぱり紅玉さんの書く物語は凄い好きだなぁ。どこか御伽噺のような雰囲気が好き。人喰い物語りはこれで終わりだけれど、次の作品はどんな物語になるのか楽しみ。
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物語だから当然なのだけど、上手く組まれたレールの上を走っている感じ。
私は読み終わった後に「ああ面白かった」じゃなくて「うん。まあ、そうだよね」と思いました。読ませる文ではあるけれど何か一味足りない印象ですね。
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「ミミズク」に始まる人食いシリーズの第3弾。
ラノベとしては渋い(もしくはハードな?)ような。その渋さが良さな作品だけど、読む前に「ミミズク」の感じや、いわゆるラヴロマンスを期待してしまうとがっかりしてしまうかも。
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大分前に読んだのに登録してなかった・・・
紅玉さんのおはなしは本当に大好きです。賛否両論あるのは良く分かりますが。
今回は号泣はしなかったけれど、ああ良かった、と微笑んでしまう感じでした。
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人喰い3部作のラスト。
各巻独立しているので、単体でも読めます。
凍てつく雪の中で、本当に多くの想い、激情が交錯する。
恋と愛の物語。
どうにもならなさそうな状況をこう纏めるか!と拍手。
イラストも好みでした。
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これは…なんていうんだろう…すごく、不思議な余韻がある作品だったと思う。
ミミズクやMAMAみたいに、「ハッピーエンドの童話」という感じではなかった。
言葉で表せないんだけども^^;
ただ、この余韻がすごく好き。
やっぱり紅玉さんの書く文章は素敵だな、と改めて思いました。
綺麗なんですよね、お話と、それを彩る言葉たちが。
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この『雪蟷螂』という作品は、
同じ作者の書く「人喰いシリーズ」と云われるものの
第三弾、最終章に当たるらしい。
読み終えいざレビューを書こうとして初めてその事を知ったけれど、
前の2作を読まないと分からないという事は無かったように思う。
(他の方のレビューを拝見すると、これが最初で良かったようにも思える)
「想い人を喰らう」と云われる一族と、
その一族と長い間敵対していた一族との政略結婚。
あらすじに記載された「想い人を喰らう」という言葉だけで、
によによと期待を膨らませてしまって、
気づけば本屋のレジの前にいそいそと並んでしまっていた。
「想い人を喰らう」。
異常とも言える深すぎる愛の形の終演には、
どうしても死がまとわりついて離れない。
「死が二人を分かつまで」とは愛の誓いに使い古された言葉、
けれど「想い人を喰らう」愛は、同時に死のおとないがある。
この作品の舞台は、極寒の凍土。
作品全体に貫かれる雪氷の厳しさと白さが、
この作品のテーマである「想い人を喰らう」、
儚くも美しい、狂おしいほどの愛を、よりいっそうに引き立てる。
深すぎる愛は異常性もあって恐ろしい、
でも時に、憧憬の念すら呼び起こすのは何故だろう。
死にものぐるいの、死すら厭わぬ程の激情。
そういったものに身を焦がすことが非現実的に思われてしまう、
そんな世の中だからこそ、逆に憧れてしまうのかも知れない。
(以下余談)
テーマも、それが描かれる舞台の選定も、文章の質も
ものすごく好みで、文句なしで★5を付けたいところ。
ここで★4にしたのは、「想い人を喰らう」というテーマが、
主人公ではなく脇役で語られたことを起因とする。
激情に狂う主人公を見たかった。
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きれいな恋愛話。
……なんだけど、抽象的すぎて現実味がない。
一族を背負って嫁ぐヒロインと、彼女にうり二つの影武者の設定はとても好き。
登場人物も、恋愛ファンタジーらしい面々でわたし好みだった。
愛(互いを思いやる心)がなければ目的は達成されない、ということを、もっと重く伝えられたら良かったのかもしれない。
伏線も何もないので、シンプルな話。
詩と小説の中間が好きなひとには良いかもしれない。
映像化したら化けるんじゃなかろうか。
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ぬあああ、好きです!
物語全体にまとわりつく雰囲気としては、ミミズクの方が好きなのですが、小説としての構成はこちらの方が好きです。
私の個人的な好み要素がふんだんにあって、ときめいた……!
特にルイがはじめからすっごく好きで、彼女がアルテシアに持っている想いというものがすごく切実で、いたいのです。
ので、ルイがたどるだろう先が見えた時は、よっしゃーと心の中でガッツポーズをしてました。ああーもうときめくよっ!!!
オウガに祈る、アルテシアへの祈りとか……!
「阿呆」に込められた慈しみに、激しくときめく。
紅玉さんの物語は、どれも終りが優しく温かで安心して読めます。
登場人物たちを取り巻く世界は、いつも厳しいものではあるのだけれど、それでもその中に含みこまれている優しさに、ほっこりする。
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人喰い三部作最終巻。
人が人を食べる、という割りには少し薄かったのでは?と思いましたが最後まで読んで納得。
これは愛が人を喰べる話だった。
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狂うことが恋。
「雪蟷螂の愛は深すぎる。」
深くて良いと思う。登場人物全部良い。
終わり方も素晴らしく私好みで、こういう話は大好きです。
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いづきさんの人喰いの話、第三作目。
「好きだから食べたい」という話。
甘くないのにどこか切なくて凛とした冬と雪の冷たさ。
そんな相変わらずの綺麗な世界観でした。
一つの話の中で3つの恋が描かれているのですが、過去に焦点が当たりすぎていて、肝心の主役が薄くなってしまったような…。
この世界観が好きなだけにもっとじっくり読みたかった。
トーチカいいキャラなのになぁ。一人称が僕だぜ?そうきたかーって思った…もっと内面が読みたかったです。
”人喰い”で今度こそカニバリズム的なものがくるかと思っていたら、直接の食べる表現はありませんでした…。
グロテスクなものが苦手な人でも全く問題ないです。
「あなたを食べる」って究極の美だと思うのにな。
比喩ではなく頭からばりばりと食べてほしい。そんなぐちゃぐちゃで狂った世界の綺麗さを想い描いている。
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こういう絵本的な作品を書けるのはすごい。
雪蟷螂は紅玉いづき作品の中で唯一映像化したら画面映えしそう。
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さすがの紅玉さんワールドといった感じでした^^
ちょっと激しいけどため息をつくような愛と恋の物語は胸に染み入ります。
個人的にオウガがかっこよかった…ww
挿絵ではほとんど顔は見えませんが気性の激しい根は優しい男前おいいしいです^p^
彼の描写が入る度にときめいていました。
カップリングが最後納得できたのでよかったです。
みんな幸せなendでした。
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人には生涯ただ一度、人を心から愛する時がある――喰らいたいほどに。
とまぁ、そんな物騒な恋を冬景色に乗せたお話です。
何だかんだで紅玉先生の人喰い三部作も全部読んでいるなぁ。