投稿元:
レビューを見る
珈琲屋を営んでいる主人公。
そのお店にやってくるちょっと悩みを抱えたお客さんとの人間模様が面白かった。
丁寧に入れてくれる珈琲がみんなのココロをほっこり暖めてくれます。
投稿元:
レビューを見る
池永 陽
双葉社 (2009/1)
『珈琲屋』の店主とお客の人間模様
かなり深刻な内容
おもしろかったよ
こういうお店少なくなったよね
今の『カフェ』はみんな一人の気がする
近所にまさにこういう店がある。珈琲もおいしいしカップもいい。
でもそこでゆったりとくつろぐ人たちはみんな顔馴染みのような
初めてだと なんかちょっと居心地が悪い
町のこういう『珈琲屋』やってみたかった ずっと
あ~とにかく熱~い珈琲がのみたくなることは確か
≪ 珈琲で 一息ついて また向かう ≫
投稿元:
レビューを見る
・これも市民センター図書室で借りた。池永陽。殺人者が主人公なのが異色でそれにまつわる機微が良かった。
・すぐ前に読んだ漂流家族とどっちが先の作品か知らないけど、かぶるモチーフが多くて漂流家族は習作かよと思った。
・何かと10万円払うけど、1杯450円のコーヒー売って良く余裕あるなと。1日に20杯も出るのか?って雰囲気なのになあ。あと洋品店店主が10万愛人に払うって設定まただけど、10万て結構な額よ?非現実的よね。
投稿元:
レビューを見る
商店街に住む人々は、それぞれが抱えた問題をこの珈琲屋で語っていくという設定です。主人公・行介と冬子の関係がじれったいのですが、これはこの物語の大切な要素だから仕方ないですね。
物語のはじめに、行介が殺人を犯してしまうシーンが出ます。
彼は衝動的な人間かと思ったけれど、その後の話を読み進めるうちに、
違和感を感じました。後にこの違和感は解決されますが、ちょっとそれでは納得できないと思った。
登場してくる人々も皆が行介の事をよく知っていて(近所なので当然ですが)皆が皆、ここで改めて「大きな手」や「優しそうな目」に心動かされて行くのは何だか不思議でした。
人出も少なくなって、のんびりとしている下町の商店街での人間関係や問題。少しずつ解決されてはいくのですが、その後はどうなったのだろうと気になるところもあります。
少々出来過ぎという気もするけれど、明るい気持ちになったところで物語はハッピーエンドを迎えました。
池永陽さんは、連載や短編集でお馴染になっている作家です。
淡々とした文体が好きで、いつか単行本を読みたいと思っていました。今回は、登場人物達に感情移入が出来ないまま、読み終えてしまって残念です。とても読みやすいので、最後まで読むことは出来たけれど、このままでは物足りない気分。他作品も読んでみたいと思っています。
投稿元:
レビューを見る
落ち着いた『珈琲屋』の中で、人は全てをさらけ出す。暗めの話だけど、どうにか前に進もうとする人たち。間違った方法だと分かっていても、必死に生きようとしているのがなんだか痛々しい。普段の生活では自分という人柄を演じていても、行介のいる『珈琲屋』では素直になれる。なんだか読んでいて『珈琲屋』に行きたくなった。
投稿元:
レビューを見る
各話の締め方が微妙かなーと思ったけど、良く考えてみればこれでいい。
前科持ちの主人公の周りに集まる、色んな問題を抱えた人達。
人は一点だけ見てしまうと、他が見えなくなるし、それが正論じゃないって分かってても分からなくなってしまう。
寂れた商店街で、そこに住む人達がみんな知り合いという関係だからこそ解決できた問題もたくさんあって、人と人とのつながりは大切だなって思った。
投稿元:
レビューを見る
喫茶店に集まる、小さな謎。それをマスターが解いていくーと、何故だかよくある話を先入観で思い描いてしまい、まったく違う内容で脱力した。
商店街の喫茶店の息子として育った行人。土地買収の話が持ち上がった時に相手のチンピラをはずみで殺してしまった。
出所後、父親の跡を継いでマスターにおさまった彼のもとへは、様々な事情を抱える商店街の人々が、なんとなく集まるように。
投稿元:
レビューを見る
重く暗い感じの話だし、主人公の行介と冬子の関係が焦れったいし何だかなぁ(--;) と思っていたけれど、案外スラスラ読めた(^_^;)まぁ様々な人間模様を描くと重くなるのかもね。主人公が経営する「珈琲屋」の雰囲気は好き
投稿元:
レビューを見る
「珈琲屋」というお店を中心に、そのお店がある商店街の人々の苦悩が書かれています。
それぞれ短編になっていて、どれも今の時代を反映してるような。
店主行介と幼馴染で元恋人の冬子の関係も憧れます。
いろんな事情で一緒になれない状況だけど、
一緒にならなくてもお互いの気持ちを分かり合って、
大切に思いあえる存在。胸が熱くなります。
投稿元:
レビューを見る
池永さんの作品はこれが初めてで、タイトルに惹かれて読みました。
全7編からなる短編小説です。
暗い過去を背負った喫茶店の店主「行介」のもとへ訪れる人々の物語。
その人々の抱える事情も重めです。おそらく「珈琲屋」に行かずにいたら取り返しのつかないことになっていたのでは?と思わせるようなものばかり。
そのようなギリギリの状態でも、受け止めてくれる「場所」があるということは、ある意味「救い」になるのだなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
主人公(達)の重い過去が前提になっているわりに、淡々と物語の時間は流れてます。
その淡々とした様がずっしりきます。
投稿元:
レビューを見る
全体的に鬱々としたものが漂う物語でした。
商店街の片隅で前科のある主人公が営む喫茶店。
心に陰を抱えてふらりと訪れる客達。
設定は良いと思うのですが、主人公が余りにも前科に囚われすぎていて、それがどうにも鼻についてしまう。
"人を殺したことのある手"の描き方も些か箇条演出に感じます。
連作短編なので致し方ないのかもしれませんが。
島木の人間性も好きになれず、冬子の離婚の真相にもうーん、、、となるし。朱美に至ってはその心の醜さに激しい嫌悪感を覚える。
かといって主人公と冬子を応援する気持ちにはなれない。
なんなんだこれは。
投稿元:
レビューを見る
初めて読む作家さんでした。けど、読みやすい文章でした。
続きがあるみたいなので、読んでみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
それぞれの話、ラストが心に突き刺さるような感じで面白かった。
最後が曖昧で、いったいどうなっちゃったのか。気になるがこれで終わり?
ドラマも見ようと思ったけど全然設定が違うので見るのはやめました。
投稿元:
レビューを見る
図書館にて借りてみる。
以前ドラマになっていたのを見たから気になって・・・。
ドラマの方が面白かったというか、しっかり描かれていたきがする。