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浦安中央図書館 未読
20090418 返却
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内容紹介
生誕100年をむかえてみずみずしい魅力をます作家・中島敦を読むにはこの1冊から。中島を検証しつつ新たな光をあてる。入門・川村湊、論考。インタビュー・エッセイ・高橋英夫、勝又浩、渡邉一民、日野啓三、池澤夏樹他。
目次
中島敦入門 帝国に抗する力を表現した作家
新しい中島敦(外部
狼疾 ほか)
中島敦の愉しみ(中島敦氏のこと
格調高い古典的な文体で奏でられる近代人の内面の音楽 ほか)
中島敦論集成(作家の狼疾―中島敦『わが西遊記』を読む
中島敦、その世界の見取図 ほか)
中島敦アンソロジー(小説
翻訳 ほか)
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5つ星のうち 5.0 帝国に抗する力を表現する力を表現した作家, 2009/2/11
By 鈴屋飯依比古 "シリウスのヘルダーリン hölderlin on sirius" (香川県観音寺市) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)
巻頭論文は「帝国に抗する力を表現した作家」(川村港)はやや先鋭的なタイトル。
帝国主義に対しての「反帝国主義的な内省の力」を表現した作家だという。外地体験、外国体験をした中で、文学作品化した人は、彼ぐらいしかいない。放浪癖のあった彼には「北方行」「南洋行」という外へ向かう力がある。『光と風と夢』に注目する論者が多い。、一方では、内面的生に対する自意識が冴える『山月記』『李陵』などがある。「哲学的概念の鮮やかな擬人化」(前田英樹)「中島敦はいつでも再生する」(松枝到)も分かり易い。従来の論文に新しいものも加えている本書、巻末の「中島敦のうたでない歌」で印象に残るものを三首抜粋しておきたい。
あるがまゝ醜きまゝに人生を愛せむと思ふ他(ほか)に途(みち)なし
みづからの運命(さだめ)知りつゝなほ高く上らむとする人間(ひと)よ切なし
この地球(ほし)の人類(ひと)の文化の明るさよ背後(ひがひ)の闇に浮出て美し
昭和17年末には33歳の若さで病没している。
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帝国に抗する力を表現した作家、中島敦。「山月記」「章魚木の下で」などのアンソロジーをはじめ、作家や作品を知る著名人のインタビュー・エッセイ・論考等を収録。(TRC MARCより)
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[ 内容 ]
生誕100年をむかえてみずみずしい魅力をます作家・中島敦を読むにはこの1冊から。
中島を検証しつつ新たな光をあてる。入門・川村湊、論考。インタビュー・エッセイ・高橋英夫、勝又浩、渡邉一民、日野啓三、池澤夏樹他。
[ 目次 ]
中島敦入門 帝国に抗する力を表現した作家
新しい中島敦(外部;狼疾 ほか)
中島敦の愉しみ(中島敦氏のこと;格調高い古典的な文体で奏でられる近代人の内面の音楽 ほか)
中島敦論集成(作家の狼疾―中島敦『わが西遊記』を読む;中島敦、その世界の見取図 ほか)
中島敦アンソロジー(小説;翻訳 ほか)
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