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内容は赤裸々、が一番な表現。文末ごとの「○○な医師」は要らないな。こんなこと考えているのか、こうやって患者を捌いて診察時間を捻出しているのか、など現状を伝える部分あり。通院している人はあまり読まない方がいいかも、自分がこう思われている?と疑心暗鬼になりかねない。
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「酷薄を冷静沈着と思っている医師」や「有名なゆえに診療が雑な医師」、「患者が少なくて自然、丁寧になる医師」とかいろいろな医師の考えが書いてあるが、もちろん全部著者の独演。
治癒したかどうか確実でない病を扱うだけに、断言は避けて、第三者的に自分でツッコミを入れているのわけで、あまり思い込みが過ぎないような工夫だろうか。
精神科医でなく一般人ても、顧客や同僚、同業者相手に思うはず。
措置入院の現場の描写は興味深かった。力技で引っ張っていくんじゃないんだ。
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いったい何を考えているんでしょうね。と、興味深深、読み始めたんだけど、あんまりよくわかんなかったなぁ正直。
これを読みつつ思い出し笑いしたのが、知ってる精神科医が、めった笑わないのだけど、笑うと、ドランクドラゴンの鈴木に似ているってこと。
大学院まで出てるんだけど、依存症の患者に、「じぶんでおさんどんしているの? そりゃあ栄養が心配だ、血液検査する?」聞いたこと。笑える。
依存症患者は、ほうっておくんだよっ。だから、じぶんで食べごとするのは当たり前で、ぶっ倒れでもしないと、「底つき」得ないもんなんじゃないのっ?
ほらね、なに考えているか、さっぱりわかんないっしょー。
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[ 内容 ]
精神科医とはどんな人たちなんだろうか。
人の心を治療する医者だから、人の心の闇を知り精神の歪みにも精通し、人格的にも高い成長を遂げているはず。
だが本当はどうなのか。
テレビに出てくるあの人はあやしくないか。
臨床体験豊富で熟練の精神科医である著者が、エクソシスト医師、無責任医師、赤ひげ医師、新興宗教の教祖的医師、タレント医師、世間知らず医師などなど累計100名を、裏も表も建前も本音もすべてリアルに描き尽くす。
[ 目次 ]
第1章 赤ひげ医師・熱血医師・愚かな医師
第2章 相性ということ
第3章 技術と人柄
第4章 優しさと支配
第5章 物語・心・世界
第6章 偽善と方便
第7章 幸福・平穏・家族
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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私は医療関係者でもなんでもないが、どういうわけか仕事として、精神科医や精神疾患をお持ちの方とお話をしなければならないことがある。そんなとき、すごく頭にきたり、納得できなかったり、落ち込んでいつまでも暗い気持ちになったりすることがあるのであるが、(相手に対してむかつくこともあるし、この本の187ページで描かれているような自分自身のスタンスに嫌気がさすこともある)それはそれで仕方のないことだよな、と思えるようになった。春日センセイありがとう。
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(推薦者コメント)
私たちは、精神を患うと精神科へ通う。精神科医は、そんな“病んだ”患者たちの精神に対し“治療”を試みる。しかし、精神を“正常”に直すということは、本質的にはどういうことなのだろうか。その際、精神科医は何を考えて患者にあたるのだろうか。精神科医も、一人の人間なのである。
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読みやすいです。
入門者向きかも。
でも、長くファンをやってる人間には、
ちょっとあっさりし過ぎて食い足りない感じかな。
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精神科医と患者のやりとりが、論理の優先ではなく、相手の立場を立てることなどパワーゲームに収まりきらない微妙なモノが決定権を握る(p127)というのは臨床家ならではの意見だと思った。そのためには、論理を精緻にするよりも視野を広げて人格的に成長すること(p108)というのも納得である。そして、精神科医自身がそれらに悩みつつも患者と同じ文脈ではなくもっと遠くが見える人間として立ち現われる必要がある(p40)。
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笑ったー。
嫌いな患者の件は興味深かった。
こちらの気持ちを逆撫でしてきたり、不快な言動に及んでくる精神疾患者がいたとしても、それこそが精神状態であり、「生きづらさ」だと思った時に、仕事として接している時点で「好き、嫌い」の判断をしてしまう事はプロではないよね。で・も!本当に腹立たしくさせる人っているよ!!どんなトンデモ利用者だとしても適切で寛容な対応ができるようになりたい。
三ツ星レストランのシェフのレシピみたいな処方をする医師
世間知らずのくせに、逸脱した事象には明るい医師
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精神科医の日常の考えをストレートに書いた良書。精神科という医学の中でも判断が難しい、ともすると哲学や何かにも関連しそうな分野で処方を出す医師の考えを良い例、悪い例様々に紹介している。
三ツ星レストランのシェフのレシピみたいな処方をする医師
自信とステータスとで自在に患者を治してしまえる医師
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幻覚や妄想とともに、どこか自分はおかしいぞという違和感や収まりの悪さを感じていたに違いなく、あなたは病気なんだと真っ向から指摘されることに不快感と同時に安ど感を感じていたのだろう。
精神科の病では完治のとらえ方が難しく、99パーセント治っても残りの1パーセントが感性にかかわってくる部分だったりして、もともととても質のよい発想ができた人が、一度病気にかかったことで野暮な発想しかできなくなったりして、小市民的生き方をせざるをえなくなるような場合もある。
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ブログ等を見ると精神科医に対する患者の不満をよくみかける。
俗に言う3分診療などというものである。
この本は、あまり表には出てこない精神科医の本音、つぶやきのような事象が多くあり、そのへんの事情についても書かれている。
患者にとっては、医者は唯一の存在だが、医者からみれば大勢の患者の一人であり、全員にカウンセリングを行うことは不可能だとわかる。
個人的には第七章の幸福・平穏・家族の章は大変考えさせられた。
病気という契機以外でも同様の価値観の変化が起こる可能性もあり、ステレオタイプな幸福は本当は大事ではないと皆気がつきながら、逆にそういった幸福がないと本当の幸福に辿り着けないというジレンマは大いに共感してしまった。
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精神科医を100のタイプに分け、精神科医と患者との関係、そもそも精神医療において「治る」とはどういうことかといった問題を取り上げる。
医者はクライアントに対して診察中は真摯に対応しつつも、常に一定の距離を保って客観的に病状を捉える必要がある。その“客観的”な部分の内容が綴られているので、内容はものすごく冷静かつ淡々とした印象。でも多くのクライアントを担当するゆえに、これくらいの冷めた視点というのは精神科医には必要なのかもしれないとも思った。
腹の底で何を考えているか「語る」というより、終始「吐露する」といった様子。口語的な文章は読みやすかった。
精神科医のタイプ、クライアント、姿勢を覗き見したいときに。
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「精神科医あるある本」なんだと思う。
100人の精神科医(実在の場合も、イメージの場合もあり)を挙げながら、精神科医が仕事をしながらどんなことを考えているのかをつらつら紹介?していく本。
この著者はいい意味でかっこよくないと言うか、「いいことを言おう」としてないので好きです。ちょっと卑屈すぎるきらいはありますが・・・
でも患者さんはこんな事情知らないわけだから、つまんない医者にあたると余計具合悪くなりそうだな・・・と思ってしまいました。
精神科だけじゃないけど、医者との出会いって運だよね。
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カウンセリングに通うようになってすぐに登録した。
何を話したらいいのかわからなかったし、私が話したことをカウンセラーがどう思っているのかが気になったのね。
手に取ってパラパラめくってみると、読む理由の見つからない本だった。