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ひっじょうに面白い。
なんか,リアルです。内容的にも面白いけども,個人的には濃密な文体に妙に魅了されてしまった。
ぜひとも他の本も読んでみたいですな。
それにしても,この人は捻くれてるというか,斜に構えてるというか・・・。でも,そんなところがとっても良いし,ある意味で素直な人なんだろうなぁと想像しながら楽しく読ませていただきました。
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いい先生だなぁと思う人の本ばかり読んでいたので、ちょっと毒な部分を覗いてみた。
いろいろな精神科医がいるものだ。人格を疑う人もいた。
日常の出来事に著者はこんなことを思ってしまうだったり、見聞きした他の精神科医の話。
中島らもは強い副作用が出ているにもかかわらず、ほぼ十年、同じ処方だったらしい。
処方の内容はかなり強いもので、あまり意味をなさない組み合わせだったりするらしい。
恐ろしいね。
この著者は、普段カルテに記している病名はせいぜい6つで、おおよそ事足りるらしい。
それぞれの病名において、パターン(普遍性のあるバリエーション)は10〜20くらいで、
つまり全部で100ぐらいらしい。
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商売として医師をしていれば
患者は 悪く言えば金づる。。。
面倒な患者よりも 楽な患者の方がいい と思うの自然
患者に良くなって欲しいと思う事もあれば
この患者との関係を解消したいとも 思うこともある
薬によって 症状をコントールしているとしたら
それは 一生続く
医者とも薬とも 一生続く関係となる
医師はそれを知っている
食い扶持の誕生
そんな 感じがしました。
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まーちょっと怪しいとは思ったんだけど。
あまりに凝ったタイトルは内容が伴わないことが多いので。
でも幻冬舎と春日武彦は何となく大丈夫な気がしたんだよね、
今思うとどちらもよく知らないんだけど。
出版社側が「気の利いた」本を作ろうとしたって感じ。
ま、全然うまくいっていないどころか逆効果なんだけど。
中身はわりとまともなことが書かれているのに、
余計な精神科医カウント文が台無しにしている。
「100人の精神科医が登場」というコピーを謳いたいだけ、
というのがよく分かる。
第一100人って、その殆どが著者じゃん。
100人と言いたいがために
それをあたかも別人格のように数えているところがぶざま。
「わたしの分身としか思えない」ではなくて、
あなたそのものですよ、春日先生。
前半はやや書かされている感もあるし。
まーこれもお金のためでしょうか。
それとも慈悲なのかしら。
最近はコピーから本を作るものなんですねー。
なんて言うか最近の日本出版業界は
この手の「ちょっと気の利いた」的評価を狙いすぎてやしませんかね。
空振りしているケースが多いですけどね、
この本みたいに。
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流し読みになってしまった。
臨床心理士もクライエントから聞いた事は極力忘れてしまう努力をしているという意見もみたことがあるしいろんな考えがあって当然だとは思うが。
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ちょっと過激な語り口だが、全体からあたたかさを感じる。
タイトルに合った本だと思う。
100304
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「こんなひともいる」な目線で読むのが一番。いろんな方法論・葛藤ありき、ドラマの中みたいにはいかないんだなぁ…て再確認させてくれる。
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読み物として面白い。
何か役に立つとか、そういう本ではないのだけれども、作者の正直な告白がめっぽう面白い。そして好ましい。
ここまで言っていいのかなーっていうレベル。ぶっちゃけ本の一種。
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精神科医は世間知らず。しかし、患者にたいして幸福な物語を説き、あるゆる言葉駆使し、カウンセリングしてゆくしかない。
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内容は赤裸々、が一番な表現。文末ごとの「○○な医師」は要らないな。こんなこと考えているのか、こうやって患者を捌いて診察時間を捻出しているのか、など現状を伝える部分あり。通院している人はあまり読まない方がいいかも、自分がこう思われている?と疑心暗鬼になりかねない。
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「酷薄を冷静沈着と思っている医師」や「有名なゆえに診療が雑な医師」、「患者が少なくて自然、丁寧になる医師」とかいろいろな医師の考えが書いてあるが、もちろん全部著者の独演。
治癒したかどうか確実でない病を扱うだけに、断言は避けて、第三者的に自分でツッコミを入れているのわけで、あまり思い込みが過ぎないような工夫だろうか。
精神科医でなく一般人ても、顧客や同僚、同業者相手に思うはず。
措置入院の現場の描写は興味深かった。力技で引っ張っていくんじゃないんだ。
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いったい何を考えているんでしょうね。と、興味深深、読み始めたんだけど、あんまりよくわかんなかったなぁ正直。
これを読みつつ思い出し笑いしたのが、知ってる精神科医が、めった笑わないのだけど、笑うと、ドランクドラゴンの鈴木に似ているってこと。
大学院まで出てるんだけど、依存症の患者に、「じぶんでおさんどんしているの? そりゃあ栄養が心配だ、血液検査する?」聞いたこと。笑える。
依存症患者は、ほうっておくんだよっ。だから、じぶんで食べごとするのは当たり前で、ぶっ倒れでもしないと、「底つき」得ないもんなんじゃないのっ?
ほらね、なに考えているか、さっぱりわかんないっしょー。
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[ 内容 ]
精神科医とはどんな人たちなんだろうか。
人の心を治療する医者だから、人の心の闇を知り精神の歪みにも精通し、人格的にも高い成長を遂げているはず。
だが本当はどうなのか。
テレビに出てくるあの人はあやしくないか。
臨床体験豊富で熟練の精神科医である著者が、エクソシスト医師、無責任医師、赤ひげ医師、新興宗教の教祖的医師、タレント医師、世間知らず医師などなど累計100名を、裏も表も建前も本音もすべてリアルに描き尽くす。
[ 目次 ]
第1章 赤ひげ医師・熱血医師・愚かな医師
第2章 相性ということ
第3章 技術と人柄
第4章 優しさと支配
第5章 物語・心・世界
第6章 偽善と方便
第7章 幸福・平穏・家族
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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私は医療関係者でもなんでもないが、どういうわけか仕事として、精神科医や精神疾患をお持ちの方とお話をしなければならないことがある。そんなとき、すごく頭にきたり、納得できなかったり、落ち込んでいつまでも暗い気持ちになったりすることがあるのであるが、(相手に対してむかつくこともあるし、この本の187ページで描かれているような自分自身のスタンスに嫌気がさすこともある)それはそれで仕方のないことだよな、と思えるようになった。春日センセイありがとう。
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(推薦者コメント)
私たちは、精神を患うと精神科へ通う。精神科医は、そんな“病んだ”患者たちの精神に対し“治療”を試みる。しかし、精神を“正常”に直すということは、本質的にはどういうことなのだろうか。その際、精神科医は何を考えて患者にあたるのだろうか。精神科医も、一人の人間なのである。