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ちひろが描いた子どもたちの姿。描かれた子どもたちの感情や命の尊さが心に伝わってくる。ちひろのやさしい絵と感じ取るメッセージの大きさのギャップが切なくなる。
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これ以上はないという繊細なタッチ。
しかし、時に燃えたぎる怒りを湛えている。
微笑ましい、また、うきうきする感情がわき起こるかと思えば、切ない、悲しい感情が渦巻くページもある。
戦後生まれの私だが、8月にこの本を読む意味を噛みしめている。
いわさきちひろは、子どもの心のひだを余すところ無く、描いた。有名なエピソードだが、「年齢」でなく、「月齢」で子どもを描き分けることができた希有な感性と才能。その功績はおそらく永遠に残るだろう。
彼女の絵には喜びと悲しみの両方がにじんでいる。
だからこそ、あんなに透明な画風ができあがったのかな。
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「平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで、そういうものをこわしていこうとする力に限りない憤りを感じます」大好きなちひろさん。小さいものへの愛が溢れている。特に戦争の体験がもとになっている絵と詩の部分は、涙がこみ上げてしまった。