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★心に響いた言葉
日本では絵に描いたように年齢と投票率がほぼ一致する。65歳の投票率は65%だが、25歳の投票率は25%。ー これでは政治家が若者に有利な政策を打ち出すはずがない。そうしたところでペイしないからだ
サイバー社会には「出来る奴」と「出来ない奴」の2種類しかない。そして両者の格差は、本当の格差社会とはこのことではないかと思えるほど急速に開いてる
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既存の情報を疑い、分析しその情報の意味を考え論理的な解釈を出す。
ふつうの人は情報を得ることで満足し、少し考える力のある人は情報を疑ったり分析したりする。
周りにいる人が当てにならず自分のみが頼りでなおかつ正しい答えのない時代には
上記の努力の積み重ねがないと生きていけない時代になることを改めて認識する本である。
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本書は、大前氏のいろんな寄稿文書を整理してまとめる、大前氏の定期書籍の一つ。これまでのそういった書籍において持論を展開することは多かったが、本書では「どういう頭脳(考え方)なのか?」というところに幾分フォーカスしている。まあ、あくまでも「幾分」なわけで、相変わらずな感じです。ここのところ気になるトピックが満載なので、批判的に読むのも、共感するのもどっちもありだと思うけど、大前氏の本で展開される氏の持論に対して、データ整理や持論を構築してぶつけるようなワークブック的な使い方もいいかもしれない。氏の本は、ただ読むだけだと大変もったいないとつくづく思う(氏の考え方全てを肯定するつもりではないけど)。
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何年間かの大前氏が書いたコラムを集めた書籍だが、その先見の明に驚かされた。読んでいるだけでも勉強になる本だが、得た情報を使って自分はどのように考えるか、が重要だ。
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今回の本は、これまで大前さんが発信してきた考えをまとめたもの。
大前さんの本を読んでいる人なら、重複している部分も多々あるかも。
とりあえず要点をピックアップ。
・21世紀の経済では「ボーダーレス」、「サイバー」、「マルチプル」
・日本人の集団IQを高めなければならない。
・移民受け入れは避けては通れない。そうしなければたとえ年金が破綻しなくても、マンパワーで破綻して、高齢者
を支えられなくなる。現在の経済規模を維持し続けるなら、25年後には1325万人の移民が必要。間からはじめても年間50万人以上受け入れねば・・・。
・純正の日本製品、国産品はもはやありえない。ボーダーレスで考える。世界との友好関係なしでは日本は生きていけないことを日本人はもっと自覚すべき。
・デジタル化によって世界中すべてのローカル局を自宅にいながら見ることが出来る。通信ネットワークに放送は取り込まれ、NHKのニュースがCNN化するなど専門チャンネルが増えていくなど、数年先までリアルに考えている奴が日本にどれくらいいるだろう。
・日本人は海外と日本を区別しすぎている。世界に対して等距離であれ。日本人を特別扱いしない。日本という島国性やら何やらを特別視しない。本社も現地法人も関係ない。優秀な人が平等にステップアップする統一した人事制度をつくれ。
・官製不況をなくせ。現実を見ないで、違法性ばかり唱える役人たち。例えばITのソリューションシステムを理解しないで、発注するからコストが莫大になる。郵政民営化する前に国民の税金で購入したもんはすべて返すべき。なんでそのまま資産にしちゃうのって話。グランドデザインもなく、消費者、労働者の保護をうたうとか。富をどのように公平に分配するかってのも大事だけど、そのパイを増やすことを何より考えなければ、日本は衰退しちゃうでしょうが。(´д`lll)
・経済省が作成した「買収防衛指針」のせいで海外の投資家が日本から逃げていく。そうなれば株価が下がるのに・・・。非正規雇用者を正社員にするとか、最低賃金をあげるとかしたら日本から企業がリアルにいなくなる。できることは極力海外で行うため、さらに雇用が少なくなる。
・国民からお金をとることばかり考えないで、海外からお金をどのように持ってくるかを考える。多くの多国籍企業を誘致したシンガポールを見習うべき。しかもシンガポールは一人当たりのGDPで日本をついに抜いた!!
・少数の人しか理解できないコンセプトしか、現代の経済社会では事業にならなくなった。あぁ大前さんが翻訳したハイコンセプト早く読まなきゃ。
・日本は人材でこれから勝負するしかねぇ。ニッチの部分で高いシェアをとれ。
・道州制を導入する。地域間で競争できるよう促せ。
・団塊世代の退職金85兆円を呼び込め。
・景気刺激策は、お金を使ってくれる人の背中をポンと押す動機をつけるためにやれ。
・国際協力をつけるために、他国に追随を許さない先端技術、開発力、顧客のニーズへの対応力、コスト削減、イノベーション、国内外を問わない人材マネジメントをしろ。
大前さんの本を読んで、常に思うことは、日本はもうだめかもしれんと思ってしまうことである。大前さんがどんなに叫ぼうと、目の前のことしか考えない国民や政治家、その他もろもろの多くの日本人は変わらない。何より日本を諦めてしまいそうな自分がいるのがとても腹が立つ。せめて自分だけでも生き残れるように今からせっせと力を蓄えていこう。せっかく素敵な土壌があるんだから、廃れないようにしていきたいですね。
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● たとえ食料自給率を高めたとしても、そのときに石油備蓄は180日分しかない。
● 日本も投票制度を変えて何かペナルティーを設ければいい。たとえば、シンガポールでは投票しなかった人に対してその理由を書かせるし、オーストラリアでは20ドルの罰金を科す。実際これがかなりの抑止力になっていて、投票率はそれぞれ90%を超えている。
● 日本からお金が逃げていったきっかけは、サブプライムではない。前述したブルドックソースのような対応なのだ。国がこのような退屈な会社でも「命を懸けて外資から守る」などと言うから、外国の投資家が日本に投資するのは危険と熱が冷めてしまったのだ。
● 道州制の本当のメリットとは、繁栄を世界から持ってくることだ。納税者のお金を使わずに、世界中に余っているお金を呼び込む単位、産業基盤(つまり雇用創出)を確率する単位、としての道州制なのである。世界との関係において少なくとも経済的には自立した施策が打てなければいけない。そのために必要な最低限の立法権限まで道州に委譲しなくてはいけない。
● お金のない人にばらまいても景気はよくならない。使ってくれる人、使う余裕のある人の背中をポンと押す動機をつけるためにカネを使う。これが、わたしが主張してきた景気対策である。
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大前研一さんの最新作です。
日経BPのネット版に4年間に渡って書いた記事をまとめたものだそうです。
内容はそのときどきの時事問題(企業買収、消費者金融、年金、道州制etc)を大前氏の視点からその本質を解説するものです。
はっきりいって面白いです。
大前氏の著作は何冊か読みましたが、自分の好きな『サラリーマンサバイバル』と同等の面白さだと思いました。
ごつい本ですが、この本を読むとニュースや社会問題を考える際に必要な様々な予備知識が手に入るので、一読をオススメします!
【内容】
(グローバル化)
グローバル化というと、こんな甘いことを考える人がいる。
「下流の仕事(製造など)は中国などの海外拠点で行って、上流(企画・設計など)は日本人で」ーと。
しかしこの人材問題はそんなお気楽な話ではない。最初は上流を日本人が占めていても、10年も経てば外国人だけでも仕事が進むようになっていく。
日本企業で中国展開に成功しているところは、最近日本人の使い道に困っているのが現実だ。
現地の優秀な人たちが育ってしまったら、日本人は何をやって食っていけばいいのか、正直なところ名案がない。
(人事)
グローバル人材を育てるときのカギになるのが統一人事である。
わたしは「統一人事」という言葉はよくないとおもっているが、要は「どこで入社しても差をつけない」ということだ。
どの国で採用されても社長までの距離は同じで誰もが同じ条件で評価される企業。そうでないとやたら優秀な人材が逃げていくだけだろう。
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大変読みやすかった。この本はネットの記事を本にしたものであるが読み応えがあった。これからわれわれはどのようにして、生きていくべきかが書かれていた。グローバルニッチトップという日東電工の言葉が印象に残った。
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いつもの大前節が聞けた気がするが、実際に昔のネタを取り上げているだけに少し古い感じがした。
あとは、情報サービス業への指摘は自分がその業界なだけに耳が痛かった。全体的には今いちな感想。
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■この本を読んで何を得ようと思ったのか?
バランスの良い教養を得ようと。
■この本に関してのコメント
栄養補助食品を食べのような感覚で読んでいます。
教養を深めるにはとてもいい本です。
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すぐに役立つ類の本ではありませんが、教養として知っておくべきことが多く語られているように思います。繰り返し読んでみたい本です。
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ネットに転がっている誰でも簡単に手に入るデータから、これからの
時代に流れを読み解く思考力はすごい。
日本は素材、部品のシェアが圧倒的に高いことは意外だった。
【「考える経験」を積み、鍛えることで誰でもクリエイティブになれる。
絵や音楽などの習い事と同じで、すべてはトレーニングの問題だ。
美しいものを見せる、美しいものを聴かせて再現させてみることでみんなが一定水準に達するようになる。】
クリエイティブな考え方は持って生まれたものだと思っていたから、
本文中のこの文章に勇気をもらった。
クリエイティブな考え方を鍛えて、既存の応用ではなく、新たな物
を生み出せる人間になりたいと思った。
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(K)4年間にわたり、日経BPのウェブサイトに掲載している「産業突然死の時代の人生論」を編集して本にした内容。したがって、少々昔の話も含まれていたり、テーマが多岐に渡っていて一貫性に欠けていたりする部分はあるが、大前研一の切れ味はいつもと同じである。
日本が変わらなければならないという事実、経済を支える国民一人ひとりの心理面からの切り込みなど、どこかで読んだ話が繰り返されているところは多いが、言論に一貫性があるところが大前研一らしい。大前研一の話をつまみ食いしたいと思う人にはうってつけの本である。
しかし、よくもまあ、このようなタイトルをつけたものだ。大前研一にしか出来そうにない離れ業だ。
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当たり前と思っていることが、いかに出鱈目かということが分かります。
この本の全てを鵜呑みにするのではなく、考え方を身につけたいですね。
何故、この人は都知事選に落ちたんだ?
今、出れば通ると思うんだけどな。
都知事になって欲しいねえ。
道州制に興味がわいた。
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2010.5.3
名前は知ってたけど、本は初めて読んだ。
道州制→地域ごとの政策→人、モノ、金を呼び込む
海外から金を呼び込む
エンパワー型のリーダー
心理経済学
円高はチャンス
ex ) この機会に資源・エネルギーを買う。ビッグ3を買収してキャピタルゲイン、アメリカに恩を売れた。