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17年ぶりにタイで過ごした時の知り合いに出会った主人公。
17年前にタイであった列車事故の真相を探るために動き出したが、
意外な事件にも巻き込まれる。
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同名のコミックがあるようですが、それとは何の関係もなく。
ある寂れた飲食店を営む元刑事の主人公。ある日大学時代に行ったバンコクで出会った男、春雄と再会し、その当時同衾した人を集めて久々にあおう、という話になる。
そしてその晩、春雄はホテルの窓から飛び降りて自らの命を絶つ。
17年前のバンコクと現代を行き来しつつ解かれる謎。
・・と、つらつらと書いてみましたが、この作者の小説の面白いところは「読んでいてどんな話かわからない」というところ。
「水上のパッサカリア」とかもそうでしたが。
「ミステリ」だとか「青春小説」とか、そう思って読み始めることがほとんどですよね。「読んでみたら○○だった」ってことはあんまりないと思います。それがある。
飲食店のおっさんが昔語りをして、一体どんな話に展開するのか?そういうどきどきがありましたね。なかなかの良作。
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東南アジアが舞台になっているこの手の小説にしては、極端に暗部に焦点を当て過ぎておらず読みやすい作品でした。
ただ少し中盤が冗長に感じられ、また途中の布石が見え見えで展開の想像が容易であったことなど、海野氏の作品としてはやや期待外れかな。
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旅仲間の間で起きた不可解な事故死。17年後、仲間が再会した直後に発生した新たな事件が、元刑事を灼熱のタイへと駆り立てる…。書き下ろし長編サスペンス。。
約6年前に読んだのにすっかり忘れて再読。当時の評価は「内容的にはハードボイルドっぽいのに,文体がダラダラとしているせいか?全く緊迫感が感じられなかった」。今回も同じ感想だった…。
(C)