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はぁ〜(読み終えて)、400ページ長かったぁ。オドレイが出てきた頃からけっこう恋愛色が強くなっていったので楽しめました。読みながら薄々最後はこうなるんだろうな、と予想していたけど、読み飛ばさずに最後までいけて良かったなと思うくらい、終盤きてからの良さがありました。
壁を自分たちの手で壊すことによって変わる距離、それによって起こる摩擦、そもそも壁を壊す前のためらい、そういうものがロンドンとパリを舞台に筆者のすてきな文章で描かれていました。
週末にまとめて読んでみたけど、読む度に登場人物を忘れてしまってて大変でした。
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最近のフランス人作家の話は何かあまり面白いと思うものがない。訳が悪いのだろうか?主人公2人がキザ過ぎるし(特にアントワーヌ)、本当にこんな人間、こんな動きしてこんな言葉で話す人いる??フランス語で読めばまだ伝わるものがあるかも知れないけど。
ラストはそれなりに急展開で感動するものだったとは思うが、感情移入するべく世界観に浸れるまでに相当時間を要したので、ようやっと落ち着いたか・・という感じだった。会話しかなくて、またその会話がいわゆる映画的なブツ切れ状態(よく言えば厳選)だったことが入り込みにくかった原因か。
良かったのは、情景描写が美しかったこと。男の人でもこんなに細かいところを見ているのだなということが意外だった。ロンドンの美しい景色をもう一度見たい。
あとは、主人公それぞれの子供への父親の愛情。絶対に親(大人)の保護下に置くということを厳格に守る西洋人には脱帽。接し方を見習わなければならない、これは本当に。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
シングル・ファーザーになった幼なじみのマティアスとアントワーヌ。アントワーヌをたよりにフランスからロンドンにやってきたマティアス。元妻との「より」を戻すつもりが、マティアスは娘を、アントワーヌは息子を連れてひとつ屋根の下、暮らすことに…。お互いの生活のルールを決めた二人ではあったが、彼らの前に花屋の素敵な女性・ソフィーや、魅惑的な女性ジャーナリスト・オドレイが現れて…。
幼馴染の2人が大人になっていく?過程にかかわるいろんな人が魅力的だった。イヴォンヌの幼少時代はもっときっちり書いてほしかったと思うの。お父さんからの手紙がとてもとても素敵。
ソフィーは本当にいじらしく、オドレイも不器用だなと思うけれどとてもとても魅力的。
何より子供二人が達観しているのがいい味出てます。
そっかパパはこれで2回うそをついたのか。1回目はサンタクロース。。。
Mes amis Mes amours by Marc Levy