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流行りのサッカー戦術本です。
いろんな方々の戦術に対する意見、考え方が聞けて面白いです。
参加されている方々の中でも見方が結構異なり、なかなか興味深いです。
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サッカー戦術ルネッサンス。
2002年の日韓W杯以降から、サッカーの深みにはまった俺には、ルネッサンス=復興ではなく、ある種新鮮な印象を持った内容だった。
4-2-3-1や4-4-2、3-5-2など「戦術論」を語ることの多い日本人。実際、昔の俺もそういうことを考えていた。
でも、やっぱりそうじゃない。
戦術は極論すれば、個人技術のことで、そのミクロのレベルの下積みがあり、初めて色々なことにチャレンジできる。
翻って、今年のCLセミファイナルのバルセロナVSチェルシーはこれを見るにすごく良い題材だったと思う。
攻撃的なサッカーを志向し、敵なしと思われたバルサを、完全に封じ込めたヒディングのチェルシー。これは、選手の質をもってして初めて形成できた事実であり、それにプラスアルファの優れた指揮官を擁するチームが極上のエンターテイメントを提供できるということだろう。
個人的には、この本の内容を表すコピーライティングではないタイトルだと思う。
でも、一読はしてほしい、そんな一冊だった。
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"戦術”と聞くとどうしても、机上に22個のコマを並べ、並びの議論にしがちだ。でも本書は、個人戦術が第一だと説く。川崎の風間監督がずっと言ってることで、最近それにハマり気味な僕はかなりうなずけた(というか、この本にも風間さんは登場。当時筑波大の監督だが、全くブレてない)。
湯浅さんの「バランスは常に崩れる」、原さんの「サッカーは矛盾の繰り返し」にもかなり納得。
個を強く。使い古されたフレーズだけど、勘違いせず、憶えておきたい。
でも、”システム論”も好きなんだよな~。バランス、バランス。