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紙の本
雑誌『島へ。」の連載をまとめて一冊に!
2010/01/16 22:56
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
みかんの実る島に住んでみたい。
そう思うことがたまにある。
中学生のムスメとも、その話題で盛り上がったことがある。
だから島とつくものは気になる。かなりまえだけど雑誌『島へ。』を本屋さんで取り寄せて買ったこともあった。島の国・日本の離島をテーマとした雑誌で、珍しいなぁ~面白そうだなぁ~と思ったからだ。
で、今回は図書館の棚で見つけたこの一冊。
こんなの読みたかった!と思いながら読み始めたら、雑誌『島へ。』の連載記事「小島の旅1泊2日」をまとめたものだったので、さらに嬉しくなった。
著者のカベルナリア吉田さんは紀行ライター。沖縄や島を中心に、日本全国スローな旅を重ねていらっしゃる。
「本書で紹介する小島はお泊り付き21、プラス日帰りで歩いた小島が5つ、その全てが周囲10キロ以内。島は朝昼晩で表情が違うから、宿がある島を選び、実際に一泊することにこだわってみた。」
いざ、カベルナリア吉田さんの案内で小島の旅へ出発だ!
まずは山口県萩市の大島、広島県福山市の走島、東京都利島村の利島…そして最後は香川県坂出市の岩黒島。これって、島の大きい順から紹介しているのだそうだ。
島にふらりと渡り、ふらりと島を歩き、そして島の住民と何気ない会話を交わす。ときには島の住民とデープなふれあいが…。
例えば、愛媛県上島町の魚島ですれ違ったおじいちゃんとカベルナリア吉田さんの会話。
僕「静かですね~」
おじいちゃん「う~ん、ここまで静かだとね、う~ん。アンタ港に行くの?」
僕「ハイ」
おじいちゃん「一緒に行くか」
まるで親戚のおじいちゃんと話している気分と感覚なる。
時間を忘れてのんびりゆったり、島歩きの醍醐味が各ページからあふれんばかりだ。
島のお楽しみは宿の食事にもある。
一泊7000円くらいの民宿でもワタリガニに伊勢エビ、尾頭付きのタイが出るのは当たり前なんだそうだ。あまりに豪華なので「今日は何かのお祝いですか?」と聞いて、カルベナリア吉田さんは大笑いされたこともあるそうで、いやはや島のごちそうには心惹かれますねぇ。
そうそう、島には猫が住んでいるってイメージがありましたが、
実際、島の猫写真が多かったです。
おいしい魚があるところには猫も集まるというものです。
島の空気に癒され、島の猫にも癒される。
この一冊で、小島旅を大いに満喫しました。
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