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等身大の沖田総司の青春小説。
土方さんや近藤さん、平助にはじめちゃん、みんなクチが悪いけどその分、仲のよさや
男子校のノリを感じます。
私的には「西郷小五郎」がツボでした…
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沖田の発病から死(伊東分離前)まで、新選組での生活と恋の話。
土方=黒猫、土方をからかうのが好き。
というドSな沖田がステキ。
青春小説っぽく、どこまでもまっすぐなバラガキたちが良い。
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土方さんと山南さんのやり取りが印象的。各々の会話が楽しく、新選組青春録のような人間らしさが滲んだ作品かと。
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友情、愛情、明治維新の岸和田少年愚連隊。命を張って戦った新撰組の普通の日常、沖田の視点から描かれた作品。ちょっとほろっとしてしまった。熱い男の絆、色々含まれていていい本読んだ。
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初めて新選組の本を読みました。
『燃えよ剣』とかから入った方がいいかなぁと思いましたが、見当たらずこちらを先に。
さらさら読めて楽しめましたが、最後は少し駆け足だったかなぁと思います。
口が悪くてもどこか憎めない、そして可愛らしい一面を持った人々のお話でした。
やはり最後にはうるりときました。
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男の友情、さわやかな感じが良い。
少しグロイ表現が多かったかな。
最後には命の大事さや、愛の大切さに築いて変わっていくのかと予想していた。
そのような感じではあったけど、なんとなく物足りなかったかな。
メリハリがもう少しあるといいかな。
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購入してからちょこちょこ読んでました。いつ読んでも、その世界にすんなり入れる小説ですね。
なんといってもキャラクターが漫画的で魅力的。というか『銀魂』読んでるみたいだww
『バラガキ』でも仲が悪かった土方さんと山南さんだけれど、なんやかんやでお互いの事が単なる「嫌い」じゃないというところが良かったです。そうだよね、そんな単純なことじゃないよね。
皆のやり取りが面白くて、いちいち可愛いw笑って読んでたけれど、最後は切なかったなあ…。
自分(読者)は「沖田総司は労咳で死ぬ」ということが分かっているけれど、作中で龍馬さんが「死んだらイカンちゃ」と言ってくれたことで、感動すると共に切なくなりました。
2009.3.30 初版/2009.6.30 購入/2009.9.10 読了
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『燃えよ剣』で切り損ねた猫を思い出しました。
ところどころ思いっきりフィクション入ってるけど、読み応えのある組の関係性。
山南と土方のやりとりがニクイ。
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長州人のくせして新撰組が好きな私は、明治・大正の時代に生まれていたら、非国民扱いされていたかもしれないが、幸いなことに昭和を経て平成時代ともなると、そんな因縁を気にすることもなく、様々なタイプの新撰組関連の書籍を読めるので、(ありがたや、ありがたや)という気持ちでいっぱいだ。
この『黒猫 沖田総司の死線』の著者である中場利一氏は、『岸和田少年愚連隊』シリーズを書いた作家であるが、大変申し訳ないことに全く興味のないジャンルを書く人だったために、今まで彼の著作を読んだことはなかった。先日、近所の書店を、嫌がらせ並みに長時間冷やかしていた折に、ふと目に留まり、(あー、この人は新撰組も書いてんのかー)と思い、ついつい購入してしまった本である。
書かれている時期としては、壬生の八木家・前川家を屯所としていた頃から、西本願寺へ屯所を移して暫く経った辺りまでの、いわば、新撰組全盛の頃である。その間に、池田屋事変があり、土方と山南のいざこざがあり、禁門の変、山南の切腹、伊藤甲子太郎の入隊などが語られていく。薩長の動向や思想の変遷、幕府と朝廷の動きなど、新撰組周辺の政治状況は必要以上には書かれておらず、完全に「新撰組青春グラフィティー」となっている。
本文の構成も、急激な場面転換がなく、新撰組初心者でも読みやすい流れ。その為か、本の扉を繰っても目次すらない。さらにページを繰ると、現代的な台詞の乱れ飛びである。土方や沖田が、、「マジっすか!?」とか、「あー。めんどくっせぇ!」とか男子高校生のようなノリで会話しているのだ。間違っても、「其処元は…」とか、「卒爾ながら…」とか、「恐悦至極に存ずる」とか、そんなサムライ言葉は喋らないんである。
そんな軽いノリで、上り調子の頃の新撰組が書かれているのだが、土方や沖田が不逞浪士を斬ったり、桝屋喜右衛門こと古高俊太郎を拷問にかける場面などは、他の新撰組小説よりもかなり残酷に、斬殺や拷問の手順も微に入り細をうがつ形で表現されている。しかも土方や沖田は、そのいたぶる状況を楽しんでいるような様子を見せることもあるので、特に沖田に対して、何というか、「神聖不可侵の処女性」みたいなものを感じて、純粋なイメージを作り上げている読者がいたら、そのイメージが崩壊することもありうるので要注意だ。
新撰組の小説を読む時、いつも気になるのが、沖田総司の恋の相手がどんな女性か、ということなのだが、この小説では「おミズちゃん」という女性が登場する。彼女もまた労咳に侵されており、登場した頃はそれでも明るく元気なのだが、話の中盤辺りから、どんどん労咳が悪化し、物語をもの悲しい結末へと導いていく。それはとりもなおさず、沖田の死をも予感させるものであるほか、新撰組という組織が、徐々に、時代の趨勢から取り残され始め、下降線をたどっていく運命をも暗示しているように思える。
この小説では、随所に黒猫が登場する。それは、おミズちゃんが描いた黒猫であったり、沖田の目にだけ見える黒猫であったり、実際に存在する黒猫であったりするのだが、その黒猫というモチーフが、上手い具合に場面場面を引き立てている。そこそこに良い演出だと思う。
それにしても、この『黒猫 沖田総司の死線』は、土方歳三と沖田総司のカラミが非常に多い。土方と沖田の関係に、日々「萌え」を感じている私にとって、本書は「萌え」のオンパレードである。「萌え」のために本を読むなんて、なんて不純な動機なんだろう。イケない読者だ。私ったら。
平成二十一年七月九日 購入
平成二十一年八月九日 読了
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クールな土方も沖田にかかると形無し。そもそもこの本の土方ってクールでもないかも。
無邪気だけど毒も吐く沖田といい、私はこの本の二人がすごく好き。
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バラガキの中場利一が今度は沖田を。
竜馬と沖田は会ってしまうし、ヒロインは登場してしまうし、すごく自由で面白かったです!
それほど新撰組ものを読んだわけじゃないけど、山南さんと土方をあんな風に描いてくれたのも嬉しかったなー。人物像としては決してかけ離れてるわけでもないのに、燃えよ剣の土方よりこっちの土方の方が魅力的に思えます。いじめられてた可哀想な姉弟に心から同情して、姉の方その場で手篭めにするとかサイコーだ土方。落日を知っているせいか、羽振りの良い時もどこか悲哀を感じさせられることの多い新撰組ですが、実は渦中の人たちはお祭り騒ぎしていただけなのかもしれないですね。
それから、同じ労咳を病む女性がすぐそばで弱っていく…という構成も、とても印象的というか象徴的に思いました。それまで読んだお話では、沖田はあくまで死んでいく(見送られる)立場の人間だったんだけど、彼が病人を看送ることで、二重に彼の運命というものが悲しく描かれてたってゆーか、彼自身の死に対する考えが自然に描かれていたってゆーか、うーんうーん?まとまらないごめんなさい。
次は近藤を書いてほしいです。絶対向いてると思うのこの人!
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歴史物というより新撰組・沖田さん主人公の青春物。
さくっと人を斬っていた沖田さんが、ご自分が不治のお病気になり
同じお病気に罹っている、愛しく想うミズさんの存在によって
なんだか斬ることに意義とかいろいろ考えちゃって
足元がぐらぐらしちゃうって身勝手三昧のお話。
軽妙な感じで書かれてるのが余計に凄絶感ありに感じられまシタ。
それだけにラストのおセンチ丸出し具合、ワタクシ的には残念かなぁ。
少年漫画読んで『男の友情』に泣かされるかたは
山南さん切腹前の土方さんとの受答えはチョビっとクるかもデス。
私はキまシタ(笑。
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今まで読んだ新選組ものの話のなかで、一番派手で子どもっぽい。面白いような、そうでないような、よく分からない。
2011/1/8
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バラガキの物語が新選組創設前後の話だったので、それ以降の話になります。バラガキの主人公は土方さんでしたが、今回は沖田さんです。やっぱりこの作者の土方さんと沖田さんの関係は楽しくて好きです。女遊びが激しい新選組の中で、沖田さんの純朴さは可愛くて素敵です…。
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新撰組一番隊長の沖田総司メインの物語。
沖田総司は天然理心流の天才的達人で、新選組の面々とともに喧嘩三昧の日々を過ごす。総司と同じ結核で最愛の女ミズ、池田屋騒動、残党狩り、禁門の変、坂本龍馬……。自分はなにを斬っているのだろうか? 痛快新選組青春グラフィティ!
凄く、新撰組の隊士の皆様の扱いが雑いww
沖田さんの恋を読みたいならこれ・・・?
山南さんの扱いは・・・ひどいですねww
でも、坂本龍馬と土方歳三が沖田目線で語られていた所は、凄い好き。
全く違う方向を向く二人だと感じた。