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遂に「文学少女」シリーズの外伝が発売!!
主人公の一人だった遠子先輩が卒業した後のストーリーという事で物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが心配無用!
あの心葉くんが、作中ですら「ヘタレ」と書かれているもう一人の主人公があの最終巻での別れからどう変わったかが伺えるので、前作のファンも楽しめます。また、この外伝作品から読んだ人は本編が読みたくなること間違いなしの作品です。
更に文学少女「見習い」も現れる訳ですが、今までの登場キャラクターが翳のある人物ばかりだったのとはうって変わってとても楽天的な女の子で、とても新鮮でした。
物語は今までと同じく文学作品のあらすじを散りばめたミステリー仕立てで、人間の持つ正負の両面が悲劇も救いも与えてくれる点も今までと同じです。しかし、今までよりもやや大人向けな話かなという印象を受けました。
今作では近松門左衛門の「曽根崎心中」がテーマという事で今までよりも作品を知っている人が少ないかも知れませんが、これをきっかけに古典作品を読む人が増えれば作者の野村美月さんも嬉しいのではないでしょうか♪
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売り上げランクすげー!
映画化もおめでとう!
外伝、前向きでなんだかかわいいです!
ていうか、遠子先輩は出たりするのかしら!?
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遠子先輩がいなくなって心葉が3年生になり
下級生の菜乃が入学してくる話です。
菜乃が心葉にアタックし、琴吹さんや美羽が嫉妬するところが
面白いです。
あと、遠子先輩ではなく心葉が推理するところが必見です。
ツンツンな心葉がとってもかわいい^^
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最終巻から後の話。
見習いの女の子が今までにはあまりいなかったタイプの子ですごい可愛かったです。
そんでもって心葉の変化も見ることが出来てよかった。
外伝も楽しく読めそうです。
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文学少女シリーズの外伝的内容、本編最終話のクライマックス部の補完って感じでしょうか。
大人になろうとがんばっている心葉、それを慕う菜乃の物語・・・なかなかに面白いです(^^
当然外伝なので本編&短編集も読んでいればにやっとできるネタが随所にちりばめられて
いるだけに、これ一冊としての評価は★4つということで、まぁこれだけを読む人は居ないと思いますが(^^;
今回のネタは”曽根崎心中”なだけにちょっとダークなので、想像には覚悟がいりますね(汗
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今回のテーマは近松門左衛門の「曾根崎心中」、
新入部員の日阪菜乃を中心に物語が展開する。
時系列だと文学少女「神に臨む作家」の最後に書いてあった、井上ミウの二作目「文学少女」を執筆している時になる。
心葉に一目惚れし文芸部に入部した日坂菜乃は文学少女見習い、彼女は曾根崎心中について調べるため図書館を訪れる。
そこで心中相手を募集する美女、松本和と出会う。
彼女は曾根崎心中のように、お互いが愛し合ったまま共に死ぬことが最高の愛の形だと言う。
物語が進むにつれ様子が変わる松本和は、菜乃を心中に誘う。
今回初登場となった新キャラクター日坂菜乃は遠子先輩に比べたら、なんちゃって文学少女で本の知識がほとんどない。
だけど、心葉に冷たくされても前向きで能天気で、自分よりも他人の心配をする健気な姿が好きです。
曾根崎心中が書かれた当時は、恋愛は自由でなくて追いつめられた徳兵衛とお初は曽根崎の露天神の森で情死しました。
松本和は、そんな彼らの死が最高の愛の形だと言いますが菜乃と同じように私にはそう思えません。
自殺をして全てを終わらせてしまったら、何も残りません。
あるかないか分からない死後の世界に憧れや期待を持ってはいけません。
「神に臨む作家」以来の長編なので是非読んでほしいです(菜乃の話は続くらしい)、
題材作品を生かしたストーリーとミステリー要素は秀逸。
私が読むライトノベルの数少ないシリーズの一冊です。
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遠子先輩がいないのは寂しいですが、新しく入ってきた菜乃ちゃんが元気で真っ直ぐで可愛いですv心葉とのコンビ結構好きかも。
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年老いても、結婚から何年経ってもお互いを好きでいられるか、
そうでなくても、どんなに時間が経ってもお互いを思いやれる夫婦は、
無数にいる夫婦の中でも一握りに過ぎないのでしょうか?
色々な結婚があるとは思うのですが、
屋根の下でただ「いる」だけで、お互いが既に人間ですらないような、そんな夫婦も存在します。
年老いても、互いの顔を見た時に笑顔が浮かぶような、そんなご夫婦は、
きっと奇跡のような存在なのでしょう。
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本作は、遠子先輩が卒業した後の世界が中心となっています。文学部には、心葉に恋した新入生、菜乃が入部し、物語が進みます。
今回の物語で、心葉の成長っぷりと若干の頼りなさが垣間見えます。また、それ以上にもまして頼りない(かわいらしい?)菜乃が、最後に心葉のフォローをする点にはニヤリとさせられました。
次巻以降、心葉やななせ、菜乃の心情がどのように移り変わるのか楽しみです。
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帰省中、面白さに一気に読破。
それより何より「恋する挿話集1」より先に読んでしまいましたが(殴)
文学少女シリーズ、新シリーズです。
外伝とも言えるのでしょうが、この作品の主役は井上心葉かもしれない、
そんな気もした新しい物語。
今回の語り手は新キャラの「日坂菜乃」ちゃん。
彼女の目を通して、「心葉先輩」になった心葉君、彼をめぐる人々、
そして今回のキーキャラクター(あえてゲストキャラとは書くまい)が
語られます。
菜乃ちゃんは本編でのななせちゃんに近い立ち位置かもしれないです。
(誰もが「遠子先輩」と重ねそうな中、異質かもしれないですが)
本編では泥にまみれたキャラクターが多かった中、
ななせちゃんのピュアさが眩しかったですが、
今回は恋の酸いも甘いも知り尽くしてしまった彼女に変わり、
ピュアな菜乃ちゃんが「孵化」していくさまが描かれるようですね。
そして今回のモチーフ、「曽根崎心中」にまつわる物語が繰り広げられますが、
死に急ぐ輩を「生」に繋ぎとめるさまは本編第1作
「死にたがりの道化」を思い出します。
ここでやはり簡単に変わることはできなかった、でも変われなかった故に
大切な人を手に入れた「彼女」のように、
今回の「彼女」も後に大きく関わるのかもしれないですねぇ。
最後の部分で誰かさんが怖いことを言ってますが、
この子はここでの怖い言い分聞くにつけ何だかんだでいい子に
思えるので、面白い形で菜乃ちゃんの今後に絡むといいかも。
しかしながら菜乃ちゃんかわええーーー!
★10個にしたい勢いじゃい。
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こんなに後悔して哀しんでいる人を見るのは、はじめてだった。
声を聞いているだけで、胸がちぎれそうになる。
「近松が、死を美しく純粋なものだと考えていたなら、
心中の場面があんなに痛くて苦しそうなはずはない!」
『不思議だな。この貝があれば、あと一年生きられるような気がする。
生きたいなんて思ったこと、一度もなかったのに』
『じゃあ、来年の誕生日にも、貝をあげるわ。その次の誕生日も、また次の誕生日も』
『そうしたらぼくは死ねなくなるよ』
-----この貝殻の分だけ、生きてください。
-----幸せになってください。
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新たな文芸部員となった新入生の日坂菜乃は井上心葉に恋をした。遠子がいないので終盤のシリアスなシーンがひたすら重かった…。三年生になって部長になった心葉の周りにはいつもどおりの人たちがいつもどおりにいてなんだか嬉しくなったv
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心葉が3年生になり、新たに文芸部に入部した一年生は、心葉に一目ぼれ(?)した菜乃だった。
文学少女になろうと頑張る菜乃がかわいかった。
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部長となった心葉。心葉に恋する新入部員・菜乃。
6年後が分かっているので、先は見えているが、菜乃の成長が楽しみ。
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遠子先輩がいなくなった、その後の心葉。
強くなろうとする心葉だけど、結局、後輩に振り回され気味。
曾根先心中にそって進む推理モノ?