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定年前後にアルコール依存、出会い系依存、ギャンブル依存となってしまった
事例を述べている。
「飲む、打つ、買う」とは、本当によく言ったものですよね。
アル中、なんて簡単に言うけれど、メカニズムも苦しさも
まったく分かってなかったんだなあと深く反省。
仕事だけ、趣味だけ、というバランスの悪い生き方の弊害や、
ずっと自分の人生を振り返らない、内省のない生き方への警告、
わかりやすく、でも心にずしんと響く本でした。
仕事中毒にならざるをえない社会への批判、その中に組み込まれた
定年という制度の残酷さ・・・。
これは絶対、仕事をしている人は一度は読んだほうがいいと思う。
定年前後の中高年に限った話ではない。
身につまされる本。
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必要なのは「健全な自尊心」と「孤独を楽しむ」。最近、定年前後の人々に振り回される事が多くて困っているのだが、サラリーマン人生しか送ってこなかった人にとって、この2つをしっかりと身に着けるは並大抵の事ではないような気もする。先日読んだ「定年後も働け(死ぬまで働け)」よりはマトモな内容であり、医師によってこれほど見解が違う事に驚く。
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依存症の専門家である著者によると、定年退職後、「アルコール依存症」 「出会い系依存症」 (いい年をして出会い系サイトにはまり金を注ぎ込む) 「ギャンブル依存症」 に陥る人が急増しているという。
そういう人々は、そもそも働いているときから、「仕事依存症」 にかかっていることが疑われるという。
定年によって依存対象が失われたため、その代替物として、酒やネットやパチンコにはまり込む。
仕事に依存している場合は、モーレツ社員、仕事熱心、会社への忠誠を褒め称えられ、昇進も早くなることが多いから、会社と会社人間とってはいいこととずくめだが、酒やオンナやギャンブルにのめりこんだら破滅の一途をたどるだけだ。
この本で指摘されている 「仕事依存症」 の症状にずいぶんあてはまる気がする。定年後は要注意だ。
だけど忙しいので、そんなこと考えるよりまずは仕事仕事。
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定年制依存症-「定年退職」で崩れる人々。岩崎正人先生の著書。日本人、特に日本の中高年男性は仕事人間、無趣味人間が多い。定年でせっかく得た自由時間を持て余して身を持ち崩してしまうなんて悲劇。仕事とは別の趣味や生き甲斐、人間関係を持っておくことが何より大切。