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インディゴシリーズの作者のヨコハマを舞台とした短編連作。
やはりそういったスタイリッシュでクールな...みたいな表現を
されそうな文体と内容の作品なんですね。
自分が作品に登場するような若者との接点が全くないので
どうも、内容も含めて薄っぺらく、嘘臭く感じてしまうんですよねー。
人物の会話に不自然さがついて廻るのでどうにも読み難い。
いわゆる各ストーリーの主人公がリレー形式で繋がっていき、
ひとつの事件が浮かび上がってくるスタイルは面白いス。
ドラマでいうスピンオフから始まって、それが最後に纏まってきて
本編...みたいな印象ですね。
あ、そういう意味ではドラマ化とか狙ってる様な感じもするな(笑)。
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2010年1冊目!
『インディゴの夜』ドラマ化ということで加藤実秋作品にしました。
加藤さんの作品かなり久しぶりです。
雰囲気は『インディゴ』に似ている感じでした。
『インディゴ』はIWGPに似てるとよく言われてますが…個人的にはこの作品の方がIWGPに似てるかな?
IWGPよりは全然軽い感じです。
舞台は横浜駅西口繁華街のビブレ前広場。
広場に集まる人達の短編集です。
*女王様、どうよ?
ティッシュ配り
*OTL
屋台のハンバーガー屋
*ブリンカー
見習い美容師
*一名様、二時間六百円
カラオケ店員
*走れ空気椅子
若手の漫才師
*ヨコハマフィスト
うーん…オカルトオタクと営業(配達?)
どの作品も短編集じゃもったいないくらい個性的でした。
全作品続きが気になります。
「走れ空気椅子」のネタが面白かったです!
キャラもの大好きなんで…。
シナモン出てきてに嬉しかったです。
もう少しパンチがあったら加藤作品は完璧なんだけどな…ということで★4つ。
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街頭ティッシュ配り、カラオケボックスの店員、見習い美容師、屋台のサンドイッチ屋にお笑い芸人の卵…横浜駅西口繁華街・ビブレ前広場には、さまざまな人が行き交い、出会う。ささいなトラブルは起きても、刺激的で熱気に溢れた空間として愛されている。近頃、“住人”たちが夢中なのは「パニッシャー」と呼ばれるプチ・テロリストの噂。さらに、広場での日常の根本を揺るがす大問題が勃発した…。自分たちの居場所を守るため、若者たちが立ち上がる。とびきりクールでちょっぴりトホホな若者たちが突っ走る…いまが“旬”の青春群像ミステリー(「BOOK」データベースより)
ティッシュ配りの達人・チハルが解き明かす結婚詐欺・・・「女王様、どうよ?」
移動販売でハワイアンバーガーを売る隼人、消えたパートナーとレシピの謎・・・「OTL」
カットモデルを探すユカリの前に現れたのは、真悠子という上品そうな女性で・・・「ブリンカー」
毎週必ず一人でカラオケ店に来る女子高生・亜依、彼女がどうも気になる店員・航平は・・・「一名様、二時間六百円」
イマイチ売れない女芸人コンビのミチルと朝子、彼女たちが手にしたチャンスとは・・・「走れ空気椅子」
コピー用紙を配達しに来て、パニッシャーの犯行現場を発見してしまった光治は・・・「ヨコハマフィスト」
初、加藤さん作品。
ひとつ前の作品の脇役が、次の作品の主役になってるのね。
こういうちょこっとリンクは好みです。
ただチハルみたいにひがんでいるわけではないのですが、横浜周辺に詳しい人でないと、この雰囲気は伝わらないんじゃないかなぁと思いました。
「横浜ってこんな感じなんだ、ふーん」で終わっちゃう感じ。
のめり込むほどではなかったかな。
あー、でも今っぽいさばさば感が好みって方にはちょうどいいのかも。
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池袋ウエストゲートパークの横浜バージョン?を連想する本。インディゴシリーズが個性的だけに、ちょっと残念。
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横浜のちょっとした繁華街を舞台の話です。
雑誌で連載されていたようですが、そのせいか一つ一つの話は独立している中、パニッシャーと呼ばれる愉快犯を一つの軸として進んでいきます。脇役が次の主役、みたいな感じになります。
最後はそのパニッシャーを中心とした話に向かっていくのですが、そこで今までの登場人物たちも集合。
それぞれの話が凄く面白いかというとそうでもなかったのですが、さらーっと読んでいくと不思議とこれはこれで面白かったかもと思わせられました。
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横浜ビブレ前を舞台にした日常ミステリ。
IWGPや4TEENの頃の石田衣良みたいに、その時の若者のはやりを取り上げて日常ミステリにしたてあげるのが上手な人だな、と思う。
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ヨコハマってそんなにかっこいいところって気もしないけど。。住んでいる人にとったら普通だよねいま 日本全国 金太郎飴だから。
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横浜の若者達を主人公にした短編集。それぞれがリンクしてたのが面白かった。
雰囲気としてはほかの人も上げているように池袋ウエストサイドゲートパークのよう。カラオケ店のバイト君が主人公の話が好きだった。
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横浜駅前ビブレ近郊に生息(笑)する若者達を描いた短編集(全6編)
以前に読んだ角田光代さんの小説と構成が似ていて。
1話1話完結するんだけど、一つ前の物語に脇役として登場した人が、実は次の物語のキーマンになっている、という構成で。
横浜の街中は、案外良くしっている(地元じゃないけど)ので、なんかちょっと判る!という気持と。
でも、自分の日常ではない景色の中での出来事で。
作り物のようで居て、実際にありそうな感じが読んでいて面白かった♪
都会と田舎のちょうど境目のような、不思議な街横浜をよく捉えていて面白い作品でした。
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☆3.6
横浜駅西口広場に集う若者たちの話をオムニバス形式で描いた作品。『インディゴの夜』の作者だったんだね。
途中、「ん?この2人は同一人物それともヲタクっぽいファッションが似てるだけで違う人?」っていうところがあった。でも名前が違かったし、やっぱり別人か、まぎらわしい。
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(収録作品)女王様、どうよ?/OTL/ブリンカー/一名様、二時間六百円/走れ空気椅子/ヨコハマフィスト
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西口のビブレ広場って言っても横浜の人しか解からないだろうが、そこにいる様々な若者がとある事件に徐々に巻き込まれていく話。ビブレを中心とする五番街のあたりは本当に若者が多く、なかなか活気がある。最近はビブレにはソフマップくらいしか行かないけど、場違いな所に来てしまったと感じるくらい、少し肩身が狭い思いで若者のエネルギーに圧倒されることがある。あの雰囲気はなかなか他では味わえない。